ウェルネス鍋とは……体と精神を健やかにする鍋
滋養やスパイスの力、また美しさやプレゼンテーションの楽しさで、自律神経と腸内環境を整えよう。大庭英子さんと重信初江さんがとっておきのウェルネス鍋レシピを伝授。心身が求める味を自宅でも!
ウェルネス鍋とは……体と精神を健やかにする鍋
滋養やスパイスの力、また美しさやプレゼンテーションの楽しさで、自律神経と腸内環境を整えよう。大庭英子さんと重信初江さんがとっておきのウェルネス鍋レシピを伝授。心身が求める味を自宅でも!
大庭英子さんのウェルネス鍋レシピ
デトックスグリーン鍋/心身がすがすがしくなるエスニック風
今回使った葉物野菜は腸内環境を整える食物繊維と、不足しがちな亜鉛や鉄、巡りをよくするカリウムなどのミネラル類が豊富。年末年始にため込んだ老廃物を一掃しよう。歯ごたえを楽しむべく、火が通る程度にさっと煮るのがコツ。そこに抗酸化作用が強いアボカドが入ると、とろりとした食感が加わり、葉物とスープ、エスニックだれとのいい"つなぎ"に。レモングラスなど香りが強いものを加えると食欲も高まる。お好みで刺身用の魚や薄切りの牛肉や豚肉を加えてもおいしい。
グリーン類
ケール
100g
クレソン
100g
せり
150g
豆苗
120g
アボカド(硬め)
1個
レモン汁
適量
鶏ガラスープ
800㎖〜1ℓ
酒
大さじ3
塩
小さじ½
にんにく
2かけ
(あれば)レモングラス
2本
(あれば)コブミカンの葉
1枚
〈エスニックだれ〉
赤唐辛子
2本
青唐辛子
1本
生姜
適宜
ナンプラー
適宜
レモン
1個
〈シメ〉
ビーフン
100g
ケールは太い芯から食べやすい大きさに切り離し、洗って水気を切る。クレソンも洗って、半分の長さに切る。せりは根元をよく洗い、根を切って4〜5㎝の長さに切る。豆苗は根元を切る。アボカドは縦半分に切って種を取り、皮をむいて縦5㎜幅に切り、レモン汁をふる。
唐辛子は輪切りにし、生姜は皮をむいてすりおろす。レモンはくし形に切る。
土鍋にAの鶏ガラスープを煮立て、それ以外のAの材料を加え、約5分煮る。
せり、クレソン、それ以外の順でグリーン類を入れてしんなりしたら、器に取り、エスニックだれを自由に組み合わせていただく。
別の鍋を用意し、ビーフンを熱湯でゆで、食べやすい長さに切る。煮汁にビーフンを加えていただく。
温活 モダン酒粕鍋/新しくて美しい、冬の味覚に惚れぼれ
酒粕は、伝統的な酒造副産物の有効活用という、SDGsの観点からも注目の食材だ。血行促進効果で体が温まるほか、肌の新陳代謝を促すビタミンB群、血糖値の急上昇を抑えるオリゴ糖など、女性にうれしい栄養素が豊富。最近は板状だけでなくペーストタイプが増え、より使いやすい。レシピのバリエーションが少ないと思われがちだが、洋風にも展開でき、口当たりのやさしい白い食材で統一したり、大根を薄切りにすることでモダンな鍋に。シメはガーリックトーストを浸し、チーズフォンデュ風に。
刺身用の白身魚(今回は鯛)
200g
カリフラワー
200g
白舞茸
200g
大根
200g
和風だし汁(今回は昆布とかつお)
1ℓ
塩
小さじ1½
酒粕
150g
粗挽きこしょう
少々
オリーブ油
適量
〈シメ〉
パン・ド・カンパーニュ
約100g
にんにく
½かけ
白身魚は1㎝厚さのそぎ切りにする。
カリフラワーは小房に切り分け、大きなものはさらに縦半分に切る。白舞茸は食べやすい大きさにほぐす。大根は皮をむき、スライサーなどで薄く輪切りにする。
土鍋にだし汁を入れて煮立て、塩で調味する。カリフラワー、白舞茸を入れて5分ほど煮る。酒粕を溶き、①の白身魚を入れ、表面が白くなったら、大根を加えてひと煮立ちさせ、仕上げに粗挽きこしょうをふる。
③を器に盛り、オリーブ油をかけていただく。パンににんにくの断面をこすりつけ、軽くトーストしたガーリックトーストを添えて召し上がれ。
重信初江さんのウェルネス鍋レシピ
W発酵 キムチ カマンベール鍋/幸せホルモンを爆増させたい!
