【21時からのレストランガイド】フーディが推す東京の新名店

コロナ禍を経て、再びにぎわう夜の東京。春が幕を開ける今、時代を先ゆくレストランから、ワインラバーが足繁く通う隠れ家、パワーアップしたいときの一軒まで。遊んだ後にも、残業後にも駆け込める包容力のある新名店をリストアップ!

Recommender
板川侑右さん(テレビ東京 プロデューサー・ディレクター)
今井未央さん(ブランディング&PRディレクター)
海渡理恵さん(ライター)
小寺慶子さん(ライター)
鳥澤 光さん(編集者・ライター)
星子莉奈さん(PR・ライター)
まろさん(おひとりプロデューサー)
門前直子さん(編集者・ライター)
広沢幸乃さん(ライター)

Part1. フーディが愛する3軒

独自の解釈で新風を巻き起こす、今注目のレストランは? 心ときめく最旬の味に出合う

Massif(マッシーフ)

Massif(マッシーフ)

大地の恵みを享受し、五感を震わせるレストラン
「大橋会館」に誕生した"山塊"を意味するマッシーフ。朝から夜まで楽しめるレストランで、カフェとバーもゆるやかにつながっている。英語が飛び交う厨房では、アメリカ生まれの黒田慶一郎シェフを中心に、国籍にとらわれない自由な料理を展開。全国各地から届く野菜や新鮮な魚介など旬の素材を軸に、あらゆる食文化や料理技法をクロスオーバーさせ、新しい味を表現する。ディナーのコースはテパチェと呼ばれる発酵飲料から始まり、魚介の前菜、肉料理、デザートまでの全8品。ソースや付け合わせなど細部に至るまでだしや果実、発酵技術を緻密に忍ばせるため、めくるめく食体験を堪能できる。「荒々しくてカッコいい空間と独創的な料理に、いつまでも酔いしれたい」(まろさん)

Massif(マッシーフ)

おまかせコース、8品¥10,000の一部。(上)ヒラメのタルト、ホタテのセビーチェ、ホタルイカと春菊のサルサヴェルデの前菜。(下)北海道産の八雲牛と菊芋とりんごのピューレ。季節に合わせ、メニューは変化

Massif(マッシーフ)

1 カフェ&バーのメニュー。絶品の自家製サワードウ(¥1,200)にはリコッタチーズにレモンオイルで和えた春の食材を。ホーボーブルーイングとコラボしたクラフトビール(¥950)とともに
2 石材や木材も国産の素材を用い、"山塊"を表現。セラーには2000本以上のワインもストック

 

東京都目黒区東山3の7の11 大橋会館1F
080-7111-5451
営業時間:カフェ8時~16時 バー・レストラン18時~23時
定休日:月曜、日曜夜のレストラン
※支払いはキャッシュレス
Instagram: @massiftokyo

SAAWAAN BISTRO(サーワーン ビストロ)

SAAWAAN BISTRO(サーワーン ビストロ)

麻布台ヒルズに誕生したイノベーティブなタイ料理
「オープン後わずか7カ月でミシュラン一ツ星に輝いた、バンコクで注目のレストランの味がカジュアルに堪能できます」(今井未央さん)。タイの宮廷料理の思想をベースに、五味の魅力を最大限生かしてモダンに昇華。世界のグルマンを虜にするローカルレシピに出合える。さらにターメリックライスに海老、ザクロなど旬の食材をからめ、鰹と発酵魚貝のだしをかけるSAAWAAN タイ ライスサラダ(5 ¥1,782)など、現地シェフが日本の豊かな食材から着想を得た独自のメニュー展開にも注目したい。どの料理も洗練された味わいと、鮮烈な香りやリズミカルな食感だ。その秘密はハーブやスパイスを贅沢に使用したソースに至るまで、"毎日作りたて"のこだわりにある。

 

ディナーはアラカルトとコースが選択可能。初めてなら3・5・6を含むサーワーン コース(¥13,200)がおすすめ。
3 蒸し焼きにした甘さ際立つ海老に、魚の骨や内臓まで使ったソースをかける。海老のスチーム ヌードル、発酵魚貝ソース¥2,242
4 併設のバーではもちろん、レストランでも華やかなタイカクテルが供される。(上から)レモングラス ココナッツ¥1,320・パッションフルーツ¥1,540
6 牛骨の深い旨みがスープに溶け出す。塩漬け牛肉とココナッツのスープ¥2,068

 

東京都港区麻布台1の3の1 麻布台ヒルズ森JPタワー タワープラザ3F
03-6441-0737
営業時間:11時~14時(LO14時) 17時30分~23時(LO22時、バーはLO22時30分)
定休日:火曜
※サービス料10%
Instagram: @saawaan_bistro

