先月はクラフトビールの注目株、サワーエールを紹介しましたが、今月はワインにフォーカスします! 今年4月に北海道と北海道大学が“北海道ワインバレー”(各地域でワイン産地が集積し発展する北海道全体を指す名称)を提唱したり、フランスの銘醸地・ブルゴーニュの老舗ワイナリーが函館に進出したりと、ワイン産地として国内のみならず世界的にも熱視線を浴びている北海道。
日本ワインに強い酒屋、IMADEYAの営業企画部・白土暁子さんいわく、「北海道は近年、小規模の新ワイナリーが増えています。冷涼な気候で雨が少なく、ワイン産地として優れているだけでなく、各ワイナリーがその利点を踏まえながらそれぞれの個性をいかしたワインを造っているところが魅力」とのこと。そう聞くと、実際に飲んでみたくなっちゃいますよね……! 今回は比較的新しいワイナリーを中心に、北海道産ワインの魅力に迫ります。
今回は、世界的にもワイン産地として注目を浴びている北海道にフォーカスしました。ごくごく飲みたいものからボリュームのあるワインまでタイプはさまざまですが、共通しているのは上質な葡萄と丁寧な造りからうまれるクオリティの高さ、価格とのバランスのよさ。これから北海道が名だたる世界の銘醸地に匹敵する存在になるのではないかという予感がします。
魅力的なワイン揃いで選び難いですが、今回の「ベストうち飲み大賞」はチャーミングな色と香り、完成度の高さを備えた「サンパ 2020」にしたいと思います。
今回紹介したほかにも、新進気鋭のワイナリーが増えている北海道。恵まれた気候や土壌をもつ土地で、老舗から若手まで個性あふれる造り手が切磋琢磨することで、より豊かなワイン産地になっていくのではないかと。ぜひ今後も注目していきたいですね!
【うち飲み向上委員会メンバー】
門前直子(もんぜん なおこ)
食べること&飲むことが大好きなフリーランスエディター/ライター。エンゲル係数がやたら高いものの、日々見て見ぬ振り。セレクトショップ「ガリャルダガランテ」から昨年スタートしたライフスタイルライン「カーサ ガリャルダガランテ」では、期間限定で販売するフード&ドリンク(ワインや日本酒、シードルなど)のセレクトを担当。https://www.instagram.com/gkgkmgmg/?hl=ja


