フモフモ編集長特別寄稿! 『織田信成の今月のスタオベ!』 meets 『フモフモ編集長のフィギュ活』の男子会、催されるの巻

SPURの隔月連載コラム『フモフモ編集長のフィギュ活』でおなじみ、フモフモ編集長がSPUR.JPをジャック! 9月上旬のとある特別な夜について語ります。

9月初旬、僕は恵比寿にいました。ガラス張りのエレベーターで目的地のレストランに向かう途中、乗り合わせた外国からのお客様とアテンドする女性担当者は、英語で「あそこに見える光がセンター・オブ・ジ・トーキョーです」などと談笑していました。セレブリティがガラス張りの部屋から下界を見下ろすときって、こんな感じなのだろうかと、我が身の場違い感を今さらのように覚えます。ファッション誌に呼び出される場所はいつも煌びやかで自分のおさまりが悪い……。

そんな場所へと向かった目的は、『SPUR12月号で掲載予定の織田信成さん×フモフモ編集長の対談記事の収録です。『SPUR』で連載されているフィギュアスケート関連コラム『織田信成の今月のスタオベ!』と『フモフモ編集長のフィギュ活』が、夢の邂逅を果たすということで担当編集氏は若干ノリノリです。「このページ、担当さんの趣味でやってるやつですよね?」という疑惑が高まってきます。その一方で僕は、織田さんから何を言われるものだろうかと若干オドオドしています。ぬいぐるみを持つ手も汗ばんでくるよう。

しかし、ご対面した織田さんはテレビやアイスショーで見てきたそのままに、笑顔いっぱいでフレンドリーです。僕のブログなども見ていただいているとのことで、「あの記事、覚えてますよ!」といった感想や、ぬいぐるみを見つけて「ツイッターのアイコンになってるヤツですよね!」と持ち上げてくれたりします。6月に羽生結弦氏にお持ち帰りされかけたぬいぐるみが、今度は織田信成さんに抱かれているとは……このぬいぐるみ奔放……。

 

近くで見る織田さん……と言ってもアイスショーの際には、目の前で写真撮影などもさせてもらっていたりするわけですが、改めてこうして日常のなかで見るとお肌もキラキラしていてスター感があります。そして、撮影時に近くで並んだり、握手をしていただいたりすると、「アスリートだな」という重みを感じます。腕は細いようでバキバキしていますし、胴体も痩せているようで分厚い。現役選手にもヒケを取らないであろう鍛え具合に、本当にフィギュアスケート一筋な人なんだなと改めて思います。

用意された対談会場はレストランということで、もちろんお酒などもありました。僕が飲むようであれば一緒に飲みますよというお誘いもいただいたのですが、最終的にはふたりでアイスカフェラテを飲む流れに。夜の恵比寿で男二人が仲良くお茶になるあたり、気遣いのなかにも「現役のスケーター」というところが感じられて、何だか僕もうれしくなりました。「うん、現役を退いても緩んでないですね!」と。

ちなみに、お店で用意していただいたパフェが登場した際は「すごーい!カメラ!カメラ貸してください!(※マネージャーさんに呼び掛けて)」とテンションを上げつつ、「帰ってから動けばいい話なので」とアスリートからスイーツ男子の顔へと変貌した織田さん。帰ってから動くわけじゃないけど僕もパフェをいただき、気分は「スイーツ男子会」モードです。

 

食べ方は「思いっきり崩す」だそうです。

トークは終始和やかムード。初めてお会いしたのに、「普段どおり」の織田さんに引き込まれ、僕もついつい軽口が飛び出してしまいます。とっても話しやすいなぁという気持ちから、羽生結弦氏を話題としたトークでは「フモさんは羽生選手と直接お会いしたんですよね?」「はい!」「緊張されました?」「はい!」「今日は大丈夫ですか?」「はい、今日は全然大丈夫です!」という若干の失礼感も醸し出していたかもしれませんが、たくさんお話させていただくことができました。(※誌面では失礼部分は大体カットしてお届けいたします!)

今季のフィギュア界の展望であったり、気になる各選手について織田さんの視点で魅力を語っていただいたり、指導者としての妥協なき一面についてなど、織田さんにたくさんお話しいただいております。僕からも「今後の織田さんに期待すること」など他愛ない話をさせていただいていますので、『SPUR』12月号を、ぜひお楽しみください!

PROFILE : フモフモ編集長●都内在住、男性、ぬいぐるみが本体と自称するスポーツブロガー。人気ブログ「スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム」で知られる。日々観戦するスポーツや競技者への愛とユーモアあふれる語りに多くのファンを持つ。http://blog.livedoor.jp/vitaminw/

photography:Wakaba Noda<TRON>  text:Fumofumo Henshu-cho

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