TU DÉCONNES(チュデコンヌ)

TU DÉCONNES(チュデコンヌ)

リラックスして楽しめる、クリエイティブな食体験
気さくな雰囲気ながら、料理は骨太なガストロノミーレストラン。そんなギャップが魅力の「ソン デコネ」の系列の新店は、タパス料理がメイン。とは言っても一般的な"おつまみ"ではなく「鮮やかな色合いや美しい盛り付けに心躍ります」(海渡理恵さん)との言葉通り、魚介や野菜やフルーツを常識にとらわれない考え方や斬新な組み合わせで見目麗しい一皿に。「ポワロー、ケール、ホタルイカ」は、炙ったポワローにフレッシュな柑橘類で締めたホタルイカと素焼きのケールが、アサリや大量のミントで作る翡翠色の海藻スープに浸かる。隣の一皿の要素を加えたり混ぜたりしながら、おいしさの化学反応を体感するのも楽しい。

 

7 テーブル席とカウンターのほか、半個室も。風通しのよい空間と接客も魅力
8 タパス同士をペアリングして提供するのがチュデコンヌ流。(上から)ポワロー、ケール、ホタルイカ¥2,100・いちごやハーブ、レモンを裏漉ししたソースが魅力。赤エビ、イチゴ、赤大根¥2,200・ロメインレタス、菜の花、山わさび¥1,900。ライトボディのワインと好相性

TU DÉCONNES(チュデコンヌ)

東京都渋谷区上原1の24の13
03-5761-6315
営業時間:18時~24時
定休日:日曜・隔週月曜
Instagram: @tu_deconnes_

Part2. ワイン処は気分で選ぶ

使い勝手のいいワインバー。料理やスタイル、ムードの異なる4店は、シーンに応じて訪れて

パ・ロワン

パ・ロワン

予約困難店、ビストロ「シンバ」の味をカジュアルに堪能できる
東銀座の人気店「シンバ」が手がけるワインバーは「本店で仕込んだ料理を若手料理人がこちらで仕上げ、本格的でありながら気取らないメニューばかり。フーディにはたまらないナイトスポットです」(星子莉奈さん)と愛される一軒。フランス語で"遠くない"という意味の店名の通り、本店から5分の距離にありウェイティングや2軒目使いにもぴったり。バーならではのほかのゲストやスタッフとの身近な距離感も魅力だ。ピークタイムは22時過ぎ。夜遊びしたい大人や、観劇・仕事終わりの人でにぎわう。

手切りの豚肉で作る田舎風お肉のパテ(¥1,500)に、ラ・フェルム・デュ・パストゥールのロゼを。グラスワイン¥1,300

パ・ロワン

1 フランス産を中心に300本以上揃うナチュラルワインのストックから提供するグラスワイン(¥1,500前後)は常時20種を用意
2 シンバ特製ブイヤベースのリゾット(¥1,800)が食べられるのはここだけ!
3 ワインリストはなく、好みを伝えると店長の高山南美さんが的確な提案をくれる

 

東京都中央区銀座4の14の2 XCD銀座ビル2F
080-5828-4141
営業時間:18時~翌1時(LO24時)、(土・祝)18時~24時(LO23時)
定休日:日・月曜
Instagram: @pasloin_bar_a_vin

コングスト

コングスト

下町エリアで出合うスパニッシュの新星
「神楽坂の『エルプルポ』、銀座の『スリオラ』、鎌倉の『アンチョア』など名店で腕を磨いた坂田慎吾さんが独立し、オープン」(鳥澤光さん)という話題店。コースが主体だが、客足が落ち着いた後はアラカルトメニューにも対応。その場合は予約ができないため、当日電話か、ふらりと訪れて直接確認を。メニューはタパスやスペシャリテのパエリアなどその日ごとに内容が変わる。シェフの故郷、熊本の馬肉や野菜など地元の食材を積極的に取り入れ、クラシックなスパニッシュを独自の味わいで提供する。

カジョス(¥1,100)はスペイン料理に欠かせないパプリカパウダーが味の決め手。グラスワイン¥990〜

コングスト

4 ワインは9割以上スペイン産。(右から)無添加の泡¥1,210・自然派の白¥1,320・土着品種にこだわったカタルーニャの自然派赤¥1,430
5 (上から)イワシの酢漬け¥990・自家製のモルシージャ¥1,320
6 カッペリーニを炊いたパエリヤに悶絶! イカ墨のフィデウア¥3,300

 

