桜が咲き誇り、緑が芽吹くシーズンの到来。太陽の下で、五感をゆるめて頰ばる料理は絶品!料理家、ライター、スタイリスト……玄人たちのアイデアを参考に春は外ごはんを楽しんで
冷水希三子さんのピクニックレシピ
ピクニックだからと特別なことはせず、テーマは"日々の食卓の延長"。だから、使い捨ての紙皿やプラカップではなくホーローの器、ぬくもりあるカゴや布を用いてしつらえます。料理は9割がた作っておき、仕上げだけ青空の下で行えば、作りたてのような一皿に。ゆるゆるとした雰囲気のなかで料理を飽きずに楽しむために、お気に入りのチーズやパンを持参し、各々のペースや嗜好で"味変"しながら自由に味わってもらうのもコツです。前菜のサラダは、レモンやクミンを加えて炒め、あえてしんなりさせた野菜の仕上げにゆで卵やヨーグルトをかけて。焼成したローストポークは、アルミ箔に包み、移動している間に余熱調理ができます。デザートは、砂糖を加えた香り高い凍頂烏龍茶で果物をマリネ。ぜひ茶葉やシロップも一緒に召し上がってください。
冷水希三子(ひやみず きみこ)
料理にまつわるレシピ制作やコーディネートを行う。ハーブやスパイスを巧みに使った、素材のよさを存分に引き出す料理に定評あり。『Casa BRUTUS』のwebマガジンでは、「冷水希三子の郷土料理研究レシピ」を連載中。
フーディたちがピクニックに持って行きたいもの
グルメな6人が信頼を寄せるピクニックを盛り上げるドリンクと、手作りの料理やおすすめのデリを拝見