2017年6月号
2017.04.20

SPUR 2017年6月号

ファッションプロ77人に聞いた「私たちが絶対買う服」

なんと言っても見どころは「77人のサマー、私たちが絶対買う服」です。モードラバーが心底欲しいと思う逸品を熱烈に喋り倒す本企画。読めば、夏に向けてショッピング熱は上がる一方です! Tシャツのひねりあるスタイリング・アイデア集に、ゲンズブール一家をお手本にしたフレンチシックの作り方は明日からすぐに役立つ内容。“丸刈り”モデルの畠山千明、韓流ライジングスターであるパク・ボゴムと時の人も登場。池松壮亮と最果タヒの対談に、“90年代と強い女”をテーマに語り尽くす小室哲哉とどこまでも熱い内容をお届けする6月号です!

PHOTOGRAPHY:AKINORI ITO〈aosora〉 STYLING:KAYO YOSHIDA HAIR:KOICHI NISHIMURA〈angle〉 MAKE-UP:TOMOHIRO MURAMATSU〈SEPT〉 MODEL:OLA K COSTUME & JEWELRY:DIOR COSMETICS:PARFUMS CHRISTIAN DIOR

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2017年6月号

【訂正のお知らせ】

SPUR6月号「"リボンの美士"は、老けさせない!」企画内p.199の写真に間違いがございました。中段左の商品写真が、「ビーグレン QuSomeレチノA」ではなく同ブランドの「Cセラム」になっておりました。また、同号「明日から、夏の主人公になる」にて商品の記載に誤りがありました。P.64左モデルの「パンツ¥115,000/ソニア リキエル青山店(ソニア リキエル)」は、正しくは「パンツ¥130,000/ミッソーニ 表参道店(ミッソーニ)」となります。訂正してお詫びいたします。

明日から、夏の主人公になる

ボタニカル柄や、色鮮やかな南国の鳥、フルーツまで。春夏のトレンドのひとつとなっているのがトロピカルなムードを持つ服です。オプティミスティックな気分をスタイリングに落とし込むと? 誌面ではその答えを紹介しています。薄着でのお出かけが楽しくなってきた今日この頃。ひと足先に、夏を取り入れてみませんか?

花とピンクの壁と(編集O)

特集の撮影は3月某日、千葉にて行われました。3月の南房総は花盛り。ポカポカ陽気のお天気の中、菜の花やポピーが咲き誇り、ちょっとしたお花見気分。この花たちを生かそうと、撮影の裏側はこんな感じに……強風の中、スタッフたちが必死に板壁を押さえております。誌面での仕上がり写真と比べてみると、「こんなふうになってるんだ!」と、ちょっと面白いです。



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77人のサマー、私たちが「絶対買う服」

この夏、何を着ればいいの? 毎年、この時期に感じるギモンを、今年は77人のモードラバーが解決します! スタイリストやライター、バイヤー、モデルなど、生粋のモード好きが、心の底から買いたい服、欲しい服を発表。77人の解答を知れば、きっとあなたのワードローブ計画もうまくいくはず! 担当編集によるリアルな本音を届ける対談もチェックを。

気づけばシンデレラタイムに!(編集M)

77人が推薦する77着を掲載するということは、77着の服を撮影するということ。ごくたまに、撮影をしていると24時を超えてしまうという事態が起こるのですが、この時もそうでした。9時にスタジオに集合し、もくもくと撮影を続けて、昼食を食べ、さらに夕食を食べ、ときどきおやつを食べ、そうしているうちに時計をふと見ると24時に! 写真はごく一部ですが、どの服にもモードラバーたちの思いが詰まっているので、一着ずつ丁寧に撮影をしました。ユニークなコメントとともに、じっくりとご覧ください。


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今年のTシャツ スタイリング・ラッシュ

夏のスタイリングのマストアイテムといえばTシャツ。引き続きトレンドのスポーティなスタイルも、90年代気分のグランジスタイルも、思いのままに仕上げられるアイテムを120%活用すべく、5人のスタイリストにテーマ別スタイリングを組んでもらいました。あなたの今夏の着こなしバリエーションを広げるヒント満載の特集です。

Tシャツスタイルを更新せよ(編集T)

5人のスタイリストさんたちにお題をふって、今年らしい着こなし提案をしてもらった今回のTシャツ特集。写真はスタイリスト飯島朋子さんの「白T」の撮影現場です。もっともベーシックなTシャツだからこそ、アレンジ次第で楽しみが無限大に広がる白Tシャツ。一見同じに見えて、ディテールやフィットのバリエーションも実は無限大。今年らしいムードをおさえつつ、飯島さんらしいチャレンジを してくれました。アクセサリーのアレンジや全身バランスの取り方も必見です。


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私は、いろいろなゲンズブール

トレンドの動向は見極めつつも、改めて心惹かれるのは時を経ても色あせないオリジナリティのある着こなしです。たとえば、70年代を駆け抜けたゲンズブールファミリーのような。コケティッシュなジェーン・バーキンはもちろん、セルジュ・ゲンズブールのデカダンな装い、ふたりを受け継いだシャーロットのノンシャランなムードなど。この夏はいろいろなゲンズブールに着想したスタイルを楽しみませんか?

