グルメタウンとしてさらに進化を続ける神保町の名店ガイドをお届け！仲間たちとのちょっと贅沢な食事会なら、個性あふれるニュースポットで待ち合わせを。フレンチからタイ料理、洋食まで、ディナーにおすすめの人気レストランを紹介。

【神保町ディナー】特別な日のとっておきディナー。センスのいい新店4選

ビストロメレ

一期一会のワインと飾らないフレンチを

ワイン好きの心を満たす店が増える神保町エリアで、注目度急上昇中のビストロ。肉料理が得意なシェフがつくる牛ハツのハムやエゾ鹿と鴨レバーのパテといった自家製のシャルキュトリーの盛り合わせが運ばれるとテーブルからは、思わず歓声が上がる。オーガニックの野菜をふんだんに使った料理も揃えており、食いしん坊の心を満たしてくれる。￥7,000〜￥8,000台を中心に揃えるナチュールワインは1本ずつ仕入れるものが多く、料理との相性を考えながら選ぶのも楽しい。アラカルトで気取らずに、美味美酒を堪能したいという、今の気分にぴったり。

ビストロメレ　神保町 — (左)北海道コロポックル村のホワイトアスパラと季節野菜、舞茸のソテー菊芋のソース￥3,300。珍しい洋野菜も彩りを添える　
(右)テーブル14席の居心地のいい空間

東京都千代田区神田錦町3の14
電話番号:03−6285−0700
営業時間:11時30分～15時　17時30分～24時、16時～24時（土）
定休日:日曜、祝日ほか不定休あり
Instagram:＠bistro mele

KHAO

緻密な技が光る魅惑のタイ・キュイジーヌ

タイ料理の成り立ちや文化的背景を現地で学んだシェフが甘みや酸味、辛みといった五味のバランスを徹底的に追究。スパイスやハーブのエキゾチックな香りに包まれる8席のカウンターで、伝統と革新が融合したコース料理を堪能することができる。発酵や熟成の技術を的確に取り入れ、タイ料理の代表的な調味料であるナンプラーも自家製で。繊細な感性と美的センスで彩られた盛りつけや口中に広がる風味の豊かさに圧倒される。多彩な味に見事に寄り添うワインペアリング￥11,000〜とともに、モダンなタイ・キュイジーヌを体感したい。

KHAO　神保町 — (左)人気のパッタイは、ボラの白子やサバ、ホタテの貝柱でつくった自家製ナンプラーなど3種の調味料で味変を楽しめる　トムセープ。牛テールのうまみ、ハーブの香りが一体化したスープ　
(右)スタイリッシュな内装

東京都千代田区神田神保町2の12の2 フェルメール1F
電話番号:050−3204−2928
営業時間:18時～（一斉スタート）
定休日:日曜ほか不定休あり
※予約はOMAKASEから3カ月先まで受付
Instagram:＠khao.tokyo

日月

経験豊かなシェフが厳選食材で魅了

フランス料理やイタリアンで技を磨き、ヨーロッパの食文化を熟知したシェフが腕を振るう一軒家トラットリア。皿数が異なる￥6,800と￥8,800のコースも用意するが、豊富に揃うアラカルトとワインを気軽に楽しめるのも高ポイント。全国から仕入れる旬の食材の組み合わせも機知に富んでおり、チーズを加えたパン粉をまとわせた丸茄子のコトレッタなど王道にひとひねりを加えた料理が評価を集める。パスタは常時10種以上がオンメニュー。ボトルワインは￥5,800から揃うなど、価格設定も良心的で、何度も足を運ぶ常連客が多いというのもうなずける。

神保町　日月 — (左)丸茄子のコトレッタ焦がしバターソースモルタデッラとともに￥2,200。好みでレモンをしぼっても
(右)1階はカウンター、2階には大人数用の座敷が

東京都千代田区神田錦町2の3の10
電話番号:050−3503−3518
営業時間:11時30分～14時30分　18時～22時
定休日:土・日曜、祝日　※キャッシュレス会計のみ
Instagram:＠hizuki.trattoria

陽食

心が華やぐ洋食のオンパレード

洋食店を営む実家に生まれ育ったシェフが、陽気に楽しむことができるレストランをオープン。カウンター席のほか、中2階の小さな座敷や半個室も備える店で人気なのは、カラフルなビジュアルに気分が浮き立つ前菜の盛り合わせや、3日間かけてじっくり煮込んだデミグラスソースととろける卵のコンビネーションがしあわせを運ぶオムライス。ワインはフランスやイタリア、日本まで幅広い産地のものが揃い、ラフな雰囲気も相まってご機嫌な時間を過ごすことができる。ノスタルジックなだけではない、大人のための洋食店で、心ほぐれるひとときを。