【大自然を楽しむ、ニュージーランド旅行ガイド】豊かな緑や動物、鳥たちの楽園がここに

南半球に位置するニュージーランドは今は冬のシーズン。けれど、「一日に四季がある」と言われるほど天気や気温の幅が広い。そして、木々や鳥、動物たちの息吹は冬でも驚くほど力強い。北島と南島を中心に、個性豊かな島々から成るニュージーランドは独自の生態系を守るために、SDGsが世界的に叫ばれる前から環境保全に力を入れていた。自然にも、人にもやさしいその大地を歩くことで、地球と共存するためのヒントをもらおう

【大自然を楽しむ、ニュージーランド旅行ガの画像_1
ダウンベスト¥92,400・ニットキャップ¥27,500/カナダグース ジャケット¥48,400/and wander パンツ¥17,930/ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン(ミレー) フーディ¥24,200/JOHN MAISON SMITH JANE SMITH STORE(JANE SMITH) バックパック¥20,900/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター(マックパック)

北島のシンボルでマオリの聖地。名峰トンガリロに会いに行く
比較的治安もよく、のんびりとしたドライブも楽しいニュージーランドは、旅がしやすい国の一つ。冬の今は、気候が穏やかな北島で、ロードトリップを楽しもう。どことなく富士山にも似た標高1,968mのトンガリロ山と、その周辺のルアペフ山、ナウルホエ山を含めたトンガリロ国立公園へは、オークランド中心部から車で約4時間ほど。1887年に国内で最初に国立公園に指定された場所だ。先住民マオリの人々にとっても神聖な地域で、大切にその環境が守られてきた歴史を持つ。

Part.1 北島で絶景ミニハイクを楽しむ

蒼くきらめく川を見ながらのんびり散策 @Te Waihou Walkway テ・ワイホウ・ウォークウェイ

Te Waihou Walkway テ・ワイホウ・ウォークウェイ
ジャケット¥17,930・帽子¥6,490・バックパック¥24,200/ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン(ミレー) インに着たカーキトップス¥23,100/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター(アイスブレーカー) ダウンパンツ¥11,000/タイオン 靴・グローブ・ソックス/スタイリスト私物

冷え込む午前中は、水面から蒸気が立ち込めたり、道端の草花に霜が降りる姿が幻想的。太陽が昇ると川が輝き始め、見たことのない透明度に思わずため息が。水草や魚がたゆたう姿にも目を奪われる。コースの終着点は「ブルー・スプリング」。豊かな水量を誇る湧水の泉はニュージーランドのボトル飲料水の水源になっている。

ルートは基本的には平坦な道。よく整備されていて歩きやすいが、トレッキングシューズ着用がおすすめ。コース内はニュージーランドのシンボル的なモチーフにもなっているシダなど、固有の植物の姿も多く見られる

INFO

ロトルア市街地から車で45分ほどのWhites Road沿いの駐車場に入り口がある。ブルー・スプリングまでは休憩を入れながら歩いて往復約3時間半。簡易的なトイレもあり

Te Waihou Walkway テ・ワイホウ・ウォークウェイ
底が見えるほどクリアな水。光の角度によって青く輝く様子は何よりも癒やしに
Te Waihou Walkway テ・ワイホウ・ウォークウェイ
朝の9時台はまだ冷え込みが強く、そこここに霜が
Te Waihou Walkway テ・ワイホウ・ウォークウェイ
常緑樹やシダの緑に交ざって、落葉樹は秋の色に染まる。多様な植生もニュージーランドの魅力
Te Waihou Walkway テ・ワイホウ・ウォークウェイ
シダの一種の「シルバーファーン」。裏面が白で、地面に置くとその特徴がよくわかる。月の光を受けるとシルバーに輝くことから、かつてマオリの人々は地面に置いて夜間に行動する際の目印にしたという

自然保護区になっているパワフルな火山渓谷を歩く @Waimangu Volcanic Valley ワイマング火山渓谷

@Waimangu  Volcanic Valley ワイマング火山渓谷
自然保護区の一部を一般に開放した、いわば自然のテーマパーク。入り口から10分ほど歩いたところにある見どころが、地熱で湖水が湯気を上げるその名も「フライパン湖」と「インフェルノ火口湖」(写真)

温泉が湧く地熱地帯として有名なロトルア市街地から車で約30分ほどの火山渓谷。ミルキーブルーの火口湖からは、常に蒸気が上がり、地球の鼓動を感じるよう。生い茂るシダ類や木々、太古の地層を眺めながら進むと、一転、穏やかなロトマハナ湖が姿を現す。湖面には黒鳥の姿もちらほら。未知の景色に出合える。

INFO
587 Waimangu Road, Rotorua Off State Highway 5 (main Rotorua - Taupo highway)
07-366-6137
営業時間:8時30分~17時(最終入場15時30分) 無休
※入場料:大人NZ$46、6~15歳NZ$17、6歳未満は無料
https://www.waimangu.co.nz/

