「持ち寄りの楽しみは工夫すること。コンパクトにまとめて、行き先で盛りつけておいしく食べて、始末よく終わるのが理想」。夏の終わりの集まりに、軽快なアペロセットはいかが?
「甘さ控えめの生地に季節の野菜を加えたケークサレは、アペロはもちろん朝食にもなるので覚えておくと便利。小ぶりの型に分けて焼き、残りはお土産にしても」。具材はパプリカや枝豆、とうもろこしもおすすめ。「シンプルなケークサレには、酸味とコクのあるスプレッドを添えて。
中国茶ベースのコーディアルは、お酒を飲まないならソーダで割ってもハーブウォーターのように楽しめます」
ズッキーニのケークサレ
ズッキーニ
大1本
卵
大2個
薄力粉
170g
てん菜糖
30g
粉チーズ
20g
塩
小さじ2/3
ベーキングパウダー
小さじ1.5
くるみ
20g
オーツミルク
約50㎖+少々
クリームチーズ
50g
無塩バター
50g
アンチョビフィレ
4枚
グリーンオリーブ(種抜き)
5個
〈コーディアル材料〉
凍頂烏龍茶
小さじ1
スペアミント
3本
レモンの皮
適宜
ジン、ウォッカなど好みの スピリッツ
適宜
〈下準備〉ズッキーニは両端を切り、厚さ1㎝の輪切りにして4〜5等分する。くるみは粗く刻む。ボウルに卵を割り入れ、てん菜糖、塩、粉チーズを加えて混ぜ合わせる。オーツミルクを加えて混ぜ、薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい入れる。ゴムベラで手早く混ぜ、生地が固いようならオーツミルクを大さじ1~2足し、ズッキーニとくるみを加えて混ぜ合わせる。
オーブンを180℃に温める。紙製のパウンド型に2等分した生地を詰め、平らにならしてオーブンで40分焼く。色よく焼き上がったら取り出し、そのまま冷ます。
室温に置いたクリームチーズとバターをよく混ぜる。2〜3等分に切ったオリーブと、1枚を3等分したアンチョビを加えて混ぜ、保存容器に詰めて冷蔵庫へ。
コーディアルを作る。保温ポットに凍頂烏龍茶、ミント、レモンの皮を入れ、400㎖の熱湯を注ぐ。スプーンで混ぜてから蓋をし、7〜8分置いて冷まし、瓶に移す。
〈仕上げ〉ケークサレはスライスして温まる程度に軽くトーストし、③のスプレッドを塗る。④のコーディアルは好みのスピリッツを足し、カクテルにしていただく。
ながお ともこ●フードコーディネーター。オンラインストア、SOUPsを展開。「新作のボウルがようやく完成。お茶やコーヒーの道具と一緒に9月にお披露目予定」