「使えるトレンドしか、いらない」モードなミニマル・ワードローブを考える。
プラダのDNAで再解釈したポスト・クラシックな「正装」ルックは、こんなにポップでプレイフル! ベースはセットアップのスーツスタイル。そこに70年代の色濃いグラフィカルなデザインのカシミアベストを差し込み、トランスペアレントなオーガンジージャケットを重ねました。ネックラインにはベールの最新形とも呼びたいネット・ネックレスを。新時代の「正装」ルックは模様や素材、色を高度なハイブリッド・テクニックが際立ちます。知性ある折衷的なスタイリングが、春モードでいっぱいの3月号を華やかにセレブレート。モデルはブラジル最南端、リオグランデ・ド・スル州出身のダニ。ショーでも活躍中のストロベリー・ブロンドの新星です。クラウディア・シファーに憧れてファッション業界に飛び込んだ二十歳の夢は、「大好きなモデルの仕事を、40歳まで続けること!」
PHOTOGRAPHY:TAKAKI_KUMADA
STYLING:NAOKO SHIINA
HAIR:KENICHI FOR SENSE OF HUMOUR
MAKE-UP:MICHIRU FOR YIN AND YANG<3rd>
MODEL:DANI WITT
COSTUME&ACCESSORIES:PRADA
▼INDEX
マッシュ・ガールの肖像>
モードな女のミニマル・ワードローブ>
クチュール・デニムの波に乗れ>
どうも、女です。>
モードな開運ランジェリー>
今欲しいのは「物語のある」バッグ>
MICHIRUさんがナビゲートする9つの色と春の顔>
先手必勝の頭皮美容、最前線を追え>
2016年はシネマで奇妙な冒険を!>
マッシュ・ガールの肖像
2016年春夏コレクションでブレイクしたモデル、ペイトン・ナイトやセリーヌ・ブーリィ。彼女たちに共通するのは、ボブラインの“マッシュ”ヘアであること。モード界ではこの髪形こそ最高のアクセサリー。ちょっぴりナードな個性を引き立てるヘアスタイルで、トレンドダークホースの「ネオ・トラッド」な着こなしを提案します。
モードな女のミニマル・ワードローブ
春夏のコレクションで、多くのブランドでテーマやインスピレーション源として挙げられていたのが「旅」にまつわるキーワード。世界を巡って自分の足で旅をする、力強いけれども軽やかな女性が春の気分です。そんな彼女は、トランクにどんな服を詰めてゆく? というのが今回の特集のテーマ。ミニマルだけれどモードな、最旬のワードローブがここにあります。
クチュール・デニムの波に乗れ
解体&再構築したり、シルエットが飛びぬけて美しかったりと、「クチュール的」なデニムに注目が集まりそうな今春夏。今回のデニム特集では、スタイリングの主役となるデザイン・デニムだけをピックアップして、スタイリング提案します。新しい「青」の世界の扉を開いてみてください。
どうも、女です。
肌が透けるシフォンやレース、ランジェリールックなど、久しぶりにフェミニンなアイテムがランウェイに戻ってきた今シーズン。しかし、その「女らしさ」は、これまでとは少し違います。「わたくし、女でございます」と艶やかな淑女でも、「女ですが、なにか?」と意志の強いタフな女性でもなく、もっと自然体で軽やか。彼女が名乗るなら、「どうも、女です」。
モードな開運ランジェリー
2月3日の節分にランジェリーをすべて買い替え、翌日の立春をまっさらな下着で迎えると運気がアップする―そんな風水のエピソードをご存知ですか? この機会に、大人の肌に心地よく寄り添うランジェリーにチェンジしましょう!モードラバーにちょうどいい、フェミニンだけれど甘すぎないアンダーウェアを厳選して提案します。
今欲しいのは「物語のある」バッグ
2016年春夏の新作バッグがラインナップ。9つのブランドそれぞれの物語を紡いだストーリー「バッグをめぐる冒険」を冒頭に、「小さいバッグと文庫本」、バ「彼女たちの『インディビデュアル』バッグ」と続く、三つの物語は必見。そして愛用中・今欲しいバッグを調査したルポに新作カタログと、充実した内容でお届けします。新春のお買い物計画に役立つこと必至!
MICHIRUさんがナビゲートする9つの色と春の顔
本誌でも活躍中のメイクアップアーティスト、MICHIRUさんをナビゲーターに、この春らしい顔になれる9つの新色コスメティックスをピックアップ。リアリティのあるちょうどいいモードフェイスの提案、ぜひ毎日のメイクアップに取り入れてください。スタイリストふくしまアヤさんとの、今季のランウェイメイクアップのトレンド対談も、スタイリングの参考になりますよ!
先手必勝の頭皮美容、最前線を追え
薄毛なんてわたしには縁のない話―そんなふうに考えているアナタ! 頭の“テッペン”、大丈夫ですか? 実は近年、頭皮に悩みを持つ女性は増えているのです。でも大丈夫。SPURはこの頭皮悩みに立ち向かえる最新の情報を徹底的に調査しました。スキンケアアイテムからヘッドスパ、クリニックの治療まで。将来のためにも必読です!
2016年はシネマで奇妙な冒険を!
ジャーナリスト佐藤友紀が太鼓判を押す新作映画をピックアップ。昨日まで誰も知らなかった小品が喝采を浴びて、スターが生まれる瞬間を目撃する―2016年は、そんな良作が豊富です。“ヤングハリウッド”の次を背負う実力派やベルギー発の新色男、意外な長瀬智也、さらに飛躍する渡辺謙にも迫ります。今年も胸躍る映画の冒険へ、いざ!