@Waimangu  Volcanic Valley ワイマング火山渓谷
流れる川からも常に蒸気が上がっている。熱や湿気などの環境下でも育つシダ類や藻類の姿がところどころに見られる
@Waimangu  Volcanic Valley ワイマング火山渓谷
渓谷内のコースでは1時間に1本シャトルバスが運行。体力に合わせて利用したい
@Waimangu  Volcanic Valley ワイマング火山渓谷
地学的・生物学的な重要性から自然保護区にされているワイマング。原生林などが今も厳重に保護されている。植物だけでなく、野生動物の宝庫でもある
@Waimangu  Volcanic Valley ワイマング火山渓谷
ハチミツで有名なマヌカの木。クリスマスの時季に小さく可憐な白い花を咲かせる
@Waimangu  Volcanic Valley ワイマング火山渓谷
歩道が整備されて歩きやすいが、ザックやトレッキングシューズなど、ミニハイク程度の装備がおすすめ。カーディガン¥41,800/and wander Tシャツ¥7,480/ドウヤ(クラウディ) 中に着たハーフジップトップス¥22,000・パンツの中にはいたレギンス¥23,100/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター(アイスブレーカー)  パンツ¥15,400・バックパック¥24,200/ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン(ミレー) ニットキャップ¥10,780/ナナミカ 代官山(ナナミカ) 靴/スタイリスト私物
@Waimangu  Volcanic Valley ワイマング火山渓谷
渓谷内の散策コースの最終地点がロトマハナ湖。チケットを購入すれば45分の湖クルーズも楽しめる。入り口から最終地点のロトマハナ湖までは徒歩で片道約2時間のコース。別料金でのガイドつきツアーなどもあり

環境を守るために大切なのは〝Don’t be lazy〟の精神

Stewart Barclay(スチュワート・バークレー)

「この国でもサステイナビリティに関する考え方はさまざま。大体の人は仕事で忙しいし、経済的な問題もそれぞれ抱えている。環境というよりも家族の生活を守ることで精一杯という人も多いのは事実ですね。ただ、自分はガイドという仕事を通して、これからは環境に対する啓蒙活動もしていきたい。

今はツアー中にごみを拾ったり、プラスチックごみを出さない取り組みをしています。将来は山間部の土地を買って、固有種のマヌカやリムといった木を植えたい。CO2削減や水質の改善につながったり、土砂崩れが防げるはずです。何よりも使い捨て容器を使わないといった、当たり前のことが大事。一人ひとりが〝Don’t be lazy”であることですね。

実は娘の一人が企業のサステイナビリティ部門で働いているんです。彼女とは時々ディスカッションをして刺激を受けます。アイデアを話すと『絶対やるべき!』とお尻を叩かれますね(笑)。

自然の中のアクティビティが好きで、それを深めるためにこの仕事に就いたんです。これまでは自分の仕事を軌道に乗せることで精一杯だったけど、コロナ禍を経て少し考え方が変わった。若い世代やツアー参加者を巻き込んで、サステイナビリティの活動を行い、この環境を永遠に継続できるよう努力したいですね。

ニュージーランドは西洋文明が本格的に入ってきてから歴史が比較的浅い。まだ手つかずの守るべき自然が多くあります。だから、今ならまだ間に合う。そう思っています」

Stewart Barclay(スチュワート・バークレー)
1957年生まれ。1999年からトンガリロ・アルパイン・クロッシングやカヌーなどのガイドに携わり、トレッキングガイド会社Adrift Tongariroを経営する。オークランドにいる家族と離れ、トンガリロ国立公園から車で約1時間ほどの街、タウポで愛犬と暮らす。

Part.2 先住民マオリのゆかりの地、ロトルアへ

オークランドから車で約3時間。北島で2番目に大きい湖、ロトルア湖に面した温泉で有名な街へ。古くからマオリの人々が多く住んでいるこの場所で、「マナアキタンガ(おもてなし)」の精神にも触れよう

地元のマオリの人々がその文化を継承し、世界に伝える場所 @Te Puia テ・プイア

@Te Puia テ・プイア
男性たちによる彫刻の実演が見られるエリア。彫刻は木、くじらの骨、翡翠などに施される

施設内にあるニュージーランド・マオリ美術工芸学校では、彫刻や編み物といった伝統工芸の実演が見られる。さらにニュージーランドの国鳥、キーウィの保護施設や、時々勢いよく噴き出す間欠泉なども見学可能。ガイドつきツアーの参加が基本なのでこの国の自然と文化の理解が進む場所になっている。カフェやレストランもあるので、ゆっくり過ごしても。

