【佐久間宣行プレゼンツ東京街歩きガイド】モチベーションUP&エナジャイズ!コース

ニッポンのエンタメ界を縦横無尽に駆け回る佐久間Pは、街歩きにもアンテナをビンビンに張っていた! 日々奮闘する自身を癒やす間から活力を注入する店まで……。究極の"整え達人"である氏がひそかに通う東京ご自愛スポットを3回に分けてお届け。ここでは、パフォーマンス力をぐいっと引き上げる佐久間P的給水スポットを紹介。さぁ、マンネリを捨て街へ出よう!

佐久間宣行プロフィール画像
TVプロデューサー&ディレクター佐久間宣行

さくま のぶゆき●TVプロデューサー&ディレクター。「オールナイトニッポン0(ZERO)」のパーソナリティ。9人組アイドル「ラフ×ラフ」のプロデュースも行う。公式サイトはhttps://roughlaugh-official.com/

イマカツ 六本木本店

イマカツ  六本木本店

「カツ――。それは慌ただしい日常を瞬時に彩る、最上のごほうびメシ」

「学生時代、『キッチン南海』を皮切りに、目黒の御三家や個性が光る『あげ膳』『まさむね』……あらゆるカツを食んできました。値段と満足度を考えると、かなりコスパがいい贅沢メシだと思いまして。今も未開拓エリアを訪れる際は、"とんかつ"と検索するのがルーティン。ここは名物がささみかつということで注文してみたら……パサつきがちなささみの概念を一蹴された! ふっくら柔らか、至極ジューシー。超偏食ミュージシャンのDJ松永もノックアウトされてました」

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シルキーな食感が魅力の「名物ささみかつ膳」¥1,700。岩手産の新鮮な〝奥の都どり"を用い、温度を変えて揚げたらゆっくり蒸らす。佐久間Pは「『ミックスフライ膳』¥2,300に『名物ささみかつ』1本¥500を追加する場合も。Uber Eatsで注文することもある」
INFORMATION

イマカツ  六本木本店

東京都港区六本木4の12の5 1F ☎03−3408−1029
◯営11時30分~16時(15時30分LO)、18時~22時30分(22時LO) 祝日のみ夜は16時~21時(20時30分LO) ㊡日曜 ※夜のみ予約可

Flor de café 樹の花

Flor de café 樹の花

「趣のある喫茶店やカフェが好き。主に原稿やメールの返信を」

「制作会社や編集所が近くにある東銀座は、とても好きなエリア。界隈の飲食店は、ほぼ制覇しています。僕にとっての喫茶店は、人との待ち合わせ場所であり、仕事に没入する場でもある。ジョン・レノンとオノ・ヨーコが訪れた『樹の花』は、時間がゆったり流れる昔ながらの喫茶店。ハンドドリップで淹れるコーヒーがおいしいんです」

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本日はコロンビアコーヒーにアーモンドクッキーがつく「レノンセット」¥1,050を。大のコーヒー党でもある佐久間P、普段は「主にブレンドで夏はアイスコーヒー。もしくはソイラテを飲みます」
INFORMATION

Flor de café 樹の花

東京都中央区銀座4の13の1 2F ☎03−3543−5280
◯営11時30分~18時30分(18時LO) 日曜・祝日は12時~17時30分(17時LO) ㊡木曜

天然温泉 豊穣の湯 ドーミーイン池袋

天然温泉 豊穣の湯 ドーミーイン池袋

「ホテルサウナでやる気スイッチON☆オンライン会議だってできる」

「都心のサウナは激混みなので、デイユースの部屋をとって仕事場兼リフレッシュに! オンライン会議をいくつもこなしたら、休憩時間はホクホクモードで最上階の大浴場へ。サウナと水風呂、半露天風呂にある整いスペースを何度か行き来したら、都内では珍しい、とろっとした天然温泉の黒湯にも浸かります。疲れたら寝られるのもホテルステイの醍醐味」

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ドーミーインチェーンブランドで黒湯を引いているのは、都内ではここと「御宿 野乃 浅草」など計3カ所。「浴場入口にポカリスエットや乳酸菌飲料なども置いてあって、お客に優しい」
INFORMATION

天然温泉 豊穣の湯 ドーミーイン池袋

東京都豊島区東池袋3の11の11 ☎03−5956−5489
※デイユースは1名の場合、4時間¥4,900〜、6時間¥5,400〜、8時間¥5,900〜。デイユースの受付は日によって異なるため、利用の際は、HPで最新情報の確認を

四季煲坊(しきぼうほう)

四季煲坊(しきぼうほう)
「分厚い蒸し鶏や甘辛ダレが特徴の『冷やし中華』¥825〜、個々の素材の味が生きる『木須肉の定食』¥825〜はマイ定番。自家製皮で包む『鉄板焼き餃子』¥550もウマいっす」

「愛情たっぷり、ハイレベルな町中華でエナジーチャージ!」

「カツと並ぶ、僕にとっての三大日常好物は"町中華"と"カレー"。ロケでお世話になったり、番組スタッフと足を運ぶのが新橋の町中華。サインがびっしり飾られたにぎやかな空間とは裏腹に、四川出身のご主人が作る180種超の料理はどれも骨太かつ絶品。サービスを担当する奥さん、郭文玉さんの、人情味あふれまくりの人柄もいいんです」

INFORMATION

四季煲坊(しきぼうほう)

東京都港区新橋2の9の16 1F&2F ☎03−3503−4560
◯営11時15分~23時20分LO無休

日々を、人生を、ごきげんに 過ごすため、自分をおもてなす

仕事の合間にぽっと数時間空きそうなら映画やお芝居へ。時には編集所やスタジオから少し足をのばして好物のとんかつを食べに。僕は海のブイのごとく、日々の生活に〝小さなごほうび〟を浮かべています。理由は、毎日をごきげんに過ごすため。生活が仕事で埋め尽くされると、何のために働くのかがわからなくなるから(苦笑)。

小さなごほうびを楽しむとき、基本的には僕ひとり。気がラクだし、一人の時間を深く味わうと、気持ちが整って、周りの人にも気を遣えたり、優しくなれるんですよね。

また、街を巡ると、そこに根づく独自のカルチャーや人々の生活が垣間見えるのも楽しみ。美術館、喫茶店、町中華……このエリアが好きで、盛り上げようとする姿にぐっときちゃうし、みんな面白いし、生き様もカッコいいんです。巡ったところはGoogleカレンダーに日記感覚でメモしておき、『またあのルートを回ってみようかな』と振り返ることも。結果的に仕事に結びつくことはあるけれど、もっぱら己の楽しみです(笑)。

皆さんにはエンタメでも食べ歩きでも、推し活でも、何でもいいからご自身をもてなしてごきげんにする方法を知り、その術をなるべくたくさん持っておいてほしい。この先の人生がもっと豊かになるし、落ち込んだり、行き詰まったときの救いになると思うから。

 

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