東京都中央区日本橋小網町16の19 大都ビル1F
070-1247-2468
営業時間:コース18時~最終入店20時(LO23時) アラカルトは当日の状況に応じて案内
定休日:月曜
Instagram: @congusto_nihombashi

料理や、小料理や

料理や、小料理や

コージーなカウンター席でいただく粋な割烹料理
駅からの少しの遠さもなんのその、それでも足を運ぶ客が絶えない和食店。気取らない雰囲気のなか、正統派な割烹料理が味わえる。早い時間はコースのみだが、20時半以降はアラカルトでの注文が可能。季節の魚介や野菜を中心に、食材の純粋なおいしさを生かした料理は、すっと体に染み入る。「繊細な味つけで、食べ疲れしない。ナチュラルワインをはじめ、ソムリエかつ日本茶インストラクターの資格も持つオーナーが淹れるお茶など、ドリンクも充実していてうれしい!」(海渡理恵さん)

コースを締めくくる本日の土鍋ご飯(¥4,000〜)はアラカルトでも。鯖とごぼうをだしで炊き、梅干しと大葉を添えて

【21時からのレストランガイド】フーディの画像_12

7 丁寧な料理に寄り添う、ナチュラルワインが大充実。(左から)フランスの赤¥1,200・宮城の白¥1,800・スロバキアのオレンジ¥1,300
8 季節の果物とあんみつ¥900・番茶¥900。果物以外すべて自家製
9 お通しとして出てくる、彩りよく盛られた八寸¥2,200・グラスワイン¥1,000〜

 

東京都目黒区上目黒5の4の8
03-6451-2677
営業時間:コース18時~20時30分 アラカルト20時30分~24時(LO22時30分)
定休日:月・火曜
Instagram: @ryouriya.koryouriya

NUPURI

NUPURI

ひとりでも、友人とでも。華やかな料理に高揚する
食欲をそそる美しいビジュアルの一皿と豊富なナチュラルワインに心ときめく、アラカルトスタイルの自由度が高いレストラン。グループでも、ひとりでも心地よい。店内は3エリアに分かれ、奥はカウンタースタイルのレストラン、手前はワインスタンド、中央にナチュラルワイン専門店のTHE WINESHOP.TOKYOによるショップ・イン・ショップを併設する。「ボトルについているワインの説明カードがわかりやすく丁寧。ジャンルにとらわれないメニューも素晴らしい」(門前直子さん)と、ワイン通も唸る新店。

水彩画のような色みのトレビスと金柑のサラダ¥1,600・グラスワイン¥1,000〜。野菜は北八ヶ岳の農場から

NUPURI

10 レアなナチュラルワインを豊富に。(右から)フランスのロゼ¥6,050と白¥7,150・ポルトガルのオレンジ¥4,070(すべてボトル)
11 寒鰤と紅芯大根の自家製おろしポン酢¥1,800。バジルのオイルでたちまち洋風へ味変する
12 ショップで販売するワインは店内で飲むことも。抜栓料¥3,300

 

東京都世田谷区三軒茶屋1の9の9
080-7937-4906
営業時間:立ち飲み15時~24時(LO23時) レストラン18時~24時(LO23時)、日曜(どちらも)15時~22時(LO21時) 不定休
Instagram: @nupuri__sancha

Part3. 頼もしい酒場が知りたい

知っておきたい大人のための居酒屋! 気軽ながら個性ある店に、足繁く通いたい

BW CAVE

BW CAVE

生ビール感覚で楽しむ進化系マティーニが新鮮
渋谷の人気バー「ベルウッド」がオープンしたネオ酒場。おいしいカクテルと酒井商会監修のフードを楽しむことができるほか最前線のスタイルにも注目。「看板もなく、随所にペイントのアートワークが施された店内は、秘密基地というコンセプト通り"隠れ家"感満載。タップカクテルとひねりのきいた料理が新鮮です」(門前直子さん)。ここだけの斬新な試みは、樽入りマティーニをサーバーで注ぐ"生ティーニ"。香りや味はフレッシュ、作りたてのようなベストな状態で提供。度数を低めにして、食前も食中も楽しめる一杯を提案する。

 

1 (右上から時計回りに)森のハイボール¥1,100・トッポギ春巻き¥800・きのこと鴨つくねの茶碗蒸し¥1,100・酢飯を使うトリュフと卵黄のTKS¥1,100

BW CAVE

2 スイスイと飲みやすい! 生ティーニCLASSIC¥1,300
3 気負わないムード

 

東京都渋谷区宇田川町41の29 石井ビル2F
03-6712-7325
営業時間:18時~24時(LOフード23時、ドリンク23時30分)
定休日:月・火曜
Instagram: @bw_cave

