上司二人の板挟みに……【佐久間Pの甘口人生相談「え、それ俺に聞く!?」】

ニッポンのエンタメ界を牽引し、各方面で引っ張りだこの活躍を見せる佐久間宣行さん。仕事から趣味のことまで、悩める大人にそっと寄り添うスイーツとともにカウンセリング!

今月のお悩み(32歳・商社勤務)
チーム内の二人の上司の折り合いが悪く、その板挟みになっています。二人の間に日常会話はほぼないので相手が何を言っていたか質問されたり、時には愚痴を聞くことも。どちらもいい人なので否定はしたくないけれど、時間を無駄使いしている気がするし、最近は顔を合わせるのが面倒で出社するのが億劫に……。

上司とは適度な距離感を。だって会社がすべてじゃないから

職場のいざこざに時間を費やすことほど無駄なことはないし、パフォーマンスが落ちるのは確実。僕がその立場に置かれたら、感情論で訴えずに改善点をリストアップ。さらに上の上司に報告しますね。それが難しい状況なら相手に調子を合わせたり、愚痴につき合うことは絶対にやめましょう。

対処法としては、リアクションは極力薄く。興味がない顔をしつつ感情を込めずに「そうなんですね〜」を連発し、上司の言動がスベっていることをわからせる。4回ほど続けると、大抵の人間は話をやめてくれます。あとは業務に関する相談を持ちかけ、話をかぶせて話題をすり替えるのも手だと思います。

上司側の立場からすると、人の批判や仕事で認められていないときにこぼれる愚痴って、器の小ささや度量の狭さをアピールしているようなもの。それを部下に話すのはいかがなものか? と。そう思われてもいいやと思うなら、語る姿や内容に愛嬌や面白さを。あとはみんなが納得する共感性も必要だと思いますね。

覚えていてほしいのは、会社がすべてじゃないし、会社に自分の人生を握らせちゃダメだということ。僕も同じような経験を20代にしましたが、働き方改革が進むだいぶ前から速攻帰宅し、お笑いや映画を観るなど趣味の時間にあてていました(笑)。おかげで自分のやりたいこと・できることが増えた30代はすぐに行動に移せたし、年齢を重ねたときに”代えのきかない人”でいられるかと。

心身ともにお疲れでしょうから、甘いチョコレートで自分を労うのが一番。攻めてる系は元気なとき提案するとして、今の気分にぴったりなのは、「マダム ドリュック」。どこか懐かしい味がするし、宝石箱みたいなパッケージも可愛い。五感からハッピーを注入してください。

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マダム ドリュック●京都府京都市東山区上弁天町435の1 TEL 075-531-2755 営業時間10時〜19時 不定休 ※取り寄せ可

SOURCE:SPUR 2022年6月号「佐久間Pの甘口人生相談『え、それ俺に聞く!?』」
photography: Saki Omi 〈io〉, Satoshi Yamaguchi(still) text: Yukino Hirosawa

佐久間宣行(さくま のぶゆき)プロフィール画像
TVプロデューサー&ディレクター佐久間宣行(さくま のぶゆき)

「オールナイトニッポン0(ZERO)」の最年長パーソナリティを務める。Netflix「トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~」も話題!

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