セルジュ・スタイルを女性に落とし込んだら?(編集K)

お洒落で可愛い70年代のジェーン・バーキンに憧れるのはもっともですが、この夏は、セルジュのようなデカダンでダンディな装いにもトライしたい気分です。そこでタイトルページではサファリシャツを思いきり開襟で着こなすスタイルを提案。誌面はバストアップですが、足もとは「アンシエント グリーク サンダル」のヌーディなサンダルを合わせていました。スタンダードなアイテムをプラスαでスタイリッシュに見せる。それがフレンチシックの醍醐味ですね。


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私たちの偏愛 スナップチャット2017

今回のスナップ特集ではファッションプロたちに、ミラノ&パリコレのフロント ロウからオフランウェイまでをくまなくチェックして、「本当におしゃれだと思 う人」だけをリコメンドしてもらいました。結果、トレンドを自分のものにして いる人達が集結。ただ流行の服を着ているだけのスタイルと、モードな着こなし との差とはいったい何なのか。その答えはこの特集を読めばわかります!

ストリートスナップは編集作業も楽しい!?(編集A)

編集作業は2都市の現地スナップチームから届いた写真とデータをひたすら整理することから始まります。膨大な着こなしを目を皿にしながらチェックしていく中で、日本未上陸ながらストリートでは着ている人が多いブランドにヒットの萌芽を感じたり、ベレー帽などの新しいトレンドに触れたり。着こなしのリアルな うねりに触れられるのがこの特集の魅力。そこには必ず明日着る服へのヒントがあります。だから、やっぱりストリートスナップは楽しいのです!


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ハタケヤマチアキ、お前は誰だ?

バズカットに、バンビのような愛らしい顔立ち。プロのスタイリストも「あの子の私服のセンスは群を抜いている」と唸らせます。そして周囲を照らし出す太陽のような明るい笑顔。魅力溢れる畠山千明は、間違いなく2017年のヒロインです! あのビッグメゾンのデザイナーや有名フォトグラファーをも魅了する彼女の輝きの秘密に迫ります。また、オール私服で展開するスタイリングショーは、圧巻の見応え。明日の着こなしの参考に!

畠山千明さんの圧巻のセンス(編集I)

「結婚式まで取っておこうと仕舞っていたんですが、今日は晴れ舞台だから、おろしてみました」という水色のチュールドレスはMSGM。彼女の透明感をより引き立てていました。扉のカットのポートレートで着ています。
 こちらは私服のスタイリングショーから。「コム デ ギャルソンのメンズのパジャマを買ったら、前から持っていた古着のラルフローレンのメンズシャツとストライプのピッチが同じことに気づいたんです。そこでシャツを折りたたんでウエストに巻いてみたところ、案の定ぴったりで」と畠山さん。彼女の着こなしからは、ファッション好きならではの冒険心が感じられます。アバンギャルドだけど、きちんと女らしいのがハタケヤマチアキ流。着こなしテクニックを盗んでみてください。

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全て見せよう! モードな大人の旅支度

ゴールデンウィーク目前。お休みに、旅行の予定を立てている人もいらっしゃると思います。いつも悩まされるのが、旅先に「何をどのぐらい持っていくのか」ということ。今回は旅慣れたおしゃれな大人の方々に、旅に持っていくラゲージと、その中に詰めるマストアイテムを見せてもらいました。あなたの旅のヒントが、必ずこの中にあるはずです。

旅のツワモノの必携品とは……(編集O)

個人的な話で恐縮なんですが、私、この手の「旅支度」とか、「カバンの中身」とか、皆さんの持ち物を見せてもらう特集が昔から大好きなんです。今回は直接皆さんの旅支度を見せていただき、誌面には書ききれないほどのお話を聞いて、もう本当に本当にためになりました。ヨーロッパ長期旅派、アジア弾丸食い倒れ旅派、リゾート派にモードなパリコレ出張派まで。旅スタイルはさまざま、必需品もいろいろで「へえーっ」となりっぱなしだったのですが、実はどのタイプの人も共通して持っていくと言っていたのが「自分の香り」。香水やルームフレグランス、アロマオイルまで、環境が変わる旅先でもリラックスして自分らしくいられるものを持つのが、旅の快適さを底上げする秘訣なのだなと実感。
写真はライター桂まりさんが20年愛用しているというリモワ。ステッカーチューンがいい感じです。私もリモワユーザーなのですが、こんなふうに味が出るまで愛用しよう! と決心しました。

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“リボンの美士”は、老けさせない!