INFO
Hemo Road, Tihiotonga,Rotorua
07-348-9047
営業時間:9時~17時 17時30分~22時 無休
※ガイドツアーつき入場料:大人NZ$90~、子ども(大人同伴の5~15歳)NZ$45~(ツアー参加が基本。昼の部は9時から15時まで1時間毎に実施。ナイトツアーもあり)
https://www.tepuia.com/

@Te Puia テ・プイア
フラックス(亜麻)の葉を利用して作られた衣類やカゴなどが展示されている。ニット¥63,800/コロネット(スコッチ アンド ソーダ)
@Te Puia テ・プイア
マオリの伝統的な彫刻
@Te Puia テ・プイア
フラックスの葉を繊維状にして編んでいく様子。
@Te Puia テ・プイア
彫刻は男性、編み物は女性の仕事とされている。フラックスの繊維は驚くほど丈夫。マオリの言葉でハラケケという
@Te Puia テ・プイア
時々勢いよく噴き出す間欠泉の様子。テラスのベンチは、地熱で温められていて心地よい。マオリの儀式を再現したショーや、地熱を利用して調理する伝統料理「ハンギ」が楽しめるツアーコースもあり  

旅やハイキングの疲れを癒やす、温泉施設 @Polynesian Spa ポリネシアン・スパ

Polynesian Spa ポリネシアン・スパ

1878年、アイルランド出身の神父がこの地の温泉で関節炎を治療したことが発祥とされているスパ施設。アルカリ性と酸性、2種の泉質があり、アルカリ性は肌にやさしく、酸性は関節炎や筋肉疲労を癒やすという。じんわり発汗し、体が芯からほぐれるのを感じる。

INFO
1000 Hinemoa Street, Rotorua
07-348-1328
営業時間:9時~23時(最終入場22時15分) 無休
※入場料NZ$39.95(パビリオン・プールは12歳から)~。プライベートプール以外は水着着用必須。水着・タオルは有料でレンタルあり
https://www.polynesianspa.co.nz/

Polynesian Spa ポリネシアン・スパ
「パビリオン・プール」エリアの源泉とプール(写真上2枚)。
Polynesian Spa ポリネシアン・スパ
施設はこのほかに「デラックス・レイク・スパ」(NZ$69.95)など4つの入浴エリアがあるが、一般的な「パビリオン・プール」でもロケーションもよく十分満喫できる。二つの泉質と湯温別にいくつかの浴槽に分かれているのも楽しい。温冷浴もおすすめ

一度はトライしてみたい森の中の天然温泉 @Kerosene Creek ケロセン・クリーク

Kerosene Creek ケロセン・クリーク
駐車場から林道を歩いて約5分ほど。小さな滝壺もある。湯温は低めなので冬は湯冷めに注意したい。更衣室などの設備はなし。水着、タオル、ビーチサンダルを持参しよう

そこここに地熱による蒸気が見られるロトルアの周辺。中でもここは、温泉が川の冷水と混ざることで、ほどよい温度になっていることから最近人気のスポットに。木漏れ日の中の野趣あふれる入浴は旅の上級者向きだが、ユニークな体験になることは間違いなし!

INFO
ロトルア市街地から車で約35分。国道5号線を南へ進み、Old Waiotapu Roadに入る。顔と頭は川につけないこと、駐車場に停めた車には貴重品など荷物は置いておかないよう注意。

1900年代に建てられた歴史的な建築が目印 @Government Gardens ガバメント・ガーデン

Government Gardens ガバメント・ガーデン
広々とした開放感ある公園は、地元の人がスポーツをしたりのんびり散歩をする場所にもなっている

1900年代初頭に温泉療養施設として建てられたチューダー様式の建築。ロトルア湖畔に位置し、街のランドマーク的存在。近年は博物館として使用されていたが現在は耐震工事のため休館中。ポリネシアン・スパから近いので散策ついでに立ち寄るのもあり。

INFO
9 Queens Drive, Rotorua

6月中旬にオープンしたばかりのラグジュアリースパ @Wai Ariki Hot Springs and Spa ワイアリキ・ホットスプリングス・アンド・スパ

Wai Ariki Hot Springs and Spa ワイアリキ・ホットスプリングス・アンド・スパ
「Restorative Journey」コースのメインの温泉入浴エリアは洗練された雰囲気。冷水プールもあり温冷浴ができる。筋肉をほぐすジェットプールなども

90分間施設を利用できる「Restorative Journey」コースでは、3種のサウナ、温泉、ロトルアの泥を利用したマッドスパなどさまざまな温浴設備が体験できる。さらに追加料金で個室やエステのコースも。施設は清潔感にあふれていて、モダンな空間デザインが魅力。

INFO
1047 Whakaue Street, Rotorua
07-349-7111
営業時間:7時~23時(Restorative Journeyコース、最終入場22時。プライべートプールは9時~21時)、8時~22時(カフェ営業)
定休日:12月25日
※入場料:NZ$110(Restorative Journeyコース)~
https://www.wai-ariki.co.nz/

