モノトーン＝ベーシックと侮るなかれ！ 世界には優れたビジュアルとスペックを持つ才色兼備なブラック＆ホワイトが潤沢にある。中でも＂語りたくなる＂選りすぐりの逸品が集結。自分だけのとっておきを見つけて、2021年夏のワードローブに高揚感を！
（右）シルクのクレープ素材が描く、体に沿った美しいシルエット。オフホワイトの襟と＂Vロゴシグネチャー＂を配したオールブラックのベルトがモダンなムードを添える。
トップス￥319,000・パンツ￥198,000／ヴァレンティノ インフォメーションデスク（ヴァレンティノ） 03-6384-3512
（左）端正なポプリンシャツに、サステイナブルな「Re-Nylon」の袖をドッキング。パイル素材のショートパンツを合わせれば、アスレティックなムードが加速する。
シャツ￥152,900・ショーツ￥84,700（ともに予定価格）／プラダ クライアントサービス（プラダ） 0120-45-1913
麗しのホワイトシャツ
幅広いシーンで活躍する白いシャツは、定番アイテムだからこそ奥が深い。素材からディテールにまでこだわった、袖を通すだけで心躍る珠玉の6枚をピックアップ
Jil Sander
日常に寄り添う、洗練されたシャツを1 週間分提案するコレクション＂7 days shirts＂。TUESDAYは、胸ポケットをあしらった、ストレートカットのベーシックデザイン。シャープなスタンドカラーで端正なムードに。
￥94,600／ジルサンダージャパン（ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー） 0120-919-256
THE ROW
2020年–’21AWコレクションに登場したGianluca Shirtをアップデート。メンズシャツから着想を得たオーバーサイズで、後ろ下がりになったカーブヘムがニュアンスのあるシルエットを形成。襟とヨークにはステッチがなく、無駄がそぎ落とされている。
￥147,400／ザ・ロウ・ジャパン（ザ・ロウ） 03-4400-2656
MARNI
ボトムスを選ばない、ルーズフィットのタキシードシャツ。ウイングカラーやダブルカフがフォーマルなムードを漂わせ、まとうだけで完成するノーブルな佇まいが魅力。ビジネスシーンでも頼れるため、クローゼットのスタメンになること間違いなし。
￥97,900／マルニ ジャパン クライアントサービス（マルニ） 0120-420-502
kolor
オーバーサイズシルエットのシャツに、プリーツ状のブザムをドッキング。スタンドカラーにはジグザグなステッチを施し、ミリタリーを思わせる要素をひとさじ。ディテールにまでこだわりをちりばめることで奥行きを出し、一枚で着てもサマになるホワイトシャツを完成させた。
￥38,500／kolor 03-6427-6226
Loro Piana
1998年に誕生したメンズシャツの名品「アンドレ」のウィメンズバージョン。クリーンを極めたデザインで、タイムレスに愛用できるのが魅力。うっとりするほどしなやかな麻混のコットン地からは、生地メーカーとしてスタートしたブランドの矜持がにじむ。
￥116,600／ロロ・ピアーナ ジャパン（ロロ・ピアーナ） 03-5579-5182
SATORU SASAKI
2021年AWコレクションのコンセプトから導き出されたのが中世の聖職者がまとう法衣からインスパイアされたシャツドレス。ふんわりと大きなバルーンスリーブが特徴となっている。常に新鮮な＂ウィアード＂シェイプを提案するサトル ササキらしい一着だ。
￥48,400／THE WALL SHOWROOM（サトル ササキ） 03-5774-4001
秀逸なブラックパンツ
ワードローブに何本あっても困らない黒のパンツ。出番が多いアイテムほど、長く愛用できる緻密に計算された傑作を手に入れたい。思わず語りたくなる6本を厳選
Nanushka
サステイナビリティに力を入れているナヌーシュカは、素材にリサイクルポリエステルを採用。ほのかな光沢感とセンタープレスが、シックなムードを薫らせる。フレアシルエットの裾にはスリットが入っており、スタイルアップをかなえてくれるのもうれしい。
￥74,470／ヒラオインク（ナヌーシュカ） 03-5771-8809
GANNI
波を想起させるステッチがニュアンスのある表情をつくるキルティングショートパンツ。裾に向かって広がったフォルムが足をきれいに見せる。ライトウェイトな上にウエストはゴム仕様。体をいっさい締めつけることなく着用できるのも高ポイント。素材は100%再生ポリエステル。
￥27,885（参考価格）／GANNI ganni.com
SPORTMAX
ヴィスコースとヴァージンウールの混合素材を採用したワイドパンツ。フロントに深いタックをあしらったボリューム感のあるシルエットで、着る人をこなれた佇まいへと導く。共布の太いウエストベルトがほどよいアクセントに。
￥82,500／マックスマーラ ジャパン（スポーツマックス） 0120-030-535
Mame Kurogouchi
綾織りが盛んな浜松で織られたチノ素材は、ガス焼きした強撚双糸と、ポリウレタンを巻きつけた糸を使用。ストレッチ性のある素材でフィット感よく、アクティブに動き回れる。日本人デザイナーゆえの、小柄な女性も着やすいサイズ感も魅力。
￥42,900／マメ クロゴウチ オンラインストア（マメ クロゴウチ） www.mamekurogouchi.com
ATON
ファンが多いエイトンのパンツの新作は、コシのあるウールギャバジンによる2タックタイプ。岐阜羽島市の機屋が手がけた素材はシワになりにくく、ボリュームのあるワイドシルエットをつくる。デザイン、使い勝手、着心地のよさを兼ね備え、オールシーズン着用できるアイテムに。
￥42,900／エイトン青山（エイトン） 03-6427-6335
See By Chloé
膝下丈のワイドシルエットは、一見するとスカートのよう。上質なクレープ素材ゆえの、歩くたびに生み出される華やかなドレープが目を引く。エレガントなムードとリラクシングな着心地を両立し、日常に寄り添ってくれる。
￥40,700／クロエ カスタマー リレーションズ（シーバイクロエ） 03-4335-1750
SOURCE：SPUR 2021年8月号「夏の『モノクローム』名品図鑑68」
photography: Sodai Yokoyama（model）, Takehiro Uochi〈TENT〉（still） styling: Sumire Hayakawa〈KiKi inc.〉 hair & make-up: Hiroko Ishikawa〈eek〉 model: Olga, Senping text: Mai Ueno