憎きホウレイ線、目もとのシワ、頬のたるみ。これらのエイジングサインは、両目周りと小鼻の脇から口角にかけてのエリア「リボンゾーン」に現れます。このリボンゾーンの老化と戦うべく立ち上がったのは、リボンの美士こと小田切ヒロさん。本誌の連載「肌におネツを入れなさい」でも毎号インパクトある美容テクを連発しているヒロさんが、おすすめスキンケアから秘伝マッサージ、美容医療を駆使して徹底抗戦。これを読めばあなたはもう、老けません!

小田切ヒロさんの凄いテク(編集I)

こちらはたるみ解消のマッサージ。頬のあたりをつまんではパッと離すだけ。ヒロさんのテクニックは、簡単なのに効果的なのが魅力です。一週間続けていたところ担当編集の肌にも目に見えて変わってきました。ほかにもホウレイ線をうすめるマッサージや目まわりのシワを伸ばすやり方までたっぷり紹介しているので、本誌でチェックしてみてください。

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そうだったんだ!?小室さん

今から約20年前。90年代にヒット曲を連発し、1年間に手掛けたCD売上総数が1500万枚を突破するなどJ-POP史に金字塔を打ち立てたプロデューサー小室哲哉。彼は音楽を通じて、どんな女性像を描いたのでしょうか? 安室奈美恵、篠原涼子、globeのKEIKOといった6人の女性アーティストについて、インスピレーション源やファッションに関する当時の裏話を交えながら、じっくり語っていただきました。読めば「そうだったんだ!?」と膝を打つこと間違いなし。

小室さんに聞いた、熱すぎる60の質問(編集I)

本企画のライター福アニー氏も編集担当も、小室サウンドの大ファンでした。多感な思春期に世の中を席巻していた名曲の数々は、心の育ての親といっても過言でないほど。だからこそ小室さんに聞きたいことは山のようにあります。質問事項を作成するのに映像を観たり音源を流しながら何時間も打ち合わせを重ねました。さまざまな音楽に精通していた小室さんの着想源を掘り起こすべく、90年代の洋楽、J-POPの音楽年表をつくり、彼のプロデュースしたヒット曲を一からおさらい。結果、小室さんに事前に送った質問事項は60にも登りました。これはその一部です。

小室さんは、そんな我々の熱すぎる質問に、ひとつひとつ真摯に、穏やかに答えてくださいました。SPURなので、音楽的側面というよりファッションや女性像について突っ込んで話を聞いていったところ、マネージャーの方も「今回のインタビューで、僕も初めて聞いたエピソードがいっぱいありました」と驚いていたほど。また、優れた作詞家でもある小室さんの歌詞についても伺いました。 頻出する「鏡」や「公園」が象徴することとは?という質問の答えには目から鱗。この歌詞どう言う意味なんだろう? と、子供の頃疑問に思っていたことを答え合わせするつもりで読んでも面白いかもしれません。「僕は究極のナルシストでありフェミニストであると思う」と語る、小室さんの女性への愛に溢れたプロデュース秘話を、ぜひじっくりとご堪能ください。

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SPUR White Wedding 花と緑に祝福されるボタニカルウェディング

モードな花嫁のための別冊付録「SPUR White Wedding」シリーズ。今季はボタニカルウェディングがテーマです。花とドレスの美しきマリアージュの提案や、幸せが指先で花ひらく婚約指輪と近年人気の高まる婚約腕時計のガイド。ボタニカルウェディングの招待状やパーティでのおもてなしのアイディアなど、盛りだくさんでお届けします。

親しい人を招いてお庭で結婚パーティを(編集W)

写真は、スタイリスト作原文子さんが提案する「ボタニカルウェディングのアイディア集」の撮影現場から。ガーデンパーティのためのウェルカムドリンク&フードの一部です。テーブルの上にお庭を再現する、斬新な作原さんのアイディアのもと、花や小石をイメージしたクッキーはフードレメディの長田佳子さんに、優しいボタニカルムードのカードはパピエラボに作っていただきました。あまりの可愛さに、撮影スタッフもしばし仕事を忘れて、自らのスマホを手に撮影大会。こんなフォトジェニックなフードなら、ゲストも嬉しいですよね。「私たちは、仕事ではなく、このままガーデンパーティをすべきじゃないかしら」という湧き上がる気持ちを抑えるのが大変でした。

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