2020年注目のマニキュリスト3人が、最新のペディキュア事情を随時アップデートする“Wikiペディキュア”。この夏のマストカラーを駆使した今いちばんホットなアートを、誰より早くリサーチせよ!
この夏のマストカラーをお題に、3人のマニキュリストがedit!
上原 渚さん(ungu)
可愛げとモード感がせめぎ合う、大人のニュースタンダード的ネイル。 手描きの繊細なアートにもファン多数。Instagram ID: ungungu
中野渡麻衣さん(AWESOME BONITA)
ポップな色使いにグラフィカルなパターンのネイルが人気。足もとにモダンアートのエッセンスを。Instagram ID: _awesome_bonita_
ミヤカワミホさん
’90sを今の時代に昇華した、ストリート色の強いアートが得意。ネオンカラーの使い方にも定評がある。Instagram ID: always.sleepy.mho
大好きなNetflixの世界にどっぷり浸る
家でネトフリ三昧の日は、その世界観をペディキュアにも投影。見終わったら足の先をしげしげと眺めて余韻に浸ろう。
お題カラーはこちら
きらめくブラウンが新しい
土の薫りのするブラウンに微細なラメを浮かべて。ネイチャートーンとイリデッセントな輝きの対比が新鮮で、ただ塗るだけで指先が“今”になる。
ペディキュアスタディ 2/ペディ¥2,200〈5月29日限定発売〉/uka Tokyo head office
by Miho Miyakawa
5本をつなげると“Universe”の文字が!
「高校生が超能力に目覚める『ノット・オーケー』のストーリーから思い浮かんだキーワード。乾いたブラウンとエメラルドグリーンは作品中で印象的な色合わせです」(ミヤカワさん)
TIPS
お題カラーを2度塗りし、乾いたらシルバー 1 で文字を描く。余分な液をボトルの口でよく落とし、ざっくりとラフに仕上げるくらいがおしゃれ。乾いたら同じ要領でグリーン 2 の文字を。
1 メタリックなシルバー。光を受けて燦然と輝き、アクセサリー級の存在感を発揮する。コレクションのテーマである、水の世界を表現。
ネイルポリッシュ EX-32 ¥1,500〈限定色〉/RMK Division
2 指先のモードなスパイスになるエメラルドグリーン。プチプラながら発色のよさが自慢のシリーズは、使いきりやすい小さめサイズ。
ネイルホリック GR715 ¥300(編集部調べ)/コーセーコスメニエンス
by Mai Nakanowatari
足の先にグラフィカルな「アート・オブ・デザイン」を
「グラフィックデザインやタイポグラフィのお話にインスピレーションを得て描いた、オリジナルのパターン。規則的なようでいて、よく見ると○・△・□が不規則に混在しています。柄をすべての指の全面にのせるのがモザイクっぽくていい感じ」(中野渡さん)
TIPS
お題カラーを2度塗り。完全に乾いたら 3 を細筆に取り、大きい柄から幾何学模様をランダムに描いてゆく。見切れさせたり柄をつなげたり、変則的な形をつくるとサマになりやすい。 4 も同じように。
どちらもさまざまなアートで活躍する、持っておいて損のない2色。コンタクトレンズの技術を応用した、酸素透過性に優れたO2トランスファクターを配合。重たい感じのしない、きわめて軽やかでやさしいつけ心地にも注目したい。ここでは細筆を使用しているが、爪の形に沿うようにしなるラウンド型の平筆も塗りやすさ抜群。乾きの速さと、持ちのよさにも定評がある。
3 高発色のノンパールホワイト。
ネイルエナメル WT041 ¥2,000/コスメデコルテ
4 艶やかなブラック。
ネイルエナメル BK040 ¥2,000/コスメデコルテ
by Nagisa Uehara
「BLACK MIRROR」の不可思議な空気をのせて
「ブラックユーモラスな作品なので、ひとさじの毒を感じさせたくて。その何とも言えない独特の空気を表現するため、筆ではなく足のほうを動かして予測不能なマーブルに仕上げるのがポイントです。昔の人が思い描いていた未来のようなフューチャーレトロなイメージですね」(上原さん)
TIPS
マーブルにする指にはまずお題カラーを1度塗りし、ある程度乾いたらぽってりと2度塗り。乾く前に素早くオパールグリーン 5 とボルドー 6 を1滴ずつ垂らし、足をゆっくり動かすと未知のマーブル模様が完成。ほかの指にはお題カラーとオパールグリーンをランダムに塗る。
5 オパールグリーンは中指と小指のベタ塗りにも使用。
ルナソル ネイルポリッシュ EX02〈限定色〉¥2,000〈5月15日発売〉/カネボウ化粧品
6 ひときわダークなボルドー。
ルナソル ネイルポリッシュ EX04 ¥2,000〈5月15日発売〉/カネボウ化粧品
SOURCE:SPUR 2020年6月号「Wikiペディキュア!」
photography: Takeshi Takagi 〈SIGNO〉(model), Mitsuru Kugue (product) manicure: Miho Miyakawa, Mai Nakanowatari, Nagisa Uehara styling: Yumeno Ogawa model: Nana Kitano, Kazumi Kamiguchi, Saori Inoue edit: Yukiko Ogawa
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