目黒それがし

目黒それがし

"ちょうどいい"が詰まった大人に刺さる一軒
スナックが立ち並ぶ雑居ビルの一角にひっそり佇む、アーバンな居酒屋。カウンターでしっぽり飲むのもよし、テーブル席でわいわい話すのもよし。使い勝手のよさは抜群だ。「数々の繁盛店を手がける、それがしグループの最新アドレス。日本酒、ワイン、クラフトビールのセレクトも小粋で、何より大人が寛げるラフな雰囲気が心地よい」(小寺慶子さん)と舌が肥えた食通のファン多数。系列店の人気メニューのほか、海鮮太巻きや炭焼きなど新看板メニューも登場する。それらをカジュアルな価格で味わえるとなれば、行かない理由はない。

 

4 〆鯖と鰯の太巻き¥1,980。アテとして食べられるようにシャリは少なく具だくさん。テイクアウトでも人気

目黒それがし

5 落ち着きながらもライブ感のあるカウンター
6 特製メンチカツ¥990・キャベツの酒盗炒め¥770・日本酒グラス¥770〜

 

東京都品川区上大崎2の27の1 サンフェリスタ目黒2F
03-6417-4700
営業時間:17時~23時30分(LOフード22時30分、ドリンク23時) 無休
Instagram: @soregashi_official

松吉

松吉

一日の最後に立ち寄りたい。味よし、空間よしの美味処
六本木の路地裏にあるおしゃれな酒場は、自分だけの秘密にしておきたいくらいのとっておき。「家庭料理とお酒を出し、夜遅くまで入店OK。六本木界隈でこの方向性は今までになくうれしい。ハシゴ酒の締めの一軒にもおすすめです」(鳥澤光さん)。店主の吉井知未さんは西麻布の人気ビストロ「ルブトン」出身、念願の自分の店では趣向を変えてもてなす。"なるべく自家製を"とマヨネーズやウスターソースなども手作りし、食材も無添加が信条だ。フレンチのエッセンスもきかせたひとひねりある調理のセンスに、一口食べれば心つかまれるはず。

 

7 自家製燻製ナッツがアクセントのかぼちゃのポテトサラダ¥800・日本酒グラス¥730〜

松吉

8 麺なしナポリタン¥700・ハイボール¥1,200
9 壁にずらりと並ぶメニュー。料理同様に和洋折衷、レトロモダンなインテリアも魅力

 

東京都港区六本木3の13の3 六本木アネックス2F
03-6685-9823
営業時間:18時~24時(LO23時)
定休日:日曜・祝日
Instagram: @matsuyoshi0731

Part4. 夜深めにガッツリコース

鍋派? それともお肉派? 遅い時間からしっかり胃袋を満たす、貴重なお店をピックアップ

麻辣火鍋専門店 越智

麻辣火鍋専門店 越智

痺れる旨さに目覚める!滋養たっぷりの麻辣火鍋
ヘルシーな鍋なら、夜な夜な食べてもギルティフリー!? 「デトックスしながら満腹になる鍋は知っておくと重宝。個人店にして、22時最終入店でウマ辛な火鍋が食べられるのはかなりレア。ロケーションも都会のエアポケット風情満載でエモーショナルです」(小寺慶子さん)。火鍋一筋の店主、越智和彦さんが作る麻辣火鍋の特徴は、類いまれな生薬の多さ! 鶏ガラ、豚骨を7時間ほど炊いたベースの白湯スープは完全無添加。漢方薬にも用いられる生薬20種以上を贅沢に加え、コストパフォーマンスは度外視で提供する。本場の味を大事にしつつも和食のだしの要素を取り入れ、滋味豊かだ。

 

10 まろやかな痺れがクセに! 味わいと生薬の効能に惹かれ、毎週訪れる常連客もいるそう

麻辣火鍋専門店 越智

11 生薬まで食べられる、薬膳シロップ入りのハイボール¥680 
12 フードメニューは麻辣火鍋コース4種のみ。お肉好きにおすすめは、写真のラム、牛、豚のうちからお肉2種を選べる至福コース¥4,220。前菜、野菜の盛り合わせ、トッポギや水餃子のほか盛りだくさんの内容
13 赤色に染まったムーディな店内が特徴的

 

東京都渋谷区代々木3の29の5(2F−A)
03-5843-5385
営業時間:18時~24時(LO23時)
定休日:火曜
Instagram: @maaraahinabe

