SPUR6月号にて、『人新世の「資本論」』(集英社新書)の著者であり経済思想家の斎藤幸平さんとアーティストのコムアイさんとの貴重な対談が実現しました! テーマはずばり「ファッションの未来」。
『人新世の「資本論」』を読んだのは2020年末のことでした。資本主義があらゆる歪みを起こして限界を迎えている今、どんな未来像を描いて行けばいいのか。その問いやヒントを投げかけかけるこの本と出合い、頭を撃ち抜かれたようなショックを受けました。環境に著しく負荷をかける大量生産、大量消費。見せかけのグリーンニューディール。ますます広がる貧困層と富裕層の格差。こんなにも世界は危機に瀕していて、自分だって見知らぬ誰かを傷つけている。そんな状況下で、私たちも一端を担っている“ファッション”も変わっていくべきだと痛切に思ったのです。「消費主義にずっと懐疑的な気持ちがあった」というコムアイさんとともに、どんな問題を抱えているか? そしてどう社会が変わるべきか? ということを、じっくり考えました。おふたりの広く深い視野に、対話を聞きながら自分自身もハッとする場面が数多くありました。本当に今、多くの人に読んで欲しいページです! SPUR6月号は4月23日発売予定。企画タイトル「服は未来を描けるか」、ぜひご覧ください。