ますます便利&快適になったスマートロック「SESAME 5」 vol.182

少し前にスマートロック製品SESAMEシリーズの最新版「SESAME 5」が発売されて、我が家も以前設置してからずっと使っているSESAME 3からSESAME 5にアップデートしてみました。見た目はほぼ変わらないのですが、少しスリムになったのと、カラバリがブラックの他にホワイト、シルバーが選べるようになったみたい。

SESAME 5

設置できる鍵の種類が増えたり、反応スピードの改善などもされているようなのですが、特に便利に感じているのはSESAME 5と同時に導入した「SESAME タッチ」。これは指紋認証や持ち歩いているSuicaなどのICカードを使って解錠することができるもの。ドアの外側に貼り付けて使用します。

SESAME 5での指紋認証

解錠に使う指紋やICカードは複数登録できます。私はSuicaをApple Watchで使っているので、指紋と併せて、Apple WatchのSuicaも登録してあります。宅配ボックスに届いていたあれこれを回収し、両手いっぱいの荷物を抱えて帰ってきた時も、左腕のApple Watchをピッとかざすだけで鍵が開けられるのがとても素晴らしい。ちなみに、反応スピードは指紋よりもICカード/Apple Watchの方が早いです。

また、指紋が登録されていない指でタッチすると、鍵が閉まっていれば何も起きず、もし鍵が開いていれば施錠されるのですが、これが地味に便利。外出するとき、わざわざ鍵を挿して施錠しなくても、指紋登録していない指でタッチすれば施錠できるので、外出時に鍵を手にする必要がなくなりました。元々はセキュリティのために実装された機能かとは思いますが、わかってるな〜という感じ。

もちろん、一定の時間が経てばセサミ自体のオートロック機能が作動して施錠するはずですが、人間だもの、鍵を閉まったのを確認できないとなんだか安心できないというか(笑)。そして、我が家はオートロックなのでいずれにしろオートロックを解錠するために結局は鍵を持ち歩かねばならないのですがね。

別売りのWi-Fiモジュールも導入しておけば、遠隔で鍵の開け閉めができるので、万が一閉め忘れがあったとしても問題なし。外出後に「鍵閉めたっけ!?」と家族で確認し合うことってよくある気がするのですが、そんな時もアプリから確認できるので安心感が違います。わざわざ家に戻る必要もなし。

Sesame Touch

また、鍵の開け閉めの履歴は全てアプリから確認できるので、あやしい動きがあった時(あるのか!?)もログが確認できるのでこれまた安心です。

専用スマホアプリで施錠/解錠履歴を確認できる

さらに、SESAME 5の価格は3,980円と、スマートロックを試してみたいと考えている方にも手を出しやすい設定になっており、これも嬉しい点のひとつ。もちろん月額の課金も必要なく使えます。Wi-FiモジュールとSESAMEタッチを併せて導入しても8,000円程度。お手頃価格なだけでなく、サポートやユーザーとのコミュニケーションも活発で、設置する場所の鍵のかたちに合わなければアダプターを作っていただけたりもするそう。

SESAME 5の設置イメージ
我が家はこんな感じで取り付けてます

セサミの開発・販売を手がけるCANDY HOUSEは、SNSでの機能改善アンケートの頻繁な実施や問い合わせへの迅速かつ丁寧な対応などといった、ユーザーと真摯に向き合うな姿勢を通して、メーカー自体に好感が持てる点もSESAMEを選んでいる理由のひとつでもあります。代表のJerming Gu自らがプレゼンテーションをする新製品発表会もユニークで、くすっと笑える要素が散りばめられていて大好き。SESAMEは彼が2014年、アメリカのスタンフォード大在学中に同級生と一緒に開発をはじめた製品なのだそうです。

一方、スマートロックって、電池が切れたとか位置がずれたりとかして開かなくなる、なんてトラブルもちょこちょこ見かけますが、オートロックマンションの場合、オートロックを解錠するのに結局鍵を持ち運ぶ必要がありますし、100%をスマートロックに頼るというよりも、プラスアルファの利便性を享受するくらいの感覚でいると気楽だし、安心かなあなどと思っています。

なお、今回ご紹介したSESAME 5の他に暗証番号でもロック解除ができる「SESAME タッチ Pro」やより静粛性と耐久性が高く店舗やオフィス向けの「SESAME 5 Pro」もあるので、設置場所や利用シーンに合わせて選べます。

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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