料理上手な３人が“推し鍋”への愛を語る。突撃！ 隣のル・クルーゼ

【料理家／長谷川あかり】炊き込みごはんから揚げ物まで、毎日の料理をサポート

“食べ疲れないちょっぴりおしゃれな料理”がSNSで大人気の料理家・長谷川あかりさん。長谷川さんが今回セレクトしたのは、「ココット・エブリィ」。日本人のライフスタイルに合わせて開発された鍋は、米がよく踊って甘く炊けるように底の角を丸く設計するなど、細部にまでこだわりがちりばめられている。

「この形、炊飯用の鍋として便利そうだなと前から狙っていたんです。実際毎日使ってみると、とにかくお米がおいしく炊けることに驚きました。保温性が高い鋳物ホーロー素材なので、食卓に出すまでに時間が経ってしまっても料理が冷めないのもうれしい！  それと、深さがある鍋なので、唐揚げのような揚げ物を作る時にも便利です。別売りの内蓋（インナーリッド）も優秀で、セットで使うと吹きこぼれを防いでくれるのでおすすめ」。

簡単と丁寧が両立する、エスニックな炊き込みごはん

長谷川さんが「ココット・エブリィ」で作るのは、カレーの香りが食欲をそそる、アジと夏野菜の梅カレー炊き込みごはん。レモンイエローの鍋の可愛さからインスパイアされ、このレシピを思いついたのだとか。

「鍋の色合いが華やかだから、食卓にそのまま置いても絵になるし、気分が上がりますよね。ほどよい梅の酸味とカレー粉のエスニックな風味がマッチした炊き込みごはんは、暑い夏の日にぴったりな一品。包丁でカットする必要のないアジのたたきを使えば、より簡単に作れます。省ける手間はできるだけ省いて、無理せずおいしいのが一番だと思っています」。

アジと夏野菜の梅カレー炊き込みごはん
材料（２人分）
米　１合
ミニトマト　４個
ピーマン　１個
生姜　１片
梅干し　２個（甘くないもの、塩分濃度10%前後）
アジのたたき　１パック（約80g、刺身を粗く叩いたものでもOK）
〔A〕
　水　150ml
　白ワイン　大さじ１
　カレー粉　小さじ１
　オリーブオイル　小さじ１
　塩　小さじ1/2

作り方
❶米は洗ってザルに上げ、30分置く。ミニトマトはヘタを取って半分に切る。ピーマンは１㎝角に切る。生姜は千切りにする。
❷鍋に米を入れたら、〔A〕を加えてざっと混ぜる。
❸皮をやぶった梅干しを種ごとのせ、さらにミニトマト、ピーマン、生姜、アジのたたきをのせて蓋をする。
❹強めの中火で沸騰するまで５分ほど加熱し、沸騰したら弱火で15分ほど加熱する。火を止めて５分蒸らす。
❺器に４を盛り、お好みでゆで卵（分量外）、アボカド大葉ヨーグルト和え、紫玉ねぎとみょうがのマリネを添える。

アボカド大葉ヨーグルト和え
材料（２人分）
アボカド　1/2個
大葉　１束
〔A〕
　ヨーグルト　30g
　オリーブオイル　小さじ１
　レモン果汁　小さじ1/2
　おろしにんにく　小さじ1/4分
　塩　少々

作り方
❶アボカドは皮をむいてさいの目切りに、大葉は千切りにする。
❷１をボウルに入れ、〔A〕を加えてよく和えたら完成。

紫玉ねぎとみょうがのマリネ
材料（２人分）
紫玉ねぎ　 1/2個
みょうが　１本
〔A〕　
　ライム果汁　大さじ１
　オリーブオイル　小さじ１
　塩　ひとつまみ
　黒こしょう　少々

作り方
❶スライサーで紫玉ねぎを薄くスライスする。みょうがは細切りにする。
❷１をボウルに入れ、〔A〕を加えてよく和えたら完成。

【文筆家／ツレヅレハナコ】気負わず使える、相棒のような鍋

食と酒と旅を愛する文筆家のツレヅレハナコさん。彼女は学生時代に憧れだったル・クルーゼのココット・オーバルを手にし、今は複数の鍋を20年以上愛用している自他ともに認めるル・クルーゼ好き。

「ル・クルーゼは、料理好きな人が必ず通る道ですよね。他の鋳物ホーロー鍋を使うこともありますが、必ず戻ってくる原点のような存在。キッチンにずっと置いてあって、料理を楽しくしてくれる調理器具の一つです。『煮る』『焼く』『蒸す』『炊く』『揚げる』など、さまざまな調理に使えて万能ですし、熱伝導性が高いので食材にムラなく火が通って機能的。シンプルな料理でもル・クルーゼを使えばおいしくできるから手放せません」。

