ホテルニューグランドに初代総料理長の名を冠したホテルショップ「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」が誕生
日本を代表するクラシックホテルのひとつ、横浜のホテルニューグランドが、新たなホテルショップ、S.Weil by HOTEL NEW GRANDを、本館裏手の建物1階にオープンさせた。コーヒーが香るロールケーキやブリオッシュ、オリジナルブレンドのコーヒー豆のほか、ホテルブランドの冷凍食品や焼き菓子などが幅広く揃うショップの誕生だ。
横浜・山下公園前のホテルニューグランドが、去る2024年4月29日(月・祝)、ホテル至近の建物1階に新たなホテルショップ、S.Weil by HOTEL NEW GRANDをオープンさせた。新たなブランド商品に加えて、ホテルニューグランドブランドで販売している多彩な商品を購入できる、ギフト選びにも普段使いにも便利なショップの登場だ。
S.Weil by HOTEL NEW GRANDの“S.Weil”とは、ホテルの初代総料理長で、日本の西洋料理に自由と革新をもたらしたサリー・ワイルのこと。1897年にスイスに生まれ、オランダ、フランス、スイスなどのレストランで修業した後、1927年に初来日したワイルは、当時の日本におけるフランス料理レストランの堅苦しいスタイルを崩し、ア・ラ・カルトを日本で初めて導入したほか、ドリアやナポリタン、プリン・ア・ラ・モードといったオリジナルの料理を次々と開発した、日本の料理界にとっては特別な存在。このワイルのもとでベーカリーシェフを務めた大谷長吉が1951年に開業したのが、フランス菓子専門店、エスワイルだった。今回の店名は、この名店から受け継いだものとなる。
今回オープンしたS.Weil by HOTEL NEW GRANDでは、ワイルの功績と技を受け継ぎつつ、“やわらかな正統派”として今の時代に寄り添う食とライフスタイルを提案していくそう。看板商品はエスワイルのシグネチャー、「ルーローモカ」のレシピを受け継いだ「モカルーロ」。生地とバタークリームにオリジナルコーヒーを使用し、ふんわりとした生地と香り立つクリームが魅力のこの「モカルーロ」は、バタークリームにほんのり塩味が感じられるのもたまらない。巻きも美しい。
他にもS.Weil by HOTEL NEW GRANDブランドとしては、横浜産卵と北海道産バターをたっぷり使った生地に種子島産きび糖と岩塩を加えた、ふんわりと香り高いブリオッシュ各種や、「S.Weil サブレ」をはじめとした焼き菓子、「サリー・ワイルが日本の素材でフレーバーティーを作ったら」というコンセプトでブレンドしたオリジナルの「フレーバーティー」「フレーバーグリーンティー」が。こちらのティーもテイクアウト用でも提供している。焼き菓子やフレーバーティーはギフトにも最適だ。
サリー・ワイルの横顔をシンボルマークに描いた印象的なホテルのロゴを手がけたのは、NHKの朝ドラ『虎に翼』のメインヴィジュアルでも話題のデザイナー、三宅瑠人・岡崎由佳。S.Weil by HOTEL NEW GRANDブランドの商品のパッケージや紙袋などには、ホテルニューグランドゆかりのモチーフがいろいろ描かれているので、ぜひよく見てみてほしい。