「持ち寄りの楽しみは、工夫すること。コンパクトにまとめて、行き先で盛っておいしく食べて、始末よく終わるのが理想」。
今月のレシピは、夏の暑い時期にぴったりの爽やかなタブレ。
「タブレは中東や北アフリカのスムール(クスクス)と野菜を合わせたサラダのこと。はと麦や押し麦などの雑穀で作ってもおいしい」。
基本の味つけは事前にしておき、葉野菜や仕上げのドレッシングは食べる直前に。
「今回はレモン風味のポテトを添えたけれど、チキンやポークソテーをメインにしても」。
いろいろなアレンジができてアペロにもなるサラダ、ぜひ持ち寄りのレパートリーの定番に。
はと麦のタブレとレモンポテト
はと麦(砕いたタイプ)
100g
とうもろこし
1本
枝豆
約150g
バジル
3本
クレソン
1束
アーモンド
約20g
じゃがいも
中4個
レモン
1と1/2個
白ワインビネガー
大さじ1
塩、こしょう
各少々
赤唐辛子粉
小さじ1/4
クミンシード
小さじ1/2
オリーブオイル
大さじ4
〈下準備〉はと麦はさっと洗い、たっぷりの水でゆでる。煮立ったら、少し火を弱めて約20分ゆで、やや透明になってきたら火を止めて余熱で火を通す。
とうもろこしと枝豆をゆでる。枝豆はさやをむき、とうもろこしはまな板に立てて包丁で粒をそいではずし、ボウルに入れる。①のはと麦の湯を捨て、水で軽くゆすいでぬめりを取って水気を切り、野菜のボウルに加え、こしょうをふり、白ワインビネガーを加えて混ぜる。
クレソン、バジルは冷水に5分ほど浸けて水気を切り、冷蔵庫に入れておく。アーモンドは刻む。 4じゃがいもは皮つきのまま、たっぷりの水で柔らかくゆでる。竹串を刺してすっと通ったら湯を捨て、冷めないうちに皮をむく。鍋に戻し、オリーブオイル大さじ1を回しかけ、塩をふり、レモン汁₁⑊₂個分を搾りかける。中火にかけ、鍋をゆすってなじませ、火を止める。 5残りのオリーブオイルと塩少々、クミンシード、赤唐辛子粉を合わせて瓶に入れる。他の食材も容器に。
〈仕上げ〉食べる前に⑤のオイルを②に回しかけ、レモン汁1個分を搾る。クレソンは葉を摘んで茎は細かく刻み、バジルは葉をちぎりながら細かくし、はと麦に加えてスプーンでしっかり混ぜ合わせる。器に盛り合わせ、アーモンドを散らす。じゃがいもを添える。