築200年の家を自分らしく。コペンハーゲン在住・ギャラリーディレクターの自宅を紹介!

日本を出て異国の地で奮闘する表現者たちにとって、自宅は心のオアシス。移住ストーリーとともにこだわりと情熱が注がれた居住空間を紹介。ここではコペンハーゲン在住のギャラリー「POSS」ディレクター、武弓真由子さんの自宅をフィーチャー!

日本を出て異国の地で奮闘する表現者たちにとって、自宅は心のオアシス。移住ストーリーとともにこだわりと情熱が注がれた居住空間を紹介。ここではコペンハーゲン在住のギャラリー「POSS」ディレクター、武弓真由子さんの自宅をフィーチャー!

異なる時代や地域のものが美しく調和。温かな空間に施した自分らしいキュレーション

築200年の家を自分らしく。コペンハーゲの画像_1
武弓真由子プロフィール画像
POSSディレクター武弓真由子

日本でファッションPRに従事したのち、ワーキングホリデーを利用してデンマークへ。インテリアショップのスタイリングやキュレーションを経験。PRやブランディングの仕事をする傍ら、現代クラフトのギャラリー「POSS」を始動。

 

home data

居住地:コペンハーゲン・フレデリクスベア

間取り:1LDK 築年数:約200年 人数:2人

好きなインテリアショップ:DANSK FORM( @danskform)。「とにかくセンスのよいものが揃っています。今はオンラインがメインですが、間もなく実店舗もできるようで楽しみ」

築200年の家を自分らしく。コペンハーゲの画像_2

ルイスポールセンのランプとダイニングテーブルは、デンマーク人の夫の祖父母から譲り受けたもの。朝食後、彼が仕事に出かけると、ここが武弓さんの仕事場にもなる。

築200年の家を自分らしく。コペンハーゲの画像_3

デンマークの名作家具「サファリチェア」と家族から受け継いだテーブルに、ナニマルキーナのラグを合わせた。

築200年の家を自分らしく。コペンハーゲの画像_4

日本の木工作品や陶器、ヨーロッパのガラスがひしめく、リビングのシェルフの一角。

Q1.この部屋との出合いは?
A.結婚を機に新居を探し始め、2年前から住んでいます。自宅のあるフレデリクスベアは、東京でいうところの世田谷みたいな便利で落ち着いたエリア。建物は19世紀に建てられたそうで、最上階で斜めになっている天井、壁のアーチ、レトロな木製の窓枠など、構造やディテールが気に入って、ひと目で購入を決めました。

Q2.インテリアについて教えてください。
A.家具は夫の祖父母から受け継いだものに、コンテンポラリーな家具やヴィンテージもあります。文脈を問わず、いいなと思ったものを集めているうちに、自分らしさが出てきた気がします。移住してから特に、和のものに惹かれるようになりました。ヨーロッパのフォーマットに組み合わせることでまた新たな魅力が生まれます。

築200年の家を自分らしく。コペンハーゲの画像_5

リビングと廊下を隔てる壁には開口部を設け、DIYが得意な義父の助けを借りて、古い教会などで使われるブルズアイガラスをはめ込んだ。

築200年の家を自分らしく。コペンハーゲの画像_6

L字型のキッチンカウンターの上には、日本各地で集めた酒盃と片口のコレクションを置いている。フルーツを載せたトレイは柳宗理のもの。

Q3.家具や小物の選び方は?
A.SNSのアルゴリズムに助けられています(笑)。特に器類は仕事のリサーチも兼ねて幅広く収集しているため、気がつくとどんどん増えてしまうんです。気になるものを見つけては、背景にあるストーリーを調べ、共感したものを手にします。ファッションでも、好きなものが似合うのは当たり前ですよね。インテリアもコンフォートゾーンから一歩踏み出して、ありかなしかのギリギリの境界を攻めるようにしています。

Q4.リノベーションはしましたか?
A.モールディングをブルーにペイントしたり、廊下とつながる壁にガラスをはめ込んだりしました。ずっと探していた古い窓ガラスを古道具屋で見つけ、DIYが得意な義父が施工をしてくれたんです。

築200年の家を自分らしく。コペンハーゲの画像_7

ハンギングプランツやハーブがやわらかに揺れるキッチンの窓辺。

築200年の家を自分らしく。コペンハーゲの画像_8

キッチンツールや食材を収めたワゴンの上に飾られているのは、宮崎県日之影町のわら細工たくぼによる「平和結び」。

Q5.これからの構想を教えてください。
A.キッチンをタイル張りにしたいと思って、今サンプルを取り寄せて検討しているところです。また、ラッカー仕上げになっている床をサンディングして、オイル仕上げにしたい。今はストックルームになっている屋根裏部屋をオフィスにしたいという構想もあります。

Q6.コペンハーゲンでの生活の展望は?
A.美大でテキスタイルを学んだ経験や、これまでの経歴を生かしてキュレーターとして、現代クラフトのギャラリー「POSS」を主宰しています。現在はポップアップベースですが、いつかは店舗を構えたいという想いも芽生えてきました。

インテリアの関連記事はこちら