誰も彼も忙しない師走だからこそ、大切な人とのホリデーイベントはリラックスムードで楽しめる家が一番。12月のうち飲み向上委員会では、元カルディの店員で料理研究家のヤミーさんをゲストに迎え、カルディコーヒーファーム(以下カルディ)のワインと食材でホームパーティを開催! 前編ではスパークリングワイン&ノンアルコールドリンクにフィーチャー、後編の今回は選りすぐりの赤&白ワインと、前菜におすすめのおつまみをお届けします!
カルディの赤白ワイン&おつまみを料理研究家ヤミーさんとナビゲート!
エディターAKIYAMA(以下A)前編では乾杯に最適なスパークリングワイン&ノンアルコールドリンクをご紹介し、後編は赤&白ワイン。本気で飲むモードにギアチェンジです! ゲストのヤミーさんには、今回もオリジナルレシピを教えていただきます。
ヤミーさん(以下Y)カルディの数あるワインの中でも、とりわけカルディで取り扱う食材と相性が良いと思うワインをチョイスしました! レシピはワイン泥棒なパスタにしましたよ。
ライターYOKOMIZO(以下Z)お呼ばれされた時の手土産ワインの参考にも! 最後には「ベストうち飲み賞」も発表します。
冬が似合う白ワイン「ボジオ ランゲ・シャルドネ キュヴェ・デル・ガッロ」(ライターZリコメンド)
Z 冬本番になって一段と寒くなると、キリッと辛口よりもアロマな白が気分。洋梨のような甘み、伸びやかな酸味がおいしいシャルドネです!
Y ピエモンテ・ランゲ地方は、バローロを筆頭にイタリア高級ワインの産地。昔このエリアのシャルドネを飲んでめちゃくちゃおいしかったことが鮮明な記憶として残っています! ボジオもバランスがいいですね。
A 今回のおつまみは前編に引き続き、カルディで販売されているディップ&クラッカー! ヤミーさんが推すさまざまなパテやペーストを、スウェーデンのめちゃうまクラッカー「ヨーテボリー サリナスクラッカー」と一緒にいただいています。
Y このシャルドネは滑らかな口当たりだから「牡蠣バター」とか意外と重ための味と合うと思いますよ。冬の料理にもぴったり。
Z 牡蠣バター、YOUは何者!? 濃厚で旨味のある味わいはけしからんほどに美味! おしゃれな洋風味なのに、不思議と脳裏には日本海の光景がぽわわんと浮かびます。あ! これは蟹味噌に近いんだな。
A すごく高級感のある味がするね! 広島県産牡蠣が使われているし、これはお得感がすごい。
ルビー色に輝く果実味「クラウス・カイザー ピノ・ノワール ナーエ」(ヤミーリコメンド)
Y クラウス・カイザーは、ピノ・ノワールなんだけど、キャンディっぽさがあってすごく好きな一本。ベリー系のキラキラとした味がチャーミングなんです。
Z なるほど。この華やぎとフレッシュさ、余韻の渋みは「ゴシップガール」とか「エミリー、パリへ行く」あたりの、可愛いけどたまにやらかす系女子ですね!
A 通じ合ったの!? ワインの味わい表現としてはツッコみたいけど、なんかわかる気がする(笑)。
Y ずっと飲み続けられる味わいのワインだから、前編にも登場した「ワインデチップス 黒トリュフポテトチップス」を食べながらムービーナイトも楽しそう。料理ならローストチキンがおすすめです!
飲み飽きない赤はデイリーにも「ドーヴェルニュ・ランヴィエ リュベロンヴァン・グルマンルージュ」(ライターZリコメンド)
Z 葡萄の果実味をすごく感じる、ミディアムボディの赤ワイン。飲み始めより、少し経ったくらいの旨みがおいしくて、テーブルワインにおすすめです。
Y ノルウェーのチーズ、「スキクィーン」とのペアリングがグッドですね! ワインの甘みを、チーズのミルキーさが引き立てる感じ。
A ルービックキューブのような塊、初めてお目にかかる食べ物です! ピーナッツバターのような色味ですが、スキクィーンはチーズなんですね!?
Y 山羊乳のホエーにクリームを加えて煮詰めたチーズです。ナイフで薄くスライスしてクラッカーやトーストにのせて食べます。ノルウェーの朝ごはんの定番なんだけど、お酒のお供にもおすすめ!
Z これも、しょっぱうま〜!! クセになる味ですね、クラッカーと相性も良い。
A 両方がおいしく感じる、これぞマリアージュだわ。
海風を感じる白ワイン「トッレ ヴィナリア アブルッツォ・ペコリーノ」(ヤミーリコメンド)
Y 「トッレ ヴィナリア アブルッツォ・ペコリーノ」はどこに持っていってもおいしいと言ってもらえるんですよ。「アリゴ」とのペアリングがおすすめなので、ぜひ一緒に召し上がってみてください。
Z 産地はイタリア中部のアドリア海沿岸のアブルッツォ州、それも納得なミネラル感がある味わいですね! イキイキとした酸味もおいしくて、食欲を掻き立てるワイン。
A おつまみの「アリゴ」は初めて。どんな食べ物なんですか?
Y マッシュポテトにチーズを加えた、フランス中南部の郷土料理。とろりと粘度が高くて、お餅みたいでしょ?
A 本当だ〜。白ワインの白桃のようなニュアンスと合います。お正月にお雑煮を作るのが面倒になったら、「アリゴ」という奥の手も検討しましょう(笑)。
皆に好かれる本格派「カステッロ・ディ・チゴニョーラ ドディチドディチ」(エディターAリコメンド)
A ちょっと重めの赤ワインなので、前編に登場した「フォアグラ入りポークテリーヌ」や、しっかり味のおつまみとどうぞ!
Z タンニンが強くないから、赤は苦手という人もおいしく飲めそうですね。プラム、スパイスの余韻が感じられて、エレガントなフルボディ!
Y どちらかというと軽いおつまみより、メインになるような肉料理と合わせたい味わい。中でもビーフや甘い醤油味がいい、すき焼きとペアリングして食べたいですね。
Z ヤミーさんは毎年これを作ります! というようなホリデーのお料理はあるんですか?
Y ローストビーフとか……作りません!(笑)クリスマスはだいたい年内のお仕事のピークなので、がんばりすぎず、今日みたいにカルディの力を借りますね。
カルディの食材で作る、時間が経ってもおいしいパスタ。ショートパスタは別茹でする必要がなく、濃厚トマトソースで煮込むだけ。カザレッチャは、古い歴史のあるショートパスタでソースが絡みやすい。完熟チェリートマトを使った無添加のトマトソースは、シチリアのトマト農家さんが作る、ヤミーさんイチオシの逸品。辛みが欲しい人は、胡椒の代わりに赤唐辛子を入れてもOK! ヤミーさんいわく、酔っ払っていても作れるそう(笑)。もちろん、市販のパスタやトマトソースを使用してもOKです。
生ベーコンとトマトソースの煮込みパスタ