2024年の「マイ・ベスト」デジタルアイテム vol.203

今年も残すところあとわずか。今回は、毎年恒例、2024年のマイ・ベスト デジタルアイテムをピックアップしてみました。2024年も日常をより快適に、楽しくしてくれるお気に入りたちに出合えました。

今年も残すところあとわずか。今回は、毎年恒例、2024年のマイ・ベスト デジタルアイテムをピックアップしてみました。2024年も日常をより快適に、楽しくしてくれるお気に入りたちに出合えました。

市川渚 マイベスト・デジタルアイテム2024の集合写真

軽くて持ち歩きにも便利な「BOOX Palma」

まずはVol.191で取り上げた電子ペーパーデバイス「BOOX Palma」。主に電子書籍専用端末として愛用していますが、その軽さと持ち運びやすさが最大の魅力。

電子書籍リーダーとして使っている「BOOX Palma」
電子書籍リーダーとして使っている「BOOX Palma」

一度液晶に黄ばみが出たため修理を依頼しましたが、その後は快適に使えています。「Kindle」などと比べるとやや高価ですが、コンパクトで洗練されたデザインが手にしたときの満足感を高めてくれます。

鍵のうっかりをなくす、防犯対策に「SESAME」シリーズ

次にご紹介するのは、スマートロックの「SESAME」シリーズ。この連載でも昨年ご紹介しましたが、今年は新しく借りた仕事場にオートロックがないこともあり、色々不安だったので、「SESAME 5」と「Hub 3」、「リモート」、「リモート nano」、さらには「オープンセンサー」まで一式を導入しました。

ドアの上下の鍵それぞれに「SESAME 5」を設置
上下の鍵それぞれに設置した「SESAME 5」

これにより、2つの鍵の開け閉めがボタン一つで完了し、施錠確認の手間もアプリで簡単に対応可能。「鍵をかけ忘れた?」という不安がなくなり、安心感が増しました。物騒な話題が多い昨今、防犯対策としても一押しです。しかも、これ全部揃えても1.5万円ほどで済んでしまうという、コスパの良さも魅力です。

キーケースと一緒に持ち歩いている「リモートnano」
キーケースと一緒に持ち歩いている「リモートnano」

手のひらサイズの小さなライカ「D-LUX 8」

今年の秋に発売されたライカのコンパクトデジタルカメラ「D-LUX 8」。仕事を通じて発売前から使用していましたが、その後も愛用中。

ライカのコンデジ「D-LUX8」
ライカのコンデジ「D-LUX8」。普段はドリスの巾着ポーチに入れて持ち歩いています

広角24mmから望遠75mmまでをカバーするズームレンズで、これを持っておけばとりあえず何でも撮れちゃう。また、コンパクトなカメラはファインダーがない場合が多いのですが、このD-LUX 8はしっかり覗けるファインダーがついているのもお気に入りポイントのひとつ。“カメラで撮ってる”体験をしっかり味わせてくれる、小さな相棒です。付属の小さなストロボをつけて撮るのも楽しいです。

快適すぎるオープンイヤーイヤホン「AirPods 4」

AirPodsシリーズは“耳からうどん”などと言われていた初代から、Proシリーズ、Pro Maxまで、ひと通り使ってきましたが、今秋登場したノイズキャンセル機能付きの「AirPods 4」が私の中で新たな定番となりました。

ノイズキャンセル機能つき「AirPods 4」
ノイズキャンセル機能つき「AirPods 4」

耳穴を塞がないオープンイヤー型の軽い装着感とノイズキャンセル機能の両立が心地よく、家事や作業をしながらポッドキャストやニュースを聴くのにぴったり。音質とノイキャン性能はProシリーズほどではありませんが、「ながら聴き」に特化した使い勝手の良さが光ります。ただし、髪の毛が引っかかると外れやすいのが玉に瑕。

インテリアとしても◎「Native Union」のラップトップスタンド

最後にご紹介するのは「Native Union」というガジェットアクセサリーブランドのラップトップスタンドです。

「Native Union」のラップトップスタンド
「Native Union」のラップトップスタンド

ブラックフライデーセールで購入し、私はもっぱらiPadスタンドとして活用中。角度が絶妙で、iPad ProをMacのサブディスプレイとして使うときにも便利です。マットな加工が施された質感は上品で、調整可能な高さと安定感のある作りが魅力。インテリアとしても映えるデザイン性もポイントで、デスク周りをスタイリッシュに演出してくれます。

日々の暮らしを支え、少しずつ豊かにしてくれるデジタルアイテムたち。今年も多くの発見があり、さまざまな製品が日常に新たな視点や快適さをもたらしてくれました。来年もまた、新しい発見やアイテムとの出合いを楽しみにしつつ、日々をアップデートしていきたいと思います。皆さんの今年のマイベストは何でしたか?

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

記事一覧を見る