心がとろけるほどのときめき、伝播していく情熱……。不安と隣り合わせの日常の中で、「好き」のパワーが現実を救ってくれる瞬間があるのではないでしょうか。SPUR1月号ではそんな経験を“ハートメルティン”と命名し、ファッションからカルチャーまで総力特集しています。表紙を飾るのは、板垣李光人、18歳。人気漫画の実写映画化『約束のネバーランド』の公開を12月18日に控えるライジングスターです。まとうのは、ルイ・ヴィトンのクルーズコレクション。内省の旅にフォーカスし、「GAME ON」と名づけられたシーズンにふさわしい、まさにゲームチェンジャー。ジェンダーレスという言葉も飛び越えて、ただその人として美しいこと。それが新しい価値だと感じさせてくれる逸材です。
インスタグラムではパールを用いたセルフメイクアップや、流麗なイラストを披露。その美意識の高さに、圧倒されるばかりです。本誌特集では、タイトル中の自身の名前を耽美な筆致で描いてくれました。
「ファッションやメイクに限らず、美しいものが好きです。レースをふんだんに使ったドレスのような、繊細な衣装を観賞用として集めたい。それが僕のハートメルティンです」
