N 「チョウムチョロム」は韓国でもかなりメジャーなソジュのひとつです。韓国語で「はじめてのように」を意味する名前のとおり、まろやかで飲みやすいのが特徴。ソジュはしっかり冷やし、小さなグラスに入れてストレートで飲むのが一般的です。
M たしかに飲みやすい! 日本ではソジュというとチャミスルを見かける機会が多い気がしますが、キリッとした飲み味のチャミスルと違って、チョウムチョロムはまろやかな分、甘みも感じられますね。
A ストレート以外の飲み方もあるんですか?
N ちょっと前にはソジュのソーダ割りにアイスバーを入れるスタイルも流行っていましたし、ラッパーのイ・ヨンジのYouTube番組ではソジュの紅茶割りも紹介されてました。韓国では「セロ」というノンシュガー版チョウムチョロムも販売されていて、こちらも大人気です。
M 紅茶割りはおいしそうですね。ノンシュガーだともっと飲みやすくなりそう! ソジュってほかにもいろいろあると思うんですが、なぜチョウムチョロムを選んだんですか?
N 日本にはないサービスなんですが、ラベルの文字をカスタムできるようになっているんですよね。K-POPファンのなかでは、推しの名前をラベルに入れて写真を撮るのが流行っているんです。
M へー、オリジナルラベルをつくれるんだ! K-POPファンならではの楽しみ方ですね。そう言えばチョウムチョロムの広告にはBLACKPINKのジェニーが起用されてますし、チャミスルにはIUが使われていたり、「チョンハ」というソジュには同名のチョンハが起用されていたり……。好きなアーティストに合わせてソジュを選んでみてもいいのかも。
N 「済州ビール」は日本のYesmartでも売っていて割と手軽に買えるクラフトビールのひとつです。今回は「済州 ウィットエールビール」と「済州 ペロンエール」の2種類を用意してみました。
M チェジュビールは韓国発のグローバルクラフトビールブランドらしいですね。どちらも飲みやすいですが、ぼくは「済州 ペロンエール」の方がサッパリしていて好みです。
A 私は「済州 ウィットエールビール」の方が好みかも。チェジュの蜜柑ピールやオレンジピール、コリアンダーが使われているから柑橘系の爽やかな香りが気持ちいいですね。Nさんはなぜ済州ビールを選んだんですか? N 日本では手に入らないんですが、韓国だと済州ビールがノンアルコールビール「済州ヌーボー」も販売しているんです。大人気エッセイ『女ふたり、暮らしています』の著者の2人のPodcast「여둘톡(ヨドゥルトーク)」で紹介されたことをきっかけに人気に火がつきました。
M 「CASS」を筆頭に韓国のビールって度数が低くて飲みやすいものが多い気がしますが、ノンアルコールビールも増えているんですね。飲んでみたいな。
N 韓国だと「CASS」や「hite」がノンアルコールビールの先駆けとなる存在みたいです。チョウムチョロムのシュガーフリー版もそうですが、ノンシュガー・ノンアルコール製品の人気が高まっていて、韓国でも健康志向の高まりを感じます。
N 今回オマケとして紹介したいのが、「WON SOJU SPIRIT」です。これは「AOMG」や「H1GHR MUSIC」といった音楽レーベルのファウンダーとしても知られるアーティストのパク・ジェボムが立ち上げたソジュブランドなんです。
A 自分でソジュのブランドを立ち上げたんですか!? M 勢いがすごいですね。 N 現時点ではまだ日本で売られていないのですが……昨年ソウル・ヨイドのショッピングモール「THE HYUNDAI SEOUL」で行われたポップアップストアも大盛況だったようです。アメリカ進出分の在庫の準備が整ったというニュースも報じられていたので、日本に進出する日も近いのかもしれません。肝心の味はというと、24度とアルコール度数が高く、クラブで飲むショットのような味わい(笑)。チャミスルのようなソジュよりも価格が高いので、高級路線のブランディングを取っているのかなと思います。