軽やかな印象の木のボードはこれからの季節にぴったり。「自由度の高い器なので、盛りつけはにぎやかに、細部を気にせずたっぷり盛るとおいしそうに見えます。一枚あると食卓の中心になって雰囲気が出ますよ」。今回合わせたのは、野菜たっぷりのエスニック。「タイ北部のラープをアレンジ。粗く砕いた煎り米を加えるのが本式だけど、代わりにきくらげとたけのこで歯ごたえをよくしました。ミントも風味のポイント」。ボードは陶磁器より気軽に使えるので、おもてなしや外ごはんにもよさそう。「まな板でもあるので、ナイフを添えてチーズやパンを切ったり、使い始めるととても便利で楽しいですよ」
タイ風ひき肉炒めレタスのせ
材料(3〜4人分)
- レタス、クレソン、香菜
- 各適宜
- きゅうり、赤大根、ラディッシュ
- 各適宜
- スペアミント
- 1パック
- 合いびき肉
- 約300g
- きくらげ(乾物)
- 3〜4片
- 水煮たけのこ
- 小1/2本
- 赤ピーマン
- 1個
- 青唐辛子
- 小2本
- にんにく
- 1/2片
- しょうがのすりおろし
- 小さじ1
- 赤唐辛子粉
- 小さじ1
- ナムプラー
- 大さじ3
- レモン
- 1個
- 植物油
- 小さじ2
- いりごま
- 小さじ2
- 温かいご飯
- 約2合分
作り方
① レタスは芯を取り、具をのせやすいように1枚を2〜3等分しておく。クレソンは2等分、香菜は根を切り落とし3㎝に切る。きゅうり、赤大根は薄切り。ラディッシュは洗っておく。ミントは葉を摘む。
② きくらげはぬるま湯で戻し、硬い根元を切り落として粗く刻む。たけのこはスライスして細かい角切りにし、赤ピーマンも同様に刻む。青唐辛子は薄切りにする。香菜の根とにんにくは細かく刻む。
③ フライパンに油を温め、にんにくと香菜の根を炒める。香りが出てきたらしょうがとひき肉を加えて炒め、ひき肉の脂が出てきたら、たけのこと赤ピーマン、きくらげ、青唐辛子を加え、ごく軽く塩(分量外)を加える。赤唐辛子粉とナムプラー大さじ1を加え、混ぜながら炒めて火を止めてミントをあえる。
④ ご飯を一口大のおむすびにしてごまをふり、レタスにのせ、③を盛り合わせる。切り分けたレモンや①のレタス以外の野菜を器に盛り、残りのナムプラーを3倍の水で薄めて添える。野菜は一緒にレタスにのせたり、ナムプラーとレモンでサラダのようにして食べてもいい。
今月のうつわ
今回使用したのはチュニジア製のオリーブの木のシリーズ。「大きめのパンやサンドイッチ、ハムやサラミ、チーズを盛り合わせたり、焼き菓子などのデザートを数種類並べても」。(左・下)ウッドプレート¥5,600・(左・上)オーバルプレート¥5,800・(右・下)カッティングボードL ¥6,800・(右・上)M ¥5,600/ラカグ(サンクエトワール)
PROFILE
ながお ともこ●フードコーディネーター。フードコーディネーター。ただ今新刊の撮影の真っ最中。「当分は単行本のことで頭がいっぱい」。発売は秋頃の予定だそう。お楽しみに!通販サイト(https://soup-s.shop)で販売中の器も好評。http://www.vegemania.com
SOURCE:SPUR 2018年6月号「長尾智子が語る、うつわと料理 美味しいひと皿、あります」
photography:Masahiro Sanbe text:Kaori Okuda