photography: Kazuhei Kimura styling: Tomoko Kojima hair & make-up: Aya Murakami それは、もういい大人になったんだからとは言うものの、じゃあ「いい大人」ってなんだろう?という、編集会議で出た一言から始まりました。肩の力が抜けていて、気負いなく自分のスタイルを貫ける素敵な人。そんな理想を象徴する女性として編集部満場一致で白羽の矢が立ったのが、俳優の永作博美さんでした。いつまでもキュートで、なのにドキッとする色気も持ち合わせていて。そんな、SPURが考える「いい大人」永作博美さんが、今月のカバーを飾ります。身にまとったのはマックスマーラの上質な白いコート。ミニドレスから美しい脚が伸び、「何歳になっても好きなファッションを思いっきり楽しもう」というメッセージを体現する写真となっています。 photography: Kazuhei Kimura styling: Tomoko Kojima hair & make-up: Aya Murakami 中ページのスタイリングは、「素肌に上質な一着をまとう」がテーマ。ホテルの一室でゆったりと気ままに過ごす大人の一日をコンセプトにしたファッションストーリーです。窓辺から差すひだまりのなかで日向ぼっこをしたり、ベッドで寝転んだりと、少女のようにピュアな表情で自由に動く姿は、私たちがスクリーンを通して観ていた俳優・永作博美そのもの。撮影時、現場のスタッフ同士の意見がぶつかり、空気が止まってしまったひとときがありました。そんなとき永作さんは、誰よりもスタッフ一人一人の声に耳を傾け、「こんなのはどうかな?」と自ら意表を突くポージングを提案して、空気をふわっと動かしてくれたのです。まさにドラマが生まれた瞬間でした。結果生まれた素敵な写真の数々は、本誌の8ページの特集でじっくり確認してみてください。「変化は喜び」と語る永作さんの大人の哲学が詰まったインタビューも必見です! 本誌では、わかる人にはわかる服、上司のためのスタイル提案、間違いないトレンチ&ジャケットなど、「モードな大人」に向けた特集が満載! じっくり読めば、「大人だからこそファッションをもっと大胆に楽しもう」という気持ちになっていただけるはずです。