Wai Ariki Hot Springs and Spa ワイアリキ・ホットスプリングス・アンド・スパ
外観デザインやコースのコンセプトはマオリの文化からもインスピレーションを得ている
Wai Ariki Hot Springs and Spa ワイアリキ・ホットスプリングス・アンド・スパ
ヒマラヤ岩塩を利用したサウナ

マオリのスピリットを詠唱を通して継承していく

Irena Te Rakauramai Ranginui Wanikau(イレーナ・テ・ラカウラマイ・ランギヌイ・ワニカウ)

「伝統的な儀式で歌われる『ワイアタ』(詠唱)を教えています。曽祖母がワイアタのエキスパートで、私は幼い頃から習ってきました。歌の内容は先祖の歴史や、昔のリーダーたちの英雄伝、土地の境界線などの取り決めまで、重要な情報や知識を伝えるもの。けれど現代社会では、マオリの人であってもおおよその内容は知っているものの、音程や言葉までは正確に再現できなくなっている。私の役割は、曖昧になってしまったワイアタの知識と形式を正確なものにして、現代と後世に伝えることです。

文字にした情報では、マオリのスピリットやフィーリングまでは伝えきれない。だから音程やリズムのある歌で継承していくことはとても重要なのです。

また、マオリは山などの自然を生きる『存在』と見なします。この地域(トゥランギ)のマオリの女性にとって精神的に大きな存在は、街から見えるピハンガという山。年に一度、トゥランギのマオリの女性は山頂に登って儀式を行い、ワイアタを歌います。ピハンガは女性で、北島を作ったという神話があります。トゥランギの街の水源もこの山にあることから、母なる育みとやさしさ、寛容な精神を体現しているんです。

私にとって、この山は心の拠り所であり、彼女のようにありたいと意図する存在。この地域のワイアタには彼女をモチーフにしたものが多くあります。トンガリロとはパートナーで、パートナーシップを表現するときにトンガリロとピハンガを引き合いに出すこともあるんですよ」

Irena Te Rakauramai Ranginui Wanikau(イレーナ・テ・ラカウラマイ・ランギヌイ・ワニカウ)
1975年生まれ。トンガリロ国立公園に近いトゥランギ地域のマオリ。儀式で歌われる伝統的な「ワイアタ」を世代を超えて現代のマオリの人々に教える活動をしている。電力会社に勤務し、4人の子どもと2人の孫がいる。

Part.3 アースフレンドリーなロッジに泊まる

周囲の自然環境と共生を目指す、個性豊かな宿泊施設にも滞在したい。街から離れたロケーションで光を放つ星々や清らかな朝の景色を目に焼きつけよう

野鳥のさえずりが響き渡る静寂の宿でデジタルデトックス @Blue Duck Station ブルー・ダック・ステーション

@Blue Duck Station ブルー・ダック・ステーション
宿泊棟の一つ、FRONTIER LODGE のリビングにて。キッチンも完備。カーディガン(ベルトつき)¥130,900/ショールーム セッション(サヤカ デイヴィス) タンクトップ¥27,500/エスケーパーズオンライン(ピセア) フードスカーフ¥37,400/THE WALL SHOWROOM(フェティコ) パンツ¥42,900/BOWLES(HYKE) ブーツ¥59,400/JOHN MAISON SMITH JANE SMITH STORE(JANE SMITH)

この場所に魅せられたオーナーのDan Steeleさんが2005年にオープン。ロッジやファーム経営をしながら水質の改善に取り組んだり、害獣をハントすることでニュージーランドの固有種を保護する活動も行なっている。各ロッジはテレビもWi-Fiもない。けれど夜には満天の星が見え、霧が立ち込める幻想的な朝を迎えることができる。稀有な環境を満喫するための場所。

オークランドから車で約5時間半、ロトルアから約4時間の秘境は携帯の電波も届かない。食事ができるBLUE DUCK STATION CAFEのみWi-Fi利用可能。滞在中は別料金で参加できるホーストレッキングやブッシュサファリなどのアクティビティで大自然と触れ合って、非日常を満喫したい。

INFO
4265 Oio Road,Retaruke
07-895-6276
※写真のFRONTIER LODGEは1泊NZ$275(キッチンつき3ベッドルーム。2泊以上からの受付)
カフェ:営業時間 8時~15時
定休日:火・水曜(7月23日〜9月1日は休業)
https://blueduckstation.co.nz/

@Blue Duck Station ブルー・ダック・ステーション
朝晩はかなり冷え込むので、ベッドには電気毛布が
@Blue Duck Station ブルー・ダック・ステーション
FRONTIER LODGEの目の前は牧草地。朝起きると野うさぎが跳ね回る姿が。
@Blue Duck Station ブルー・ダック・ステーション
車移動が基本となるほど広大な敷地には全部で6タイプの宿泊ロッジが点在している。
@Blue Duck Station ブルー・ダック・ステーション
カフェでの朝食。ファームで採れた平飼い卵のエッグベネディクト NZ$21

Part.4 ワイナリー巡りを満喫する

ボルドーやナパ・バレーに並ぶ世界有数のワイン観光地に認定されたホークスベイは国内最古の名産地。開放感あふれるロケーションと美酒に乾杯!

