今月のお悩み(29歳・事務)
人生初の"推し"に出会ってしまいました。それはKing & Princeの平野紫耀くん! カッコいいのに可愛く、アイドルなのに男気200%……24時間夢中です。年齢的に真剣に婚活したり、結婚や出産も経る友人も多い一方で、私はといえば"推し"と"現実"を分けられず、紫耀くんと周りの男性を比べる日々。どうしたら?
”推し”がいるのはすばらしいこと。ただし誰かと比べるのはやめよう
中毒にならなければ、沼にハマるのは素敵なことだと思います。生活にハリが出ますし、世界も広がりますから。相談者はファンになったのが最近で、それが人生初の推しなら公私混同するのは当然。推しと現実のバランスがそれなりにとれている人は、おそらく10代、20代前半に夢中になった時代があるから。年齢じゃない、経験の問題なんです。徐々にリズムがつくれるようになると思います。
ひとつ気になったのは、推しと誰かを比べている点。そもそも「推しは最高で最強!」でいいはず。なのに「推しに比べて会社の男性は……」とか「推しに比べてほかの男性アイドルは……」など、比べるクセをつけてしまうと人生が楽しくなくなるんですよね。誰かが好きなものを否定することにもなりますし。好きなものを絶対視して、自分以外の人をパラメーターやスペックで見始めると、周囲への態度にも出てしまうし、結果的にその刃は自分に刺さってくる。人生を不幸にするだけなので、比べるクセはなくしていってほしいですね。
ただただ「好き」でもいいけれど、平野くんになぜこんなにも夢中なのか? 「こんな面に惹かれるんだ」など、推しを通して自分の感性を把握できると、生きるのが自然にラクに。実生活に還元していくと、離れたほうがいい人と近づいたほうがいい人もわかるようになり、好きな人も見つかるんじゃないかと。
覚えていてほしいのは、夢中になれるものがあって、同じ時代を生き、活躍や変化をリアルタイムで見られるのってとても幸せなこと。推しが戦国武将だったりしたら、好きになっても調べるしか方法はないですからね。そんなあなたには、「ラス」の「フォアグラクリスピーサンド」を。フレーバーが4種あるので、好きな味や色から”推し”を見つけてください。
特製ソースをからめたフォアグラを極薄生地ではさんだ「フォアグラクリスピーサンド」Aセット「キャラメルオレンジと ストロベリー」、Bセット 「赤ワインとマンゴー」各(2種・全4個入り)¥3,900
●東京都港区南青山4の16の3 1F TEL080−3310−4058 不定休 ※セットはオンライン販売
SOURCE:SPUR 2022年8月号「佐久間Pの甘口人生相談『え、それ俺に聞く!?』」
photography: Saki Omi 〈io〉, ISEKI(still) text: Yukino Hirosawa
「オールナイトニッポン0(ZERO)」のパーソナリティを務める。仕事モチベがアガると評判の『佐久間宣行のずるい仕事術』(ダイヤモンド社)は11万部突破。