家具・雑貨のプロが頼る、センスのいい【インテリアショップ】6軒

センスのいいプロ行きつけのインテリアショップガイド。家具や小物との運命の出合いを求めて

センスのいいプロ行きつけのインテリアショップガイド。家具や小物との運命の出合いを求めて

objet d’ art

objet d’ art
日本の建築家、デザイナー長大作の低座椅子など、和の家具も展示販売

侘び寂びの美意識が宿る和洋折衷

デザイナーズヴィンテージを中心に、骨董、現代作家の作品まで、さまざまな国や年代の家具とアートを独自の審美眼で選び展示販売するオブジェデアート。「都内で好きなのはここ。コンテンポラリーもヴィンテージの買いつけもとてもセンスがよく、訪れるたびに店内演出にドキドキします」(FLOOATデザインディレクター吉田裕美佳さん)。和洋、新品と古物のシックな取り合わせは、部屋づくりの参考にも。作家ものの陶器にも注目したい。

objet d’ art

シャルロット・ペリアンの名作「オンブル・ペリアンチェア」を2000年に復刻販売したモデル

1 ジャック・アドネのイージーチェア、骨董の和ダンス、ピエール・ジャンヌレのラウンジチェア
2 シャルロット・ペリアンが1962 年にデザインしたマホガニーのサイドボードとイサム・ノグチのAKARIシリーズ。現行品も混在する
3 ジュールス・アガードの鳥のオブジェとシグリッド・ヴォルダーズの陶器

objet d’ art

東京都港区東麻布 3の3の8 福神館102
080-3255-6891
営業時間:12時〜19時(水・金・土)、他の曜日はインスタグラムDM公式サイトより予約を 不定休
Instagram: @objetdart_galerie

dill pickle club

dill pickle club

5 多彩な照明と椅子、オブジェが所狭しと並ぶ

国内外のポストモダンデザインが集結

ディル ピックル クラブのテーマは、"世界中から届いたプロダクトのリソースミュージアム"。オーナーがデザインに心動かされたアイテムを収集。ポストモダン期の置物、器、椅子などがメインだが、ユーモラスな輸入雑貨も。品数豊富なので、たっぷり時間を確保して出かけて。店内にはカフェ&バーも併設しており、コーヒーとクッキーとともにゆっくりと吟味できるのも魅力。「必ず面白いアイテムに出合える唯一無二のセレクトはもちろん、定期的に開催しているアーティストを迎えた展示にも注目しています」(インテリア スタイリスト官野亜海さん)

dill pickle club

4 プロダクトデザイナー梅田正徳と福井県鯖江市の丸富漆器の協業によるMaruTomiコレクションのアイテム

dill pickle club

6 ショップのオリジナルプロダクトも展開。カラーバリエーションはほかにモノトーンがあり。ランプ(価格未定)
7 70年代にイタリアLinea Zero社から販売されていたチューカンランプ¥46,200
8 オリジナルのティッシュケース¥9,900 9 カラフルなアイテムが並ぶ店内

9 カラフルなアイテムが並ぶ店内

dill pickle club

東京都台東区鳥越2の5の1 恵比須ビル1F
営業時間:12時〜19時
定休日:火曜
Instagram: @dill_pickle_club

CONTOUR

CONTOUR
フランスを中心にイタリアやオランダ、日本のヴィンテージも取り扱う

厳選!50〜70年代の仏ヴィンテージ

"CONTOUR"は、フランス語で"輪郭"という意味。ヴィンテージの照明とファニチャーが互いに呼応し、引き立て合うことをイメージしている。フランスから仕入れた家具とランプは、店内を仕切る回転式の一枚壁の青に映え、家具選びのヒントになるアイデアにあふれている。「コントワのオーナーの村上雄一さんがセレクトし、各々の個性を活かして美しく修繕した品々は家具やランプへの愛情を感じます。目の保養になるラインナップが素晴らしい」(エディター河田愛歌さん)。フレンチモダンを代表するリスパル・ランプの復刻品の受注生産も承る。

CONTOUR

10 ジャック・ブランのピッチャーとカップ
11 販売中の家具にまつわる古書
12 ジャン・アルプのリトグラフ
13 ミシェル・カデスタンによるポンピドゥー・センターの図書館の椅子と、アンドレ・ソルネイのキャビネ

