メキシコ風サルサ、ワカモーレとビール - 金曜日のアペロ No.03

"アペロ"はアペリティフ(食前酒)の略で、「お茶しない?」「一杯、どう?」という気分を表す言葉。休日前の夜、軽いお酒の時間を楽しみながら、おなかも満足させたい。これからの季節なら、爽やかな辛味のメキシコ風アペロはいかが?「サルサは先に作って、ワカモーレにも少し加えます。辛い味つけをしたひよこ豆も添えて、トルティーヤにのせながら食べれば結構なボリュームに。サルサは作りたてよりも、少し水分が出るくらいのほうが味がなじんでおいしい。サルサの水分はスープに加えてもいい風味になりますよ」。ライムや塩を加えた軽いビールをお供に、夏のバカンス計画に思いをはせながら、週末の夜をゆっくり楽しんで。

材料(3〜4人分)

〈メキシコ風サルサ〉

トマト
 大1個
玉ねぎ
中1/4個
香菜
2株
ハラペーニョの酢漬け(刻んで)
小さじ山盛り1
ライムの搾り汁
1/2個分
レモンの搾り汁
1/2個分
各料理・適宜

〈ワカモーレ〉

アボカド
 大1個
ライムの搾り汁
1/2個分
メキシコ風サルサ
大さじ2
トルティーヤ
6〜8枚

〈ひよこ豆〉

ひよこ豆の水煮
 100g
オリーブ油
小さじ2
赤唐辛子粉(粗挽き)
小さじ1

作り方

❶ メキシコ風サルサを作る。トマトは4等分し、細かく刻んでボウルに入れる。玉ねぎは粗めのみじん切りにする。香菜は根を切り落とし、茎はみじん切り、葉は粗めのみじん切りにする。

❷ ①とハラペーニョをすべてボウルに入れ、塩少々とライムの搾り汁、レモンの搾り汁を加えてよく混ぜる。

❸ ワカモーレを作る。アボカドは縦にして、種に沿ってぐるっと包丁を入れてふたつに切り離す。種に包丁の刃先を少し食い込ませて抜く。スプーンなどで実をはずしてボウルに入れる。

❹ ③に塩ひとつまみとライムの搾り汁をふり、フォークでつぶしながら混ぜる。②のサルサ大さじ2を加えて混ぜ、退色防止に種を埋め込んでおく。

❺ ひよこ豆の水煮は塩少々、オリーブ油、赤唐辛子粉で和える。

❻ トルティーヤはフライパンで軽く焼く。④、⑤とサルサをそれぞれ器に盛る。好みで、ライムの搾り汁や塩少々を加えたビールとともにいただく。

アボカドは盛りつけるまで種を入れておくと退色しにくいそう。「ずっと茶色くならないわけではないけれど、意外と効果があるから試してみて」

PROFILE

ながお ともこ●フードコーディネーター。銀座にオープンしたばかりの「MUJI HOTEL GINZA」のサロンのデザートメニューをアドバイス。toraya caféのあんペーストも使われているそう。ぜひお茶しに出かけてみて。http://www.vegemania.com/

SOURCE:SPUR 2019年6月号「長尾智子のお酒と小さなひと皿 金曜日のアペロ No.03」
photography: Masahiro Sambe text: Kaori Okuda

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