住まいは自分の世界を深める空間。パリ在住デザイナーの自宅を紹介

日本を出て異国の地で奮闘する表現者たちにとって、自宅は心のオアシス。移住ストーリーとともにこだわりと情熱が注がれた居住空間を紹介。ここではパリ在住デザイナー、森 春菜さんの自宅を紹介。

日本を出て異国の地で奮闘する表現者たちにとって、自宅は心のオアシス。移住ストーリーとともにこだわりと情熱が注がれた居住空間を紹介。ここではパリ在住デザイナー、森 春菜さんの自宅を紹介。

新しい出発のためのパリ、住まいは自分の世界を深める空間に。

パリ在住デザイナー、森 春菜さんの自宅
森 春菜プロフィール画像
ANNA DIAMONDデザイナー森 春菜

大学卒業後、コピーライターとしてキャリアを始動。「形あるもの」に憧れるようになり、4年前にジュエリーブランドANNA DIAMONDを設立。2025年2月、代官山に直営店ANNA DIAMOND Galleryをオープン。’25年10月にパリに移住。ブランドも欧州への展開を予定している。

 

home data

居住地:パリ・15区
間取り:1LDK 築年数:約95年 人数:2人

好きなインテリアショップ:Galerie Paradis( @galerieparadis.paris)。「物への敬意を感じるお店。ピンと張り詰めた空気感とぬくもりのバランスに惹かれます」

パリ在住デザイナー、森 春菜さん

リビングにはアートや本、キャンドルを飾る棚が。「パリにいると日本語が恋しくなって、よく読書をします」と森さん。日本から一緒に渡航した愛犬のバーディーくんとともに。

パリ在住デザイナー、森 春菜さんの自宅にあるチェア

10区のGalerie Paradisで出合った1980年代のチェア。ポジティブなカラーパレットに惹かれたポスター。現地フリマサイトLeboncoinで手に入れたソファは、「犬と一緒に座れる1.5人掛けが気に入りました」

Q1.インテリアのコンセプトを教えてください。
A.テーマは「明るい深海」。風に揺らぎ、光が動くイメージを重ねています。それを象徴するモビール作品を窓際に置きたくて、探しています。

Q2.家で仕事をするスペースを教えてください
A.リビングのソファは本を読んだり、デザインをしたり「紙と向き合う場所」です。キッチンの窓についたカウンターではパソコン作業をします。

パリ在住デザイナー、森 春菜さんの自宅

パリ在住のフローリスト、守屋百合香さんからの引っ越しギフトのリース。「帰宅時に目に入るとホッとします」

パリ在住デザイナー、森 春菜さんの自宅

自身のブランドのジュエリーをガラス皿に。

Q3.お住まいのエリアの特徴について。
A.いい意味で派手さがなく、住民たちが地に足をつけて自分たちの暮らしを成り立たせている雰囲気があります。治安もよくてファミリー層も多いエリアです。

Q4.移住してまだ数カ月ですが、変わったことは?
A.日本で住んでいたアパートはデザイナーズ物件で、かなりストイックな空間でした。この家は真逆で、肩の力を抜いて生活しやすくなったと感じています。自炊する時間は倍になりました。

パリ在住デザイナー、森 春菜さんの自宅

街並みが一望できるキッチンの窓辺。ここで早朝に仕事をすることが多い。植物はずっと探していたアスパラガス。

Q5.この家で一番気に入っていることは?
A."朝7時の光"が美しいこと。これは自分のブランドの店舗のコンセプトでもある。爽やかな光に包まれた、この家のキッチンで過ごす時間が好きです。

Q6.あなたにとって家はどんな居場所ですか。
A.移住したてで、よくも悪くもパリの情報量に毎日刺激を受けています。 特にブランドはパリを拠点に海外進出を目指しており、勢いが重要な時期ですが、そんなときでも立ち止まり、自分を見つめ直すことも大切にしたい。この家でなら周囲に流されず、自身の内面と向き合える気がします。

パリ在住デザイナー、森 春菜さんの自宅

ダイニングに飾られたオーナー所蔵のアート。窓から差す日差しにより見え方が変化する。

Q7.この物件に出合った経緯を教えてください。
A.5、6件の候補のうち、最初に内見をした場所。80代の日本人美術評論家の方がオーナーで、棚や壁面のアートをそのまま飾らせていただいています。内見時に、ある作品が光の反射で見え方が変わることに私が気づいたことに喜んでくださって。この家への愛着が増した出来事でした。

Q8.移住にあたって苦労したことはありますか?
A.物件の選択肢が少なく、詐欺に遭う可能性もあるので欲を出しすぎないことが重要。また、愛犬を伴っての移住は複雑な手続きが必要でした。

パリ在住デザイナー、森 春菜さんの自宅寝室

ブルーの壁に合わせてMerciで寒色のリネンを購入。「備えつけのデスクで夜寝る前に作業することが多いです。月明かりのおかげか、集中できる場所」

Q9.今後、パリでの生活の展望を教えてください。
A.同世代の美的センスに触れられる街なので、どっぷり浸かっていきたいです。詩集やエッセイの制作にも取り組みたいと思っています。

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