CONTOUR

東京都渋谷区代々木1の23の7 第三瑞穂ビル112号室
03-6384-5833
営業時間:12時〜18時
定休日:月・火曜
Instagram: @contour_tokyo

Mogi Folk Art

Mogi Folk Art
内装のところどころに、オーナー夫妻のロンドンにある自宅の雰囲気が漂う

民芸とフォークアートがある暮らし

「オーナー夫妻が30年にわたり収集する、新旧の焼きものや染め織物、琉球ガラスなどから民芸の魅力を再発見。買い物がしたくなるお店です」(PR 竹形尚子さん)。モギ フォーク アートは国内の手仕事の品と世界各地からのフォークアート、オリジナルの別注品も展開する。自由に時代や国を超えて調和した店内のディスプレイは圧巻だ。「名品かは気にせず、好きなものを取り入れて」とオーナーのテリー・エリスさん。暮らしに合った民芸の楽しみ方を提案する。隣接したMOGI & MOGI GALLERY SHOPでは、企画展も実施している。

Mogi Folk Art

14・16 日本の手仕事の品をはじめ、アフリカやアジア、北欧の作家ものからアノニマスなヴィンテージ、フォークアートが揃う
15 北海道から沖縄、日本津々浦々の窯元までオーナーが足を運び、別注商品を展開

Mogi Folk Art

17 大分県・小鹿田焼の窯元が手がけた別注ジャグ¥6,380
18 鳥取県の因州中井窯による3色掛け分け7寸皿¥15,400

Mogi Folk Art

東京都杉並区高円寺南 3の45の12
営業時間:12時〜19時
定休日:火・水曜
Instagram: @mogi_folk_art

black&white

black&white

2 暮らしに取り入れたい「ちょっといいもの」が見つかる店内

ものづくりの背景に着目したセレクト

デザインのコンセプトや生産のプロセス、作り手と工場の関係性、アップサイクル素材の由来など、プロダクトの背景にあるストーリーにオーナーが耳を傾けて買いつけをしているブラック&ホワイト。取り扱うのは国内外の家具、照明、雑貨など。ものづくりの奥深さに触れることができ、学びと発見のあるショッピングを楽しめる。フィリップ・マルインの家具やWästbergの照明は注文販売がメイン。「お店は横浜中華街がある石川町駅からすぐ近く。知らなかったブランドやほかにはない品との出合いがあります」(フリーランスPR 古川真由子さん)

black&white

black&white

1 店名のネオンディスプレイ
3 英国LO STUDIOのルームフレグランスや有田焼が国内外のデザイナーと取り組んだ「2016/」シリーズの食器も
4 アップサイクルした素材のチェアやモジュール式の棚
5 コンクリート会社の余剰分で製作したスツール¥49,500

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神奈川県横浜市中区山下町 276の1 カネサカビル2F
045-228-8430
営業時間:12時〜18時(金〜日・祝)、他の曜日はアポイントメント制
定休日:月曜
Instagram: @blackandwhiteyokohama

Ditty Tools

Ditty Tools

モダンデザインに特化したヴィンテージプロダクトを中心にセレクト

欧州や日本のモダンスタイルを探求する

50〜80年代のドイツを中心としたテーブル&ホームウェアのほか、国内外問わず作家やデザイナーもの、アノニマスなヴィンテージプロダクトを幅広く取り扱う。企業のポスターやエコバッグなどもあり、欧州の蚤の市に来た気分に。「バウハウスから脈々とドイツで受け継がれてきたプロダクトデザインの系譜を感じられるディティー ツールス。色が可愛い食器は、見ごたえある物量です」(エディター板垣)。ミッドセンチュリーや80年代のポストモダンのアイテムが多いが、不定期開催の企画展「Products.」では、時代やテーマの異なる展示販売を行う。

Ditty Tools

6 ドイツ鉄道で行き先を表示するために使われていたカード。タイポグラフィ好きにはたまらない
7 AppleやIBMなど企業グッズも豊富
8 ヘルタ・ベングトソンによる70年代のThomas製スカンディックシリーズ(右の棚3段目)をはじめ、さまざまなブランドの食器が多く揃う
9 ドイツのヴィンテージカッパーシリーズ(3段目右)

Ditty Tools

東京都目黒区駒場1の27の1 2F
03-3460-7636
営業時間:13時〜20時、~19時(日)
定休日:月・火曜
Instagram: @dittytools

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