ライフステージの変容に伴って、装いに新たな方程式が生まれることもある。いつだって、しなやかに変化を楽しみながら、実用的かつ高揚感ある服をスマートに選択したい。そんなファッション・ママに共感し、寄り添うスタイルを紹介しよう。
紗羅マリーと考える、「攻めた」ママ・モード
いくつもの肩書を持ち、忙しく働くママ代表の紗羅マリー。日々タイムマネジメントしながら、おしゃれを思う存分楽しむ彼女にエンパシーを。今季のトレンドを着こなす秘訣を探る。
脚さばきを優雅に魅せる’80sルック
動きやすさを担保しつつ、スタイリッシュに仕上がるきらびやかなラメのニットパンツを主役に。ドローストリングで調整可能なウエストは、産前産後の体型変化をものともしない優れもの。エネルギッシュな’80sムードで着こなせば気分上々。多忙なママにパワーを注入!
大ぶりアクセサリーで、髪を振り乱さずスマートに
ヘアに気を配れないときには、チャンキーなカチューシャがおすすめ。レディな装いにもメンズライクなスタイルにも上質なひねりを加えてくれる。なくしがちなアイウェアは、大粒パールのグラスチェーンを。装飾的な小物使いが、母の強い味方だ。ボリュームやデザインに遊び心を宿して。
レイヤードするならボトム、という発想
胸元を飾り立てられないと嘆く母たちへ提案したいのが、腰から下の重ね技。長めの装飾でもボトムなら手もとに煩わしさを感じることなく、秋風にそよぐフリンジの可愛らしさに心躍らせることができる。あえてパンツを重ね、量感たっぷりに仕上げて。シルエットで今年らしさを楽しみたい。
SOURCE:SPUR 2020年12月号「おしゃれママと考える明日のモード」
photography: Satomi Yamauchi styling: Yumeno Ogawa hair & make-up: Masayoshi Okudaira model: Saramary text: Yuka Sone Sato edit: Ayana Takeuchi