クリエイターの感性を育む部屋。SAYAKA TOKIMOTO-DAVISさんのニューヨークの自宅を拝見!

日本を出て異国の地で奮闘する表現者たちにとって、自宅は心のオアシス。移住ストーリーとともにこだわりと情熱が注がれた居住空間を紹介。ここではSAYAKA DAVISファウンダー/デザイナーのSAYAKA TOKIMOTO-DAVISさんの自宅を紹介。

日本を出て異国の地で奮闘する表現者たちにとって、自宅は心のオアシス。移住ストーリーとともにこだわりと情熱が注がれた居住空間を紹介。ここではSAYAKA DAVISファウンダー/デザイナーのSAYAKA TOKIMOTO-DAVISさんの自宅を紹介。

アートとオブジェとアンティークに囲まれた、インスピレーションを引き出す暮らし

SAYAKA TOKIMOTO-DAVISさんのニューヨークの自宅
SAYAKA TOKIMOTO-DAVISプロフィール画像
SAYAKA DAVISファウンダー/デザイナーSAYAKA TOKIMOTO-DAVIS

文化服装学院でファッションを学び2009年にニューヨークへ移住し、United Bambooでデザイナーとして経験を積む。’13年に自身のReady to wearブランドSAYAKA DAVISを立ち上げる。日本とアメリカを中心に世界各地のストアでコレクションを展開中。

 

home data

居住地:ブルックリン
プロスペクト・レファーツ・ガーデンズ
間取り:スタジオ デュプレックス
築年数:約8年 人数:2人

好きなインテリアショップ:Lichen(@lichennyc)。「ヴィンテージのセレクトがよく、行くたびに刺激をもらいます。ほかにも、ブリムフィールド・アンティークショーのような市場や、隣州ペンシルベニアのニューホープまでヴィンテージ家具を探しに行くことも」

SAYAKA DAVIS

SAYAKA TOKIMOTO-DAVISさんのニューヨークの自宅

パートナーであるアーティストのRobertoさんとリビングでコーヒータイム。家具はアンティークやミッドセンチュリーのヴィンテージが多く。ウォルナット素材のダークトーンで統一されている。

SAYAKA TOKIMOTO-DAVISさんのニューヨークの自宅

部屋の各所にアートやオブジェが。棚上段には、ブルックリンベースの陶芸家Michiko Shimadaの黒と白の一輪挿しや、友人のアーティストMiwa Koizumiの白い風船のオブジェを。下段の右から3つ目はシード入れで、ニューメキシコを旅した際にプエブロ集落で出会ったアーティストから購入。作り手の顔が見えるものや、自分にとってのストーリーのあるものを収集。「いつも特別な力を与えてくれる存在です」とSAYAKAさん。

Q1.家の中でお気に入りの場所と過ごし方は?
A.1階の大きな窓際のスペースです。朝は特に大きな木の木漏れ日がキラキラ差し込んで、とても美しい時間が流れます。ここでコーヒーを飲みながらノートを開くのが、一日の始まりの大切なリチュアルになっています。本を読んだり、映画を観たり、リラックスしたいときは自然とこの場所に戻ってきます。

SAYAKA TOKIMOTO-DAVISさんのニューヨークの自宅

右の花器は日本拠点の大澤哲哉、左はNY拠点のアーティスト、Jane Yang-D’Haeneの作品。

SAYAKA TOKIMOTO-DAVISさんのニューヨークの自宅

リビングの壁にはパートナーのRoberto Bloomさんが制作したアートを。下のシェルフにはインスピレーション源となる本が並ぶ。

SAYAKA TOKIMOTO-DAVISさんのニューヨークの自宅ダイニング

SAYAKAさんが普段作業することの多いダイニングスペース。ワンルームの空間を棚でゆるやかに区切って、リビングスペースとの切り替えを生んでいる。手前右の椅子はNYの友人であるBowen Liuの作品。

Q2.インテリアのコンセプトやこだわりを教えてください。
A.インスピレーションを引き出す暮らしを目指したいと思っています。日々、何気なく見たり触れたりするものは、無意識のうちに感性に働きかけるので、できるだけ好きなものに囲まれて暮らしたい。自分にとって心地よいと感じるのが、和洋をはじめ、アジアやアフリカなど多様な文化の要素を織り交ぜること。ディスプレイを考えるときは、エリアごとの素材やフォルムの調和やコントラスト、そしてスポットを当てたいものを引き立たせるための余白を大切にします。

Q3.この家に出合うまでの経緯を教えてください。どこに惹かれましたか。
A.夫も私も家で仕事をする時間が長いので、二人が快適に過ごせる、ある程度の広さが必要でした。 ニューヨークは家賃も高く、明るさ・広さ・立地のバランスが取れた物件を探すのは簡単ではなく、何件も内見を重ねました。そのなかで、この家は光の入り方と開放感がほかと違っていて、足を踏み入れたときの空気感に惹かれ、二人して「ここだね」、と意見が一致し、即決しました。

SAYAKA TOKIMOTO-DAVISさんのニューヨークの自宅

階下はスタジオスペース。棚には「大切な宝物」だというこれまでのコレクションで使用した生地のスワッチや資料を保管する。創作に欠かせないミシンや、ジュエリーを作るためのデスクを配置。

SAYAKA TOKIMOTO-DAVISさんのニューヨークの自宅

お気に入りの弥生土器。最近は骨董を収集することが多く「時間を経たからこそ生まれる質感や、自然の手が加わることで人のコントロールを超えて朽ちていく表情に惹かれます」

Q4.お住まいのエリアの特徴を教えてください。
A.ブルックリンの大きな公園・プロスペクトパークのすぐそばにある住宅街です。ヒストリック・ディストリクトに指定されているエリアで、1890〜1920年代に建てられた歴史あるタウンハウスが並び、石造りのファサードや階段など、当時の面影がそのまま残っているのが特徴。背の高いビルが少ないことも気に入っていることの一つです。秋になると通り沿いの並木が一斉に色づき、建物と紅葉のコントラストがとてもきれい。散歩するだけで季節の移ろいを感じられます。

SAYAKA TOKIMOTO-DAVISさんのニューヨークの自宅

趣味は茶道。どんなに忙しいときでも、週1回のクラスに欠かさず通うようにしているそう。器はすべて作家もの。

SAYAKA TOKIMOTO-DAVISさんのニューヨークの自宅ジェリー置き場

日常で使うジュエリーを置くコーナー。アフリカの木製の器とテキスタイルをディスプレイする。

Q5.この街で16年暮らして感じた魅力はなんですか?
A.さまざまな文化や歴史、バックグラウンドの違う人々に日々触れることで、ニューヨークという街が自分の感性を育ててくれたと感じています。また、スモールビジネスが成立しやすい懐の深さも、この街の大きな魅力の一つ。ここで活動することで、逆に日本のものづくりの素晴らしさや、自分のルーツを改めて見つめ直すきっかけにもなりました。

SAYAKA TOKIMOTO-DAVISさんのニューヨークの自宅階段

階段スペースには小さなオブジェをギャラリーのように並べて。こちらの絵もパートナーであるRobertoさんの作品。

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