コンパクトに材料を持って行き、その場で楽しく盛っておいしく食べて、始末よく終える。そんな理想の持ち寄りレシピ、今回はセルクル型で盛りつけるポテトサラダ。
「型を使うと形が決まりやすく、いつもと違う雰囲気に。ラフになりすぎず、食卓の景色もきれいになります」。
定番のポテトサラダも生クリームやオリーブ、ハモンセラーノを加えることで洒落た前菜にランクアップ。
「卵もひと手間かけて、ミモザサラダのように裏ごしすると舌ざわりが柔らかで春らしい色合いに。無理に分けず、残ったら置き土産にしても喜ばれるはず」。
軽めのワインとともに、皆でアペロを楽しんで。
前菜ポテトサラダ
じゃがいも
大3個
卵
2個
生クリーム
100㎖
リコッタチーズ
約80g
ハモンセラーノ
2枚
黒オリーブ(種抜き)
5個
塩、こしょう
各少々
コルニション
5〜6本
葉野菜(からし水菜、クレソンなど)
適宜
レモン汁
⅓個分
オリーブオイル
大さじ1+少々
カンパーニュなど好みのパンのスライス
適宜
〈下準備〉じゃがいもは4等分して皮をむき、さっと水にさらしてからゆでる。柔らかく火が通ったら水を少し残して捨て、粉吹きいもの要領で水気を飛ばして火を止める。ボウルに移し、冷めないうちに塩、オリーブオイル大さじ1、レモン汁をふって粗くつぶしておく。
卵は沸騰した湯にそっと入れ、8分ゆでて流水で粗熱を取る。殻をむき、できれば裏ごしする(できるだけ細かく刻んでもよい)。塩を混ぜ、容器に入れてこしょうを挽く。
葉野菜は冷水に浸けて5〜6分おき、小さくちぎって容器に入れる。コルニションも容器に入れる。
黒オリーブは水気を拭き取り、4等分の輪切りにする。ハモンセラーノは粗く刻んでおく。1のじゃがいもに生クリームとリコッタチーズを入れ、ゴムべらなどで混ぜてなじませる。黒オリーブ、ハモンセラーノを加え、全体がなじむように混ぜ込み、容器に詰めておく。 〈仕上げ〉直径6㎝のセルクル型を器の中央に置き、ポテトサラダを適量詰めて抜く。裏ごしした卵をのせ、半分に切ったコルニション、葉野菜を散らし、トーストしたパンを添える。仕上げにオリーブオイルを回しかける。