【黒影】ディスプレイが驚くほど見やすくなるスマホ保護フィルム vol.209

ある日、愛用のiPhoneに目をやると、ぶつけた覚えもないのに、無情にも上から下まで綺麗にヒビが……。

ある日、愛用のiPhoneに目をやると、ぶつけた覚えもないのに、無情にも上から下まで綺麗にヒビが……。

保護フィルムにヒビが入ってしまったiPhone

スマホの画面保護フィルム、皆さんは使っていますか?  私はもう何年も、必ず保護フィルムを貼るようにしているので、幸いにも画面自体を割ってしまった経験はほとんどありません。それはひとえに、頼れる保護フィルムのおかげ、なんですよね。

ここ数年は、Amazonで手軽に購入できる同じメーカーのガラスフィルムを愛用していました。貼り付け用のフレームや、最近登場した一瞬で位置が決まるボックスのおかげで、貼り付け作業が本当に簡単。しかも、何度か落としたりぶつけたりしてガラスフィルムにヒビが入ってしまっても、本体の画面はいつも無事。たとえフィルムが割れてしまっても、すぐに新しいものに張り替えればOK。

だから今回も、「またいつものガラスフィルムに張り替えるか」と当然のように考えていました。でも、その時ふと思い出したのが、先日もうひとつの愛用スマートフォン、Xiaomi 15に貼ってみたPDA工房の「黒影」という保護フィルムのことでした。あの時、画面が見違えるように見やすくなった感動が忘れられず、せっかくならiPhoneも黒影にしてしまおう!と思ったのです。

光沢なのに反射を防ぐ画面保護フィルム「黒影」

PDA工房の「黒影」フィルム。どんな製品かというと、反射防止効果に特化した保護フィルムです。光の映り込みを限りなく抑えてくれるので、どんな環境でも画面が見やすい。反射防止効果を謳ったフィルムは、光沢のないマットな"ノングレア"タイプが多いのですが、これは光沢のあるタイプながら、AR(反射防止)コーティングによって映り込みを抑えてくれるのも特徴。

PDA工房 黒影 AR低反射保護フィルム iPhone

とはいえ「反射を抑えつつ、光沢もある保護フィルムとはどういうこと?」と半信半疑だったのですが、Xiaomi 15に貼ってみた時、その画面の見やすさに感動。特に、日差しの強い外でスマホを使う時に、その効果を実感。ガラスフィルムのような厚みはなく、ディスプレイにぴったり吸い付くような薄さも良い感じなのです。また、PDA工房は保護フィルムの老舗日本メーカーで、フィルムも国内製造。品質へのこだわりや、サポート体制の手厚さなど、日本製ならではの安心感があるのも嬉しい。

「PDA工房 黒影 AR低反射保護フィルム」と従来のガラスフィルムを比べた様子 iPhone
左が黒影、右は従来のガラスフィルム。同じ写真を表示していますが、見え方が全然違います。

実際に使って感じた、画面の見え方や操作性

さて、手元に届いたiPhone用の「黒影」フィルム。早速、貼り付けてみました。PDA工房さんのフィルムは種類が多いのも特徴で、おそらく、この世の中に存在するスマートフォン全てに対応した製品が販売されているはず(ない場合は作ってもらうこともできるみたいです)。それぞれの機種専用にカットされているので、位置さえしっかり合わせれば、仕上がりはとても美しいです。

PDA工房 「黒影」フィルム 本体
フィルム自体に“黒影”感はなし

貼り終えて、感動したのが、やはり画面の見え方です。改めて、光の反射が少ない。室内の照明はもちろん、窓からの自然光が画面に映り込みにくくなり、どこにいても画面の内容がクリアに見えるようになりました。これは読書をする時や、写真を見返す時に特に快適です。色の鮮やかさも損なわれず、黒が締まり、写真などはもちろん文字も引き締まって見えるので、本来のディスプレイの美しさをより感じられます。

操作感も良好。光沢タイプなので、指滑りもフィルムを貼らない状態とほぼ変わらずスムーズ。もちろん指紋認証も問題なく使えます。また、ガラス製ではないので、キズが付きやすかったりするのかな、と思っていたのですが、Xiaomi 15で1ヶ月ほど使ってみていても、今のところほぼついていません。むしろガラスフィルムよりもキズが付きにくい印象です。割れる心配もないですしね。

一方で、気になったのは、貼り付けの難易度の高さと、指紋のつきやすさ。近年メジャーになっているガラスフィルムと違って、以前からある柔らかく薄いTPU素材なので、貼るのが少し難しい。貼り付け用のフレームなども付いていません。一度位置を決めれば、自然に張り付いていく自己吸着タイプなので、気泡も入りにくいようですが、それでも難易度高し。貼り付けに失敗した場合も一度だけ無償交換していただけたり、「自分で貼り付けるのは無理」という方には無料の貼り付けサービスも行っているようです。

指紋のつきやすさについては、フィルムを貼らない状態でも指紋はつくので、ある程度は仕方ないのかな、と。一方、拭き取り用のクロスが付属しているので、それで拭くと気持ち良いくらい綺麗になります。指紋は多少つきやすいですが、防汚コートのおかげで、付属のクロスで拭けば驚くほどきれいに。定期的にさっとひと拭きするだけで、清潔な状態を保てます。

画面の保護と見やすさ向上を同時に叶える

カフェの窓際席でメールをチェックする時、電車の移動中にふとスケジュールを確認する時。これまでは光の反射で見えにくかったり、自分の顔が映り込んでしまったりと、小さなストレスがありました。でも、黒影にしてからは、どんな状況でも画面が見やすいので、そういったプチストレスからも解放! 画面割れを防げる安心感ももちろん大切ですが、保護フィルムを貼ることによって「画面がよりよく見えるようになる」視点はなかったので、良い発見でした。

PDA工房 黒影フィルムでiPhoneで写真をチェックしているところ

特に仕事柄、見る機会の多い写真に関しては、黒影フィルムのおかげで反射に邪魔されず、色みやディテールをしっかり確認できるのもありがたい。写真やテキストの見え方に少しでもこだわりたい方にとっては、意外なほど大きな変化をもたらしてくれるかも。気になったら、ぜひ一度試してみて。

PDA工房の保護フィルムには「黒影」のほかにも、曲面対応タイプや覗き見防止タイプなど、用途に合わせて選べるバリエーションが豊富。きっと、あなたにぴったりの一枚が見つかるはずです。

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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