りんごのコブラー【長尾智子の持ち寄りレシピ 第9回】

りんごのコブラー【長尾智子の持ち寄りレシピ】

「持ち寄りの楽しみは工夫すること。コンパクトにまとめて、行き先で盛りつけておいしく食べて、始末よく終わるのが理想」。持ち寄った先でオーブンが使えるなら、こんな冬のデザートを。

「コブラーは、柔らかいスコーンのような生地をフルーツにのせて焼くデザート。生地が残ったら、バナナなどほかの果物でも作れるので、そのまま置き土産にしても」。生地は湿度によって水分量が変わるので、乾燥した日なら牛乳をやや多めに。

「場所の状況次第では先に焼いて、粗熱を取るくらいで持っていくのもいいけれど、その場で仕上げて焼き立てをみんなで楽しむのはやはり格別」

りんごのコブラー【長尾智子の持ち寄りレシピ】

りんごのコブラー

スイーツ
WHAT TO USE
4人前
  • りんご

    中2個

  • くるみ

     約15g

  • てん菜糖

    50g

  • 無塩バター

    35g

  • カルバドス酒

    小さじ2

  • 生クリーム

    約100㎖

  • グラニュー糖

    10g

  • (コブラー生地)

  • 薄力粉

    150g

  • ベーキングパウダー

    小さじ1

  • 無塩バター 

    60g

  • グラニュー糖

    40g

  • 牛乳

    80~100㎖

RECIPE
1

〈下準備〉りんごのソテーを作る。りんごは4等分し皮をむき、芯をはずす。ひと切れを縦2等分、横3等分に切る。フライパンにバター20gを入れて中火にかけ、溶けてきたらりんごを並べ、てん菜糖をふる。軽く混ぜながら水気を飛ばしつつ炒め、カルバドス酒をふる。てん菜糖が焦げて全体が茶色くなってきたら火を止め冷ます。

2

コブラー生地を作る。バターはよく冷やして細かい角切りにする。ボウルに薄力粉とベーキングパウダーをふり入れ、グラニュー糖40gを加えて混ぜる。バターを加え、手でつぶし混ぜ、粗いパン粉のような状態にする。

3

②に牛乳を加え、ゴムベラで全体をひとまとめにする。湿度が低い場合は牛乳を足し、スプーンですくえるくらいの柔らかい生地に仕上げる。①のりんご、コブラー生地、バター15g、グラニュー糖10g、生クリーム、くるみは容器に入れ、グラタン皿など耐熱容器も持参。

4

〈仕上げ〉耐熱容器にバターを塗り、りんごのソテーを詰め、くるみの⅓量を散らす。コブラー生地をスプーンで丸くすくい、少しすき間をあけつつ上にのせる。残りのバターを小さく切って表面に散らし、190℃のオーブンで25~30分焼く。途中、10分程度で残りのくるみを表面に散らす。コブラーが温かいうちに取り分け、グラニュー糖を加えてとろりとするくらいに泡立てた生クリームをかけていただく。

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フードコーディネーターながお ともこ

ながお ともこ●フードコーディネーター。オンラインストアSOUPsも展開。「新作のボウルと同時に、ティースパイスミックスと紅茶のセットを販売中。かなり気に入ったミックスができました!」。

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