住む家やエリアの居心地の良さは、自分を日々ポジティブな方向へと導いてくれる。ご近所に開運スポットがあれば、さらにパワーアップした自分になれるはず。「こんな部屋に住んでみたかった!」「ここって住む場所としてどうなの?」生粋のトーキョーガールであるエディターが次なる住まいを探すべく、東京中の賃貸物件と気になるスポットをリサーチします。今回は西荻窪を調査!
和とモダンが共存する、心やすらぐデザイナーズハウス
それでは、おじゃまします~!
西荻窪に住むならここに行くべし!
今回ピックアップしたのは、アンティーク タウン・西荻窪でも異彩を放つ古道具ショップ、そしてこの街を見守り続けてきた老舗の喫茶店。西荻窪ナンバーワンのパワースポットと称しても過言でない、“お石さま”とケヤキの木も必見!
“お石さま”と大ケヤキ“トトロの樹”
不思議な力が宿る石とケヤキをそばに、ほっと一息
カフェの店脇に小さな祠に祀られた石がある。店長のお祖母さまは霊能者だったそうで、相談者の自宅下からこの石を掘り起こし、毎日拝み続けていたのだそう。もともとお祖母さまの相談者の間では願いがかなうと評判の石だったが、店の傍に移したのをきっかけにその評判はさらに広まった。さらに店の前の公園には推定樹齢200年以上の大きなケヤキ、通称“トトロの樹”が立っている。戦争や伐採、枯死の危機を乗り越えてきた、見るものを圧倒する佇まいの大木は、地域住民たちをつなぐ西荻窪のシンボル的存在。カフェでゆっくり過ごしながら、石とケヤキのパワーを感じよう。
POWER SPOT DATA (カフェ カノン)
東京都杉並区西荻北4丁目-15-13
電話:03-5938-1870
営業時間:平日 9:00〜19:00、土日 11:30〜19:00
定休日:木曜
poubelle(プベル)
アンティークと現代アートが交差する静謐な空間
アンティークショップ兼ギャラリー。国や時代も異なるアンティークやアートが整然と並ぶ。過去も含めた時代の潮流、アートや民芸の系譜など、様々なレイヤーを汲みながら各所から集められてきた品々。通常なら手放されてしまいそうな物も、オーナーである矢澤さんの目と手を介すことで、価値ある作品として息を吹き返す。「万人ウケする店ではないかも」と矢澤さんは語るが、店内に一歩入れば誰でも、静謐で温かみある店の雰囲気に惹き込まれるはず。
SHOP DATA
東京都杉並区西荻北3丁目-42-5
電話:090-1540-7133
営業時間:11:00〜19:30
定休日:火曜
Instagram:@poubelle0702
喫茶 それいゆ
地元民に愛され続け57年!
西荻窪を語るには外せない老舗喫茶店。当時のジャズ喫茶ブームに乗って、姉妹でオープンさせたのだそう。創業初期から水出しのコーヒーを提供しており、店内に置かれた4台の貴重な抽出機から、10時間以上かけてじっくりとコーヒーを落としている。歌人や画家など、未だ古くからの文化が根づく西荻窪らしい客も足繁く訪れる。チーズカレーにナポリタン。食後にはお手製ケーキも。しっかりめに食べるもよし、さくっとお茶するもよし。馴染みのある家庭的な一品を、肩肘張らずに召し上がれ。
SHOP DATA
東京都杉並区西荻南3丁目-15-8
電話:03-3332-3005
営業時間:10:00~20:00 (L.O.19:30) モーニング 〜11:30、平日のみランチタイムあり 11:30~15:30
定休日:年末年始
Instagram:@soleil_nishiogi
Twitter:@soleil_nishiogi
西荻窪では、やかんマークを探しながら街を歩くイベント「西荻茶散歩(ニシオギチャサンポー)」や骨董市など、気になるイベントも盛んです。都心の変化のスピードはついていけないほど早いですが、ここ西荻窪は元々ある文化を大切にしながらゆっくりと進化し続けています。西荻窪のゆったりとした時間の流れ、ぜひ体感しに訪れてみては?
今月の物件
アパートメント五風
住所 |東京都杉並区西荻北4丁目27-9
交通 | JR中央線 / 西荻窪駅 徒歩13分、JR中央線 / 吉祥寺駅 徒歩16分
間取り | 1DK (洋室5.3帖 ダイニングキッチン7.1帖)
面積 | 32.69m²
家賃 | 116,000円
管理費 | 3,000円
Cooperation
リネア建築企画
https://www.linea.co.jp/
03-3401-4511
photography & text : Sana Tajika