季節を問わず「ル・クルーゼを使わない週はない」というツレヅレさんが、今回新たに迎えたのは、「シグニチャー ココット・ジャポネーズ」。
「浅型で底が広い形の鍋なので、炒めたり、煮たりする料理に最適。海外では“ココットSUKIYAKI”と呼ばれているそうですが、確かにすき焼きなどの鍋料理にもぴったり！ デザインも素敵なので、ホームパーティの時に卓上で調理してそのまま出してもいいですね」。

ベトナムの定番料理をツレヅレさん流にアレンジ！

ツレヅレさんが「シグニチャー ココット・ジャポネーズ」で作る料理は、鶏手羽元のベトナム風ココナッツ煮込み。本国ベトナムではブロックの豚バラ肉を使う料理の定番だが、ツレヅレさんのレシピでは短時間で味が染み込む鶏手羽元を使用するのがポイント。濃厚なココナッツミルクとナンプラーの旨みにアジアの風を感じる、ごはんが止まらない一品だ。

「漬けておいた鶏肉を焼き、材料を加えて煮るだけ。暑くて料理をしたくない日でもささっと作れておいしい、夏の鉄板料理です。ル・クルーゼは『焼く』機能が優れていて、特に内側がマットブラックホーローのこの鍋は焦げつきにくいです。ココナッツミルクは缶詰タイプがなければ水で溶いたパウダーでも代用できます」。

鶏手羽元のベトナム風ココナッツ煮込み
材料（４人分）
鶏手羽元　12本
卵　６個
にんにく、生姜　各１片
〔A〕　　
　酒　1/4カップ　　　
　砂糖　大さじ３　　
　ナンプラー、しょうゆ、酢　各大さじ２　　
　黒こしょう（粒）　大さじ１
サラダ油　大さじ１
水　２カップ
ココナッツミルク（缶詰）　1/2カップ
香菜　適宜

作り方
❶鶏手羽元は骨の脇に包丁で切れ目を入れる。卵は熱湯に入れて７分ゆで、水につけて粗熱を取ったら殻をむく。にんにくは包丁の腹でつぶし、生姜は皮をむいて薄切りにする。
❷保存袋に〔A〕、鶏手羽元、にんにく、生姜を入れて全体をもみ、なるべく空気を抜いて30分以上置く。
❸鍋にサラダ油を中火で熱し、漬け汁の水気をきった鶏手羽元を並べ（漬け汁はとっておく）、焼き色がつくまで両面を焼く。残りの漬け汁（にんにく、生姜ごと）、水を加え、落し蓋をして弱火で15分ほど煮る。ココナッツミルク、ゆで卵を加え、火を止めて15分ほど置く。
❹皿に３を盛り、香菜、炊いたタイ米（分量外）を添えて完成。

【モデル／畠山千明】可愛いだけじゃない！ 使い勝手のよさに感動

モデルとして活躍する畠山千明さん。気取らない家庭料理が得意な彼女が選んだのは、鍋のままオーブンに入れられる浅型が特徴の「シグニチャー ビュッフェ・キャセロール」。煮魚などの和食からハンバーグなどの洋食までマルチに活躍する鍋は、３人家族の畠山さんにぴったりの大きめサイズ。

「ル・クルーゼは“丁寧でおしゃれな暮らしをしている人が使う鍋”というイメージがあって少しハードルが高かったのですが、実際に使ってみると実用的で使いやすいことに驚きました。内側がサンドホーローになっているので、ツルツルとした質感で食材がこびりつきにくく、洗いやすいのもうれしいですね」。

プレイフルなオレンジ色の鍋が日々の食卓を格上げ

自宅をリラックスできる場所にするために、自分が好きなカラフルなものを買うことが多いという畠山さん。鮮やかなオレンジ色のル・クルーゼの鍋を見た瞬間に、心を奪われたそう。
「この鍋が食卓に置いてあるだけで華やかになるし、いつもより料理もぐっとおいしそうに見えます（笑）。娘が７歳になったので、今後は視覚的なおいしさも、食卓に取り入れていきたいですね」。
 
そんな畠山さんが「シグニチャー ビュッフェ・キャセロール」でよく作るのが、いんげんとベーコンの和風リゾットだ。
「季節によって、具材を旬の野菜に替えて作っています。体調を崩した時や夏バテの時にも食べやすく、あっさりとした優しい味わいです。偏食気味の娘も大絶賛してくれる、我が家の定番メニューです」。

いんげんとベーコンの和風リゾット
材料（2人分）
いんげん　8本
ベーコン　70g
サラダ油　適宜
牛乳（豆乳でも可）　１カップ
ごはん　200g
水　20ml
顆粒だし　大さじ１
塩昆布　適量

作り方
❶いんげんは小口切りに、ベーコンは１cm幅に切る。
❷鍋に油、いんげん、ベーコンを入れて軽く炒めたら、牛乳を加える。
❸ごはんを加えて煮立てたら、水、顆粒だしを加え、ごはんが水分を吸うまで３〜５分ほど煮る。
❹火を止め、塩昆布を加えて味を調える。器に盛ったら完成。