フレンチ・ビストロ867

フレンチ・ビストロ867

クラシックな骨太肉料理が自慢のブラッスリー
遅くまで仕事を頑張った日ほど、おいしいものが食べたい! そんな夜はヴィンテージマンションの2階にある隠れ家的カウンターフレンチへ。「初めてだと入りづらいお店、だけど味は抜群! シャルキュトリーは自家製。時間がかかる煮込み料理も本格的で『こんなにひっそりと手の込んだことをしているお店があるなんて』といつも感動しています」(板川侑右さん)。ひとりで切り盛りするオーナーシェフの中村憲司さんはさまざまなジャンルで腕を磨き、独立。食べ方は2種から選べ、5皿のAコースは¥2,970、6皿のBコースは¥4,950と良心的な価格も稀少だ。

 

17 Bコースのメイン、房州イノシシのシードル煮込み。臭みがなく、ジビエとは思えないほど。プラス¥990でAコースにも提供可能

フレンチ・ビストロ867

14 両コースの前菜、テリーヌ。旨みをぎゅっと凝縮。写真のフードはすべて2人前
15 ゴダール作品に出てくるカフェをイメージ。60〜70年代の家具がキッチュなムード
16 元パティシエのシェフが作るバスクチーズケーキも人気

 

東京都目黒区駒場1の11の16 ハウスカシノ201
080-9034-7801
営業時間:18時~24時(LO23時) 21時以降はアラカルトでも案内可能 不定休
Instagram: @french_bistro_867

Part5. やっぱりピザが好き

窯の状態を保つべく、早じまいが多いピザ界にも今、変化が訪れている!

Pizzeria NeNe

Pizzeria NeNe

具だくさんで彩り豊か!どこまでもやさしい味
三軒茶屋の「アンビリカル」が松陰神社前にオープンした薪窯焼きのピザとナチュラルワインの店。コルニチョーネと呼ばれる耳が持ち味のナポリピザで、2種の粉をブレンドしている。やわらかな香りと、モチモチ&軽やかな口当たりの生地には、自家製のトマトソース、生ハムやサラミ、多種のチーズ、野菜などをこんもりトッピング。ピザはもちろん、パテ ド カンパーニュやレバーのムースなど自家製の前菜やこだわりのサイドメニューも充実。「ピザ=スピーディに楽しむイメージもありますが、『NeNe』はゆったり楽しめるのも魅力です」(広沢幸乃さん)

 

1 星型のステッラ(¥2,500)は水牛モッツァレラやサラミ、バジルを。耳にはリコッタチーズとサラミが
2 春野菜と生ハム、卵がのった新作のビスマルク¥2,500

Pizzeria NeNe

3 本日のタパス盛り合わせは5種2人前で¥2,000。白レバーのムースやタコとアボカド、キヌアのバジルマリネなど
4 ピザ窯が目の前に。テーブル席もある

 

東京都世田谷区世田谷4の1の13
03-6805-5219
営業時間:12時~14時30分(LO14時) 18時~23時30分(LO22時)、(土)17時30分~23時30分(LO22時)、(日・祝)17時30分~22時(LO21時)
定休日:木曜、不定休 ※お通し代1名につき¥300
Instagram: @nene_shoinjinjya

CRAZY PIZZA TORANOMON

CRAZY PIZZA TORANOMON

イタリアンの名店が手がけ、香りと旨みがガツンと弾ける
調布市国領町にある人気イタリアン「ドンブラボー」が、「イタリアンの魅力をもっと気軽に知ってほしい」という思いからスタート。主役は、挽きたての全粒粉に玉ねぎを浸してエキスを抽出した独自の"玉ねぎ水"とホエーを加えた、塩分控えめで旨みの塊のような生地。ふわっと軽やかだが、粉の香りがガツンと弾ける。虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの新店でも、独自の技とおいしさは健在。ここではほかにも「季節限定メニューや、パスタでおなじみの味をピザに落とし込んだオリジナルな一皿に出合えるのもうれしい」(海渡理恵さん)

 

7 新作のディアボラ(¥1,650)は、アンチョビやベーコンの上に唐辛子の辛みをオリーブ油に抽出した特製オイルをたっぷりと 
8 フランス南部の港町セートの料理から着想を得た、ぶっかけピザ イカのセート風煮込み¥2,420

【21時からのレストランガイド】フーディの画像_28

5 サイドメニューのローストポテト ザジギソース¥660
6 虎ノ門ヒルズ駅直結で便利

 

東京都港区虎ノ門2の6の3 虎ノ門ヒルズ ステーションタワーB2
03-6268-8009
営業時間:11時〜15時30分(LO14時30分) (平日・土)17時~23時(LO22時)、(日・祝)17時~22時(LO21時)
定休日:火曜
Instagram: @crazypizza_toranomon

グルメの関連記事はこちら

FEATURE