ホークスベイを代表するパイオニア的ワイナリー @Clearview Estate Winery クリアヴュー・エステート・ワイナリー

Clearview Estate Winery クリアヴュー・エステート・ワイナリー
明るい人柄のTimさん本人がワイナリーツアーを案内してくれることも。「ぶどうからワインまで一貫して自分で作ることが好きだし、忙しく働いているほうが性に合ってるんだ」と語る

「もともと海だったこの場所は、水はけがよくぶどうを育てるのに適してるんだ」と語るオーナーのTim Turveyさんが、自らの手でぶどう畑を切り拓き、建物を建てて作り上げた1987年創業のワイナリー。生産したワインは数多くの受賞歴を誇る。ワイナリーツアー(NZ$20〜)や併設レストランでの食事もできる。

INFO
194 Clifton Road, Te Awanga, Hastings Hawke’s Bay
06-875-0150
営業時間:10時~16時(Cellar Door)、11時~15時(レストラン)
定休日:Easter Friday・Anzac Day・Hawke’s Bay Anniversary Day・12月25日・26日(レストランは月・火曜も休業)
https://www.clearviewestate.co.nz/

Clearview Estate Winery クリアヴュー・エステート・ワイナリー
テラスや子どもの遊び場もあってくつろげる空間に。海外だけでなく、国内からも多くの客が訪れる
Clearview Estate Winery クリアヴュー・エステート・ワイナリー
ワインのテイスティングコースは3種でNZ$15〜NZ$25。品種やランクで選べる
【大自然を楽しむ、ニュージーランド旅行ガの画像_38
広々としたぶどう畑を背景に。ニュージーランドでは4月〜5月に収穫を終える

洗練されたエノテカでスペシャルなテイスティング @Smith & Sheth スミス & シェス

Smith & Sheth スミス & シェス

市街地にあってアクセスもいいこのワイナリーの特徴は、シアターのような設備、Heretaunga Wine Studioでの2時間半のテイスティング体験 (1人NZ$150)。アテンドつきで赤と白合わせて6種類のテイスティングができるので、ワインについての知識がぐっと深まる。

INFO
#2, The Courtyard, Village Exchange, 4 Te Aute Road, Havelock North Hawke’s Bay
06-650-5550
営業時間:12時~21時、~19時(日)
※Heretaunga Wine Studioは木〜日の13時30分〜(要予約。2〜8名)
定休日:月・火曜
https://www.smithandsheth.com/

Smith & Sheth スミス & シェス
Heretaunga Wine Studioではワイン樽のある空間に、迫力ある映像も流れてラグジュアリーなムード。施設内にはこのほかにテイスティングと軽食ができるスペースも。
Smith & Sheth スミス & シェス
取り扱うワインは 生産しているSmith & Sheth CRU、 Pyramid Valley、Lowburn Ferry(写真)がメイン。2022年に「Hawke’s Bay A&P Wine Awards Cellar Door of the Year」に選ばれた

Part.5 立ち寄りアドレス in オークランド

オーガニックにこだわったマーケットやレストラン、カフェなど、ローカルたちの行きつけスポットを紹介。自然に寄り添ったライフスタイルやカルチャーを体感しよう

ゼロ・ウェイストをテーマに掲げる地元愛あふれる青空市場 @Matakana Village Farmers’ Market マタカナ・ビレッジ・ファーマーズ・マーケット

Matakana Village Farmers’ Market マタカナ・ビレッジ・ファーマーズ・マーケット
ブロッコリー、ズッキーニなどマタカナで栽培された旬のオーガニック野菜がずらり。エコバッグ持参で出かけよう

オークランド郊外にあるマタカナは環境保護の取り組みに積極的なことで知られる町。週末開催されるマーケットには地元産の食材や名産品を扱うベンダーが40軒以上並び、バーガー、クレープといった手軽なグルメが豊富。そのほとんどがナチュラル&オーガニックだ。音楽ライブなどの催しも行われ、住民にも旅行者にも人気。

INFO
2 Matakana Valley Road, Matakana
営業時間:8時~13時(毎週土曜開催)
www.matakanavillage.co.nz

