本当の自分を出すべき?【佐久間Pの甘口人生相談「え、それ俺に聞く!?」】


ニッポンのエンタメ界を牽引し、各方面で引っ張りだこの活躍を見せる佐久間宣行さん。周囲からのイメージと、本当の自分とのギャップがある場合の考え方や対処法について教えを乞う


ニッポンのエンタメ界を牽引し、各方面で引っ張りだこの活躍を見せる佐久間宣行さん。周囲からのイメージと、本当の自分とのギャップがある場合の考え方や対処法について教えを乞う

今月のお悩み

周囲からの印象と本当の自分とのギャップ(25歳・フリーランス)
人からお褒めいただく明るい印象や性格と、根暗でネガティブな本当の自分との乖離に悩んでいます。仕事場で暗い自分でいるのは控えるべきだと思いつつも、嘘をついているようで罪悪感がふつふつ。また、相手と心の距離が縮まるほど「本当の私に失望されるのでは?」という恐怖心も湧いてきます。本当の自分を出すべきでしょうか?

佐久間Pからの回答

迷惑をかけていないのなら〝自分主体〞で生きてみよう

相談者は、つい考えすぎてしまう性格で、それがネガティブ寄りになってしまうタイプなのかもしれません。このクセがあると、一度マイナス思考にハマるとそっち側に強くひっぱられがち。「本当の私って?」みたいな自分探しをしたくなる気持ちはわからなくはないけれど、沼に陥るだけだし、僕の知る限り、考え続けて幸せになれた人ってほとんどいないんですよね。

それに社会生活において、素の自分を見せ続けて生きている人なんて実はいないし、わざわざさらけ出す必要もないと思うんです。職場での自分も、 自宅の自分も、友達といるときの自分も、推し活に勤しむ自分も、誰しも少しずつ表情は違うはずで、〝見えているすべてが本当の自分〞。嘘の印象なんて与えてないんです。

とは言っても人は、そのときによって〝心のコンディション〞に違いはあるもの。他人に迷惑をかけているとか、 職場でストレスがかかるキャラクターを押しつけているなら話は別ですが、そうでなくてそこそこ自然にやれているのなら、自分本位になっていいと思います。他人にどう思われるかとか、自分に期待して理想像を追うのはいったんやめて、自身の心の安定や呼吸のしやすさを優先する。さらにこういうときに落ち込みやすいとか、こんなふうになりがちなどの心の構造や傾向を知り、できるだけ20代のうちにラクにする方法を会得したほうがいいと思います。

それでも周囲からの印象に乖離を感じて罪悪感を抱くのなら、急にすべてを見せるのではなく、まずは〝人に話せる面白い失敗談〞をネタとして話すのはアリ。明るい人や真面目な方ほどいいギャップになると思うので。

今回おすすめするのは、香港生まれのブランドの「ベイクド チャーシューバオ」。サクサクした甘めのクッキー生地の中にはまさかのチャーシュー餡入り。食べた人みんなが驚きつつもみんなに受け入れられる、まさにトークのネタにもなるおやつです。

佐久間Pの今月のおすすめスイーツ:「添好運(ティム・ホー・ワン)」の ベイクド チャーシューバオ

「添好運(ティム・ホー・ワン)」のベイクド チャーシューバオ

「ベイクド チャーシューバオ」3個入り¥880 

美食の街・香港で、ミシュラン一つ星を獲得した点心専門店発。「ベイクド チャーシューバオ」は、外は甘いサクホロ生地の中に、自家製のチャーシューが入った餡がたっぷり。

ティム・ホー・ワン 日比谷店

住所:東京都千代田区有楽町1の2の2 日比谷シャンテ別館1F 
TEL:03-6550-8818
営業時間:10時~22時 無休

佐久間宣行プロフィール画像
TVプロデューサー&ディレクター佐久間宣行

さくま のぶゆき●TVプロデューサー&ディレクター。7月26日には『ごきげんになる技術 キャリアも人間関係も好転する、ブレないメンタルの整え方』(集英社)を上梓。メンタルをすり減らさず生きるための術を語る!

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