【DJI OSMO POCKET 3】を行楽シーズンのお供にいかが? vol.186

以前愛用していた動画向けのハンディなカメラ「DJI OSMO POCKET」シリーズ。芸能人やセレブの動画コンテンツなどでもよく見かけていたこのカメラ、最近音沙汰がなく、もうアップデートはないのかな……と残念に思っていたのですが、このたび3年ぶりにアップデートされた最新版「DJI OSMO POCKET 3」が登場しました。待ってました!

「DJI OSMO POCKET 3」のパッケージ

実は当初「POCKETという名の通りポケットに入るサイズなのが良かったのに、だいぶ大きくなってしまったのでは……」と購入を躊躇したのですが、海外渡航を予定していたタイミングだったので、発売日に家電量販店に走り、箱のまま飛行機に乗せて連れて来ました。発売から約1週間と少し経ちましたが、毎日旅先で活用しています。まずは、購入してよかったと満足しています。

スマホでも十分に綺麗な動画が撮れる時代に何がこの製品の強みになるのかといえば、やっぱりこの形とサイズ。前のモデルより一回り大きくなったとはいえ、服のポケットにも簡単に入ってしまうサイズ感。高さはiPhone 15 Proとちょうど同じくらい。握りやすい形状なので、ツルッと滑って落ちてしまいそうな感じもせず安定感もあり、このあたりはさすが専用機。

DJI OSMO POCKET 3とiPhone 15 Proの大きさを比較
ケースに入れた状態のDJI OSMO POCKET 3

スクリーン部分がスイッチで、これを回すとオンになる仕組みになっているギミックも面白いし、直感的で使いやすいです。

OSMO POCKET 3のスクリーン部分を回してスイッチを入れる様子

撮りたいと思ったときにサッとポケットから取り出して、すぐに撮影ができるのが気持ちが良くて、とにかくストレスフリー。私は旅先などに色々と撮影機材を持っていきがちで、撮影がしたいのか旅をしたいのかわからなくなることもよくあるのですが(笑)、OSMO POCKET 3はシリーズを通して、旅やお出かけなど本来の楽しみを犠牲にせずに撮りたいものをちゃんと撮れちゃう、その気軽さが素晴らしい。軽いので少し不安定ではありますが、本体が自立するのも何かと便利です。

自立させることもできるDJI OSMO POCKET 3

画質も大幅に改善され、このサイズのカメラでこれほどまでに撮影できるとは、とびっくりするほど。ジンバルがついているので、歩きながらの撮影でも手ブレなし。ぬるぬるの動画が撮れちゃいます。また自撮りをしたいときも、カメラがクルッと180度回転してくれるので、ちゃんと映っているのかをスクリーンで確認しながら撮影できますし、顔を自動でトラッキングしてくれる機能もついているので、とにかく何を撮るにも余計なことを考えず、簡単綺麗に撮れるのが嬉しい。

歩きながらOSMO POCKET 3で撮影する様子

アクセサリーとして標準で付属しているハンドルをつければ三脚にもつけることができるし、豊富なアクセサリーが付属する「クリエイターコンボ」を選べば、高品質なワイヤレスマイクやバッテリー内蔵ハンドルなどを使って、よりいろんなシーンで活用ができます。もちろん縦位置での撮影にも対応しており、ライブ配信でも活用できます。SNSなどのお仕事で動画を扱う機会が多い方にもおすすめです。

唯一の弱みは、ズームが2倍までというところでしょうか。動画を気軽に撮りたいけどズームを多用したいという場合はiPhone 15 Pro Maxなどのスマホを活用するのがベターかも。

OSMO POCKET 3での撮影シーン

秋の行楽シーズン。旅の記録を動画できれいに残しておきたい、そんなあなたに超おすすめの一台です。

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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