Matakana Village Farmers’ Market マタカナ・ビレッジ・ファーマーズ・マーケット
マタカナ産の無添加ベーコンと平飼い卵を使用
Matakana Village Farmers’ Market マタカナ・ビレッジ・ファーマーズ・マーケット
地元の果樹園でオーガニック栽培されたオレンジ果汁100%のジュース。(750㎖)NZ$11.90
Matakana Village Farmers’ Market マタカナ・ビレッジ・ファーマーズ・マーケット
見た目にも美しい自家製スープやドレッシングを販売する店。繰り返し使えるガラス瓶入り。ヴィーガンやグルテンフリーの商品も。気になる食品の試食も可能

ヨーロッパのエッセンスが味わえるレンガ造りのクールなワインバー @Apéro アペロ

Apéro アペロ
パテ・ド・カンパーニュ、リエット、テリーヌなどが盛られたシャルキュトリ・プラッターNZ$36

ニュージーランドと世界各地の選りすぐりのワインを揃え、美食とともに楽しめる店。フランス出身のオーナーシェフ、レズリーさんによる日替わりメニューは、自家製ポークソーセージ、イベリコ豚の生ハム、ゴートチーズのコロッケなどワインが進むものばかり。ナイトクラブが立ち並ぶ繁華街に位置しながら、洗練された雰囲気でゆったりくつろげる。

INFO
280 Karangahape Road, Auckland
09-373-4778
営業時間:17時~21時、12時~21時(金)
定休日:土・日曜
Instagram:@aperokrd

Apéro アペロ
オーナー夫妻。レズリーさん(左)は調理、モーさん(右)はワイン選びと接客を担当
Apéro アペロ
手前はサステイナブルな手法で漁獲されたキングフィッシュ(ヒラマサ)のキクイモチップス添えNZ$28、奥はライ麦パンとバターNZ$12
Apéro アペロ
市内屈指のおしゃれなワインバー。店名はフランス語で食前酒の意味。すぐに満席になるので予約がベター

ハイクオリティなヴィーガンメニューを提供するカフェ @Little Bird Kitchen リトル・バード・キッチン

Little Bird Kitchen リトル・バード・キッチン
ココナッツヨーグルトと、季節のフルーツをトッピングしたベリー・グラノーラ・ボウルはNZ$18.50

プラントベースの食品メーカー、リトル・バード・オーガニクスの直営カフェ。クマラ(サツマイモ)のホットケーキ、アサイーボウル、旬の野菜サラダなどメニューは季節ごとに変わり、その大半がヴィーガン。ケーキやタルトといったスイーツの種類も多彩だ。

INFO
1 Summer Street, Ponsonby, Auckland
027-648-4757
営業時間:8時~16時 無休
Instagram:@littlebirdorganics

Little Bird Kitchen リトル・バード・キッチン
甘さ控えめな抹茶タルトNZ$11。フラットホワイトNZ$5.50〜に使うミルクにもナッツミルクを使用

新発想の作品が並ぶ現代アートのギャラリーストア @The Poi Room ザ・ポイ・ルーム

The Poi Room ザ・ポイ・ルーム
店内には先住民マオリや南太平洋のデザインを取り入れた作品が多い。新作も随時入荷する

ニュージーランド在住アーティストの作品を扱うショップ。絵画からオブジェ、陶器、テキスタイル、アクセサリーまでジャンルは幅広く、明るい店内でアート鑑賞しながら買い物できる。オーナーは常に新しい才能を発掘しており、ワンランク上のギフト探しに最適。

INFO
17 Osborne Street, Newmarket, Auckland
09-520-0399
営業時間:9時30分~17時30分、9時30分~17時(土)、10時~16時(日) 無休
Instagram:@thepoiroom

The Poi Room ザ・ポイ・ルーム
野鳥をモチーフにしたウォールアートやアルミ素材で編んだハンドバッグなど日常使いできるアイテムも充実
The Poi Room ザ・ポイ・ルーム
ニュージーランド原産の植物ポフツカワの花を描いたフードボウル。アクセサリートレイとして使うのもおすすめ
The Poi Room ザ・ポイ・ルーム
新進陶芸家ハナ・ジアさんが手がけた磁器製マグカップは質感なめらか。食洗機や電子レンジにも対応しているのがうれしい
The Poi Room ザ・ポイ・ルーム
店があるのはショッピングエリアのニューマーケット地区

健康志向のローカルが通う、地球と人にやさしいスーパー @Commonsense Organics コモンセンス・オーガニクス

Commonsense Organics コモンセンス・オーガニクス
オークランド店は中心部から車で約10分のマウント・イーデン地区にある

自然派スーパーの先駆け的存在として1991年に首都ウエリントンにオープン。現在国内に5店舗を展開し、オーガニック、フェアトレード、サステイナビリティにこだわった品揃えが特徴。生鮮食材は地元産をメインに仕入れ、ヴィーガンやグルテンフリーの食品も充実。

