SPUR7月号の特集では、単に環境に配慮した服を作っているからというポイントに限らず、あらゆる人や状況に“フレンドリー”であることの重要性に注目をして誌面を構成しました。そのベースとして参考にしたのは、2015年に国連サミットで採択された2030年までの持続可能な開発目標「SDGs(Sustainable Development Goals)。この17の目標では、環境、教育、人や国の不平等、飢餓など、地球規模で考えていくべき包括的な問題をクリアすることが掲げられています。
ファッションを楽しむ、というとても身近で個人的な選択が、この大きな問題を改善していく最初の一歩になるかもしれない。そんなSPURが考える新しいラグジュアリーの形を表現したいと考えて、特集記事を作りました。モード界のパイオニアであるステラ・マッカートニーさんの特別インタビューでのコメントもとても素敵です。写真はバーバリーの最新コレクションから、エコナイロンのアウターを着たモデルのアニー。みんなが笑顔になれる世界のために、今私たちができることを考えるきっかけになれたらうれしいです。