アイコニックなルックスと確かな機能性で、時代を超えて愛される椅子。名品がそれぞれに持つ確固たるキャラクターが、使う人の個性と共鳴する チェア ワン トップス¥544,500・スカート¥544,500・パンツ¥305,800・ブーツ¥226,600/ルイ・ヴィトン クライアントサービス(ルイ・ヴィトン) 幾何学模様を成す「チェア ワン」に腰掛けるのは、フューチャリスティックな装いの彼女。ジェットスキーをイメージしたグラフィックのトップスを主役に、ボトムはシックな色合いでまとめて。黒いシルククレープのキャロットパンツに、ドレープがエレガントなオープンスタイルのスカートをレイヤリング。スポーティなアイテム使いで、肌見せもヘルシーな印象。 〈H82×SH45×W55×D59〉¥83,600/マジス ジャパン(マジス) ドイツ人デザイナー、コンスタンティン・グルチッチが2003年につくり出したのは、三角形のモジュールを組み合わせた革新的な椅子。アルミダイキャストのボディに特殊な加工が施され、ガーデンでも使用できる。体を包み込むようなカーブで、座り心地も快適。空気と一体化するような軽やかさと武骨さが合体した、21世紀のマスターピースだ。 パントン チェア クラシック ジャケット¥396,000・シャツ¥181,500・パンツ¥121,000・メガネ¥57,200・靴¥313,500/グッチ ジャパン(グッチ) プラスチックならではのビビッドな発色が特徴の「パントン チェア クラシック」は、グリーンが似合う彼女の特等席。エメラルドのような鮮やかな緑からピスタチオを彷彿するやわらかな黄緑まで、少しずつトーンを変えながら色を重ねる。鋭利なロングポイントカラーに、一筋縄ではいかないユニークネスを宿して。 〈H83×SH41.5×W50×D60〉¥188,100/ヴィトラ 第二次世界大戦後、もとは軍用品として使用されていたプラスチックが"夢の素材"として一般に普及。その集大成ともいえるのが、この1959年発表の一体成形型チェアだ。デンマーク人デザイナー、ヴァーナー・パントンの代表作であり、20世紀を象徴するプロダクトでもある。"クラシック"は開発当時のデザインを再現した、光沢のあるグラスラッカー仕上げで主役級の華やかさ。 彩りイス ニット¥236,500・スカート¥473,000/フェンディ ジャパン(フェンディ) 日本を代表する芸術家、岡本太郎がデザインした「彩りイス」を相棒とするのは、アートを愛する彼女。カラフルな椅子とリンクする抽象画のようなニットは、ブランドのアイコンバッグである「バゲット」からインスパイアされたもの。モヘア混で着心地も抜群。シルバーのスパンコールが繊細に縫い付けられたスカートを合わせて、質感のコントラストを楽しんで。 〈H91×SH46.5×W53×D59〉¥119,900/イデーショップ 六本木店(イデー) 岡本太郎が1950年代にデザインした、アートとプロダクトが融合したコンセプチュアルなアイテム。有機的な曲線を描く白いフレームをキャンバスに見立て、購入した人が色とりどりの紐を自由に編んで完成させるというもの。偉大な芸術家とコラボレーションしながら、世界で一つだけの椅子に仕上げることができる。張り加減を調整し、好みの座り心地に。 セブンチェア、アリンコチェア トップス¥319,000・スカート¥319,000(参考価格)・靴¥148,500/プラダ クライアントサービス(プラダ) 合理的な彼女に似合うのは、ミニマルな曲線美と実用性を備えた名作「セブンチェア」と「アリンコチェア」。知性を感じさせるグレーのニットセットアップは、上質なカシミヤとウールを使用。上品にまとって、プラダの美学である「シンプルさに宿るラグジュアリー」を体現。 「セブンチェア(Series 7)」〈H79×SH43×W50×D52〉¥67,100・「アリンコチェア」〈H77×SH44×W52×D51〉¥46,200/フリッツ・ハンセン 東京(フリッツ・ハンセン) どちらもデンマークの巨匠アルネ・ヤコブセンによるもの。写真左の「アリンコチェア」は、1952年に自身が建築・設計した製薬会社の社員食堂のために製作。右の「セブンチェア」はその後続モデルとして’55年に発表された。どちらも一見、個性的なデザインだが、成形合板とスチールレッグの組み合わせは、どんな部屋のインテリアにもなじむ普遍性がある。最大12脚までスタッキングできる便利さも人気のゆえん。 スーパーレジェーラ ジャケット¥1,400,000・ベスト¥1,200,000・シャツ¥350,000・パンツ¥400,000・ネックレス¥125,000・バングル¥150,000・リング¥92,000・タイツ¥70,000(参考価格)・靴¥142,000/クリスチャン ディオール(ディオール) クラシカルながら肩の力が抜けた彼女の魅力を引き立てるのは、軽やかで気品あふれるチェア「スーパーレジェーラ」。スペイン、アンダルシアの文化からインスピレーションを得たジャケットと、彼女が座る椅子はともに、長年受け継がれてきた職人の手仕事が光る一生ものの逸品。 〈H83×SH45.5×W40.5×D45〉¥319,000/カッシーナ・イクスシー青山本店(カッシーナ) 商品名はイタリア語で"超軽量"。その名のとおり、幅1.8㎝の三角形状フレームを使い、重量はわずか1700g。デザインしたのはイタリアの名建築家ジオ・ポンティ。座面の籐は職人が手編みで仕上げている。極限まで削ぎ落としながらもクラシックな家具を連想させる優美さがあり、1957年の発表以来、不動のロングセラーを誇る。