INFO
284 Dominion Road, Mt. Eden, Auckland
09-973-4133
営業時間:9時~19時、9時~18時(土・日)、10時~17時(祝日) 無休
Instagram:@commonsenseorganics

Commonsense Organics コモンセンス・オーガニクス
店内には日本でも人気のエコストアのリフィルステーションも。量り売りで無駄なくプラスチックごみの削減に役立つ
Commonsense Organics コモンセンス・オーガニクス
バッグ入りフルーツはよりどり3個でNZ$10。オーガニック栽培されたリンゴ、キウイフルーツ、オレンジ、洋梨、プラムの中から好きなものが選べる

ニュージーランドのことを深く知りたいならここへ @Tamaki Paenga Hira,Auckland War Memorial Museum オークランド博物館

Tamaki Paenga Hira,Auckland War Memorial Museum オークランド博物館
太平洋ギャラリーでは160年以上前にミクロネシアのカロリン諸島で使われていたカヌーなど、太平洋島嶼国の歴史と文化を紹介

ニュージーランドとその主要都市オークランドの歴史を学べる博物館。1852年に設立され、マオリと南太平洋の文化財では世界有数の所蔵数を誇る。自然史や戦争の展示も見応えがあり、館内のマラエ(マオリの集会所)では1日2回、マオリ文化ショーが開催。

INFO
The Auckland Domain, Parnell, Auckland
09-309-0443
開館時間:10時~17時(月・水~金)、10時~20時30分(火)、9時~17時(土・日・祝日) 無休
※入館料:大人NZ$28、子ども(5~13歳)NZ$14、ファミリー(大人2人+子ども2人)NZ$75、4歳以下およびオークランド居住者は無料、ニュージーランド居住者は寄付制
Instagram:@aucklandmuseum

Tamaki Paenga Hira,Auckland War Memorial Museum オークランド博物館
2023年末までの期間限定で展示中のT・レックスの骨格標本は迫力満点

Part.6 ニュージーランドのLocal Good Things 10

ナチュラルな暮らしが根づいているので、食品や日用雑貨もオーガニックが主流。旅の記念に持ち帰りたい、地元で愛される逸品をハンティング!

自然の恵みを1瓶に詰め込んだ栄養価の高いローマヌカハニー

Biohoney Raw Manuka Honey MGO400+
Biohoney Raw Manuka Honey MGO400+ NZ$44.90

南島のネルソンを拠点とする養蜂ブランド、バイオハニーのマヌカハニー。ネルソン沖合の島で採取し、加熱処理していない天然ハチミツ。その抗酸化作用を示すMGOは400+とハイレベル。力強い味わいとクリーミーな食感が楽しめる。

Instagram:@biohoneynz

SHOP INFO
Commonsense Organics
284 Dominion Road, Mt. Eden, Auckland
09-973-4133
営業時間:9時~19時、9時~18時(土・日)、10時~17時(祝日) 無休
Instagram:@commonsenseorganics

毎日使う日用品だからこそ環境によいものを選びたい

Earthwise Rinse Aid
Earthwise Rinse Aid NZ$4.99

アースワイズは1967年に創業したエコフレンドリーな日用品メーカー。食洗機用の乾燥仕上げ材リンスエイドには植物由来の界面活性剤が使われ、容器の75%に再生プラスチックを採用。食器に水滴が残らず光沢が出ると評判。洗濯洗剤や多目的クリーナーなどもラインナップ。

Instagram:@earthwisehq

SHOP INFO
New World Victoria Park
2 College Hill, Freemans Bay, Auckland
09-307-8400
営業時間:6時30分~22時 無休
www.newworld.co.nz

キリリと冷やしていただきたい甘酸っぱいフェイジョアワイン

Lothlorien Sparkling Apple & Feijoa Wine
Lothlorien Sparkling Apple & Feijoa Wine各NZ$21

秋に収穫されるフルーツ、フェイジョアのスパークリングワイン。オーガニック果樹園で栽培されたフェイジョアにリンゴをブレンドし、すっきりした甘味とほのかな酸味がバランスよく調和。ヴィーガン認定も受けている。ミディアム、ドライの2タイプ。

Instagram:@lothlorienfeijoawine

SHOP INFO
Commonsense Organics
284 Dominion Road, Mt. Eden, Auckland
09-973-4133
営業時間:9時~19時、9時~18時(土・日)、10時~17時(祝日) 無休
Instagram:@commonsenseorganics

個性的なパッケージも目を引く濃厚で風味豊かなチョコレート

Wellington Chocolate Factory Chocolate Bar
Wellington Chocolate Factory Chocolate Bar各NZ$11

原材料や味はもちろん、アーティなパッケージにもこだわりを感じるチョコレートブランド。カカオ豆の仕入れから製造まで自社で一貫して行うビーントゥバーをニュージーランドで初めて実現した。カカオの配合率やフレーバーの異なるバーが種類豊富に揃い、季節の限定品も随時登場。

