日々、進化を遂げるバンコクグルメ。独自の食文化に敬意を払いながらも、感度の高いローカルにもツーリストにも愛されるよう味をアレンジする潮流がある。きれいめダイニングからカジュアルな麺料理まで、おすすめのレストランをピックアップ。

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仲間と一緒が楽しい、新・家庭料理【タイ・バンコクのおすすめグルメ】

日々、進化を遂げるバンコクグルメ。独自の食文化に敬意を払いながらも、感度の高いローカルにもツーリストにも愛されるよう味をアレンジする潮流がある。きれいめダイニングからカジュアルな麺料理まで、おすすめのレストランをピックアップ。

仲間と一緒が楽しい、新・家庭料理

キーワードは「味の温故知新」。伝統的なレシピや故郷の味を現代風に解釈した店が増えている。家庭的なメニューを大勢で囲み、文化とともに堪能したい

Charmkok

Charmkok

Yellow blue swimmer crab curry with rice noo
dles(฿530)は、野菜や漬物、ハーブとともに食す。ハジャイ名物のフライドチキンも試してみて

"昼"に味わう伝統レシピの絶品カレー

オーナーの故郷、タイ南部のハジャイでは、カレーは午前中に食べるものであり、昼過ぎには店は閉まる。ミシュラン・ビブグルマンを獲得するCharm Gang Curry Shopから生まれたCharmkokは、昼は食堂メニューのダイナーで、伝統レシピを継承するカレーは、鉄板の"グリーン"から、日本ではめずらしい"ジャングル"まで種類豊富。夜は日本から着想したというスタンディングバーとなる。

Charmkok

クラフトビールは充実の品揃え(฿180~)

880 Charoenkrung Rd, Talad Noi, Bangkok 10100
063−646−2624
営業時間:10時30分~24時(ランチ10時30分~15時 ディナー17時~24時)
定休日:月・火曜
Instagram:@charmkok

Keawloon

Keawloon

(右) 川エビのグリルは、アミエビのペーストで炒めたご飯とともに。スコータイ特有の焼き目をつけた唐辛子のフィッシュソースをつけて
(左) 小皿料理が特徴的なコース

タイ南北の家庭料理を同時に味わう贅沢

店主が幼少期を過ごしたタイ南部ナコーンシータマラートと、北部のスコータイの味と文化を表現するアットホームなダイニング。手に入りづらい食材を代用しながら作っていた当時のレシピを、独特のセンスでアップデート。ほかではなかなか味わえない家庭料理を体験できる。小皿料理をシェアするスタイルが基本なのでグループで訪れるのに最適。コース(฿3,426)は、2~4人向け。アラカルトもあり。

Keawloon

家族のぬくもりを感じる店内

21/3 Saeng Chan, Phra Khanong, Khlong Toei, Bangkok 10110
電話番号:065−196−4168
営業時間:12時~21時 不定休
Instagram:@keawloonbkk

SiSawat

SiSawat

右手前は、ホタテを使ったKanom Krok(฿340)。左手前は、香草がチキンの味を引き立てるChicken with coriander(฿250)。右奥は、色合いも豊かなマテガイのサラダ、Pak Kood(฿250)

ノスタルジックなメニューと空間に浸る

入り口で待ち構えるのは、2匹の猫の絵。店名"シーサワット"は、タイの在来種の猫の名前だ。かつての木造住宅を思わせる店構えで、提供するのはオーナーの祖父母の時代に食べられていた、昔ながらのタイ料理を今風にアレンジしたメニュー。6の奥のSi Sawat mixed fried rice(฿290)は、約150年前、国王ラーマ5世時代の料理を再現。ペーストで炒めた米と添えてある食材をまぜて食べる。

仲間と一緒が楽しい、新・家庭料理【タイ・の画像_6

Room A1, Suwan Tower, Soi Sathon 2, Si Lom, Bang Rak, Bangkok 10500
電話番号:065−502−6884
営業時間:11時30分~15時 18時~22時
定休日:月曜
Instagram:@sisawat.bkk

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