最新技術を搭載したインスタントフィルムカメラ【Polaroid I-2】でクリエイティブな楽しみを! vol.197

私の学生時代、インスタントカメラといえば「チェキ」と「ポラロイド」でした。ヘアモデルをした際、美容師さんが記録用としてインスタントカメラを使っていたことを思い出します……! その中でも、こだわり派の人が使っていたのがポラロイドだった記憶。ポラロイドはスクエアフレームと独特なスタイル、そしてカメラ正面から「ジジーッ」「ぺろっ」と写真が出てくる感じが、これまた良いんですよね(伝わりづらくてすみません)。

私の学生時代、インスタントカメラといえば「チェキ」と「ポラロイド」でした。ヘアモデルをした際、美容師さんが記録用としてインスタントカメラを使っていたことを思い出します……! その中でも、こだわり派の人が使っていたのがポラロイドだった記憶。ポラロイドはスクエアフレームと独特なスタイル、そしてカメラ正面から「ジジーッ」「ぺろっ」と写真が出てくる感じが、これまた良いんですよね(伝わりづらくてすみません)。

テクノロジーとアナログが融合した最新ポラロイド「Polaroid I-2」

そんな懐かしい記憶を掘り起こしてくれるポラロイドが、さらに進化して登場しました。フラッグシップモデルである「Polaroid I-2」は、その伝統を受け継ぎつつ、現代の技術を融合させた最新のインスタントカメラです。

Polaroid I-2
Polaroid I-2

かつて、ポラロイド社はインスタントカメラの代名詞として知られていましたが、2008年にあえなく経営破綻。しかし、その後、アナログ写真に熱意を持つ写真愛好家たちが復活に尽力しました。ポラロイドフィルムの製造が終了した後、「The Impossible Project」が立ち上がり、旧ポラロイド工場を引き継いで新たなフィルムの製造を開始。2020年にはポラロイドブランドが復活し、今年、満を持して登場したのがこのPolaroid I-2なのです。

Polaroid I-2 カメラ正面から写真が出てくるのがポラロイドスタイル
カメラ正面から写真が出てくるのがポラロイドスタイル

Polaroid I-2は、アナログなインスタントカメラに最新の技術を融合。日本のカメラメーカーで活躍していたエンジニアが設計したという光学系や、iPhoneなどにも搭載されているLiDARセンサー、3つのレンズを用いたオートフォーカス機能を搭載しており、シャープでクリアな写真を手軽に撮影できます。自動、絞り優先、シャッター優先、マニュアル露出、多重露光、セルフタイマーの6つの撮影モードを搭載していて、撮りたいイメージやシーンに合わせて自由に設定できるのも楽しいです。

Polaroid I-2  ファインダー内の表示と液晶で設定を確認できます
ファインダー内の表示と液晶で設定を確認できます

フィルム選びで個性を表現

フィルムは対応機種の違い、ISOの違い、フレームの柄や色の違いでさまざまな種類が販売されており、今回はカラーフィルムの「Color i-Type Film」と、新しく発売された「B&W 600 Film - Monochrome Frames」を試してみました。

ポラロイドのカラーフィルム「Color i-Type Film」と、新しく発売された「B&W 600 Film - Monochrome Frames」
ポラロイドのカラーフィルム「Color i-Type Film」と白黒フィルム「B&W 600 Film - Monochrome Frames」の現像写真

現像には少し時間がかかります。撮影後、数分で徐々に像が現れ始め、十数分ほどではっきりと確認できるようになります。さらに1〜2日置くことで、色が完全に定着し、写真が完成。Color i-Type Filmはポラロイドらしいノスタルジックな写りに、新しいB&W 600 Film - Monochrome Framesは薬液が見直されているため、像が現れるのが早く、シャープで端正な印象の写真に仕上がります。

Color i-Type Filmで撮影したポラロイド写真。左と右は多重露光で撮ってみたもの
Color i-Type Filmで撮影した写真。左と右は多重露光で撮ってみたものです
B&W 600 Film - Monochrome Framesで撮影したポラロイド写真。フレームのカラーはランダム
B&W 600 Film - Monochrome Framesで撮影した写真。フレームのカラーはランダムです

私はこの新しいB&W 600 Filmがとても気に入りました。深みのある描写がポートレートにもぴったり。イベントのスナップなどで使ってもおもしろそうです。

B&W 600 Film - Monochrome Framesで撮影されたポラロイド写真
先日、プレス向けの発表会で拝見した作例。全てB&W 600 Film - Monochrome Framesで撮影されたもの

撮ったポラロイド写真の楽しみ方

Polaroid I-2は、デジタル時代に対応したインスタントカメラとして、スマートフォンとの連携機能も充実しています。Bluetoothでスマホと接続し、専用のアプリを使えば、カメラの設定を調整したり、写真を簡単にスキャンしてデータ化することも可能です。

Polaroidアプリで写真を手軽にスキャン
Polaroidアプリで写真を手軽にスキャン
Polaroidアプリでスキャンした写真
アプリでスキャンした写真

このアプリでスキャンするのも良いのですが、私はポラロイドの写真そのものを撮るという、少しアナログ寄りの楽しみ方をおすすめしたいです。ポラロイド特有の質感や、「モノ」としての存在感が際立ちますし、背景とのマッチングを考えて撮影することで、思いがけない面白さが生まれることもあります。壁に貼ったり、手で持ったりしても良い感じ。

ポラロイドの写真そのものを撮影

気になるのはフィルムコスト、今ならお得に購入する方法も

一方で、気になるのはやはりフィルムのコスト。8枚撮りで3,490円〜と、シャッターを押す指に少し緊張が走ります(笑)。Polaroid I-2は、現在クラウドファンディングサイトの「GREEN FUNDING」で8月31日まで支援購入を実施中。今ならフィルムとセットでお得に購入できるので、気になった方はぜひチェックしてみて。