発酵食品のキムチとチーズ、大豆食品でもある味噌と厚揚げ、さらに食物繊維が豊富なごぼうで、腸内から幸せホルモン"セロトニン"を増やして。キムチは甘みが少なく、できるだけ発酵が進んだ酸っぱいものがおすすめ(イチ押しは東京・上野にある「第一物産」の「チゲ・調理用」)。豚肉を加えて炒めておくと、風味もうまみも格段にアップする。チーズはピザ用やスライスチーズなどお好みのものでOK。シメは白米に比べて食物繊維やビタミンB1を多く含む玄米を加えて雑炊に。φ280直火鍋 1.0¥16,280/HEGE
キムチ
200g
カマンベールチーズ
1個(100g)
豚肩ロース肉
250g
厚揚げ
1枚
ごぼう
小1本
ごま油
大さじ½
水
1ℓ
にんにくのすりおろし
大さじ½
味噌
大さじ1½
しょうゆ
小さじ1
(あれば)韓国唐辛子(粗挽き)
小さじ1〜大さじ1
〈シメ〉
玄米ご飯
適量
キムチと豚肩ロース肉は、食べやすい大きさに切る。ごぼうはピーラーなどでささがきにする。
土鍋(丈夫なものでないときはフライパンで作り、③のときに鍋に移す)にごま油を熱して豚肉を入れ、中火で約2分炒める。キムチを入れ、さらに1分炒める。
Aを加えて煮立ったら、大きめにちぎった厚揚げを入れ、弱火で3〜4分煮る。ごぼうを加えてしんなりするまで混ぜながら、さらに1〜2分煮る。
塩分が足りなければ味噌を足して味をととのえ、辛いほうが好みの場合は韓国唐辛子をふる。4等分にしたカマンベールチーズを入れ、煮ながらいただく。
残った汁に玄米ご飯を加え、軽く煮て雑炊風にしてどうぞ。
免疫力UP 薬膳きのこ鍋/きのこと薬膳で善玉菌を活性化
きのこ類はβグルカンやキノコキトサン、ビタミンB群やビタミンDなどの宝庫。美腸をかなえ、最強の免疫力を手に入れて。薬膳食材は3つ、シナモンは体を温め、クコの実には抗酸化作用、ナツメは女性ホルモンのバランスを整える。これらを入れたスープに骨つき鶏を加えれば、ミネラル分が溶け出し、うまみが増したボーンブロスに。さらに消化を助けるジアスターゼが豊富な長芋をプラス。大きめに切ると、煮崩れしにくくホクホクの食感に。2種のたれも食材の組み合わせでアジア各国のローカルを思わせる味になる。
(今回は)生きくらげ
100g
エリンギ
2本
たもぎ茸
80g
白舞茸
80g
ブラウンえのき
80g
骨つき鶏肉(ぶつ切り)
500g
水
1ℓ
酒
100㎖
塩
小さじ½
生姜の薄切り
4〜5枚
にんにく
3〜4個
シナモンスティック
1本
乾燥クコの実
大さじ½
乾燥ナツメ
6〜7個
長芋
200g
大根
150g
豆苗
1パック(100g)
〈生姜だれ〉
生姜のすりおろし
大さじ2
ごま油
大さじ1
酢
大さじ½
塩
小さじ¼
こしょう
少々
〈香菜だれ〉
香菜のみじん切り
30g
長ねぎのみじん切り
大さじ1
しょうゆ
大さじ2
砂糖・酢
各小さじ1
〈シメ〉
うどん(今回は稲庭うどん)
適量
下準備をする。生きくらげは石づきがあれば除き、大きい場合はちぎる。エリンギは縦4〜5枚にスライス、たもぎ茸とブラウンえのきは根元を除いて割く。白舞茸も割いておく。また、Bのにんにくは半分に切って芯を除き、シナモンスティックは半分に折る。長芋は皮をむき、乱切りにする。大根をピーラーで薄めに削り、豆苗は根元を除いて半分に切る。
鍋に水を入れて沸騰させたら骨つき鶏肉を入れ、再び沸騰したらざるに上げ、汚れなどを流水で洗い流す。
大きめの鍋にAとBを入れ、中火にかける。煮立ったら②を入れ、再び煮立ったら弱火で約20分煮る。長芋を加え、さらに4〜5分煮る。
〈生姜だれ〉〈香菜だれ〉をそれぞれ混ぜる。
まずは鶏肉と長芋をたれをつけて味わい、少し量が減ったらきのこ類と大根と豆苗を加え、さっと煮てたれでいただく。
シメは別鍋で袋の表示通りにゆで、ぬめりをとったうどんを加えてどうぞ。
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