Instagram:@wellingtonchocolatefactory

SHOP INFO
The Garden Party
130 Ponsonby Road, Ponsonby, Auckland
09-378-7799
営業時間:10時~18時、10時~17時(土・日) 無休
thegardenparty.co.nz

森のパワーで肌を癒やすカワカワ・ヒーリング・バーム

森のパワーで肌を癒やすカワカワ・ヒーリング・バーム
(右から)Millstream Gardens Kawakawa Healing Balm NZ$10.99・ Frankie Apothecary Kawakawa Repair Balm NZ$34.90・Ōku Kawakawa Healing Balm NZ$18.99

古くからマオリが万能薬として使用してきたハーブ、カワカワのバームは種類も豊富に販売されている。乾燥肌や湿疹といった肌トラブルの改善に効果的で、赤ちゃんから大人まで年齢を問わず使用できるのがうれしい。

SHOP INFO
Commonsense Organics
284 Dominion Road, Mt. Eden, Auckland
09-973-4133
営業時間:9時~19時、9時~18時(土・日)、10時~17時(祝日) 無休
Instagram:@commonsenseorganics

自然由来の原料のみを使った安心・爽快なオーラルケア

Maxwell & Mcintyre Toothpaste
(上から)Maxwell & Mcintyre Toothpaste Strawberry・Sweet Peppermint・Baking Soda各NZ$17

歯垢を除去するオーガニックのココナッツオイルをベースとしたジャータイプのヴィーガン歯磨き粉。ホワイトニングや口臭予防に役立つというベーキングソーダや、虫歯の発生を防ぐ天然キシリトールなどを配合している。化学物質は不使用で安心して使える。

Instagram:@maxwellandmcintyre

SHOP INFO
Matakana Pharmacy
2 Matakana Valley Road, Matakana
09-422-9785
営業時間:8時30分~17時30分、8時30分~16時(土)、9時~14時(日) 無休
matakanapharmacy.com

最小限の環境負荷で生産されるヨガウェアブランド

we-ar
(上から)salt long sleeve teeNZ$125・caja zip hoodieNZ$245(日本販売価格は¥12,100・¥19,800)

最高級スーピマコットンを使った長袖Tシャツ、ドレープが美しいオーガニックコットン製のパーカなど、シンプルでアレンジしやすいデザインが魅力。日本ではスタジオ・ヨギーのECサイトで取り扱いあり(air.studio-yoggy.com/store/)。

SHOP INFO
we-ar
122 Ponsonby Road, Ponsonby, Auckland
09-378-8140
営業時間:10時~17時、11時~16時(日) 無休
Instagram:@wearyoga

アロマオイルの香りが漂うボトル入りの手作りバスソルト

Anoint
(右から)Anoint Pink Bath Salts・Coconut Bath Milk各NZ$22

ニュージーランド北島の町、ケリケリで手作りされる無添加バスソルト。保湿効果の高いココナッツミルクパウダー配合タイプや華やかなピンク・ヒマラヤ岩塩入りなどが揃い、入浴タイムが待ち遠しくなりそう。イランイランとグレープフルーツの精油を加え、リラックスとデトックス作用も。

Instagram:@anointskincare

SHOP INFO
The Garden Party 130 Ponsonby Road, Ponsonby, Auckland
09-378-7799
営業時間:10時~18時、10時~17時(土・日) 無休
thegardenparty.co.nz

ビタミンEやオレイン酸が豊富でダイエットや美容に効果あり

Grove Extra Virgin Avocado Oil
Grove Extra Virgin Avocado Oil NZ$12.50

ニュージーランド産アボカドをコールドプレスして抽出したエクストラバージンオイル。250㎖ボトル1瓶に、16個分のアボカドが使われている。トロッとした重めのテクスチャーと、バターのような芳醇な香りが特徴。熱に強く、加熱調理にも向いている。

Instagram:@grove.avocado.oil

SHOP INFO
New World Victoria Park
2 College Hill, Freemans Bay, Auckland
09-307-8400
営業時間:6時30分~22時 無休
www.newworld.co.nz

トレーサビリティ食材で作られたヘルシーおやつ

Serious Food Co
(右から)Serious Food Co. Serious Cookies NZ$6.59・Serious Popcorn NZ$3.99

「シリアス・ベア」が目印のヴィーガンスナック。原材料はすべて無農薬かつ追跡可能で、ポップコーンにはココナッツオイルとニュージーランド産シーソルトを使用。クッキーはグルテンフリーでベルギー産ダークチョコチップ入り。

Instagram:@seriousfoodco

SHOP INFO
New World Victoria Park
2 College Hill, Freemans Bay, Auckland
09-307-8400
営業時間:6時30分~22時 無休
www.newworld.co.nz

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