新しい日常の中でとびきりの贅沢は、開放感たっぷりの自然の中で過ごすひととき。過熱するアウトドア人気の盛り上がりを受け、ギアもファッションもスタイリッシュに進化している。達人たちのアイデアとトレンドを自分のものにして、キャンプのベストシーズンをもっと楽しもう!
アドバイザーの方々
- ・エイアンドエフ PR 赤木夕子さん
- ・スノーピークPR 阿部 遼さん
- ・フォトグラファー/キャンプコーディネーター 猪俣慎吾さん
- ・フォトグラファー 魚地武大さん
- ・BRIGHTLOGG,INC. ディレクター 山城さくらさん(ソロキャンプ)
- ・アウトドア系インスタグラマー YURIEさん(メスティン)
- ・アウトドアプランナー/焚き火マイスター 猪野正哉さん
- ・山岳収集家 鈴木優香さん
- ・スタイリスト 古田千晶さん(SNAP)
- ・ジェムプロジェクター/ディレクター・PRマネジャー 戸簾麻里子さん(SNAP)
- ・フリーランスPR 三井千晶さん(SNAP)
スノーピークの焚き火ウェアをまとう
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(右下)難燃性、撥水性、防風効果も兼ね備えたFRシリーズ。パンツ¥20,900・
(左上)オーガニックコットンに難燃糸を含む繊維を配合したハイブリッドな一枚。ネイビーのストライプでアウトドアテイストは控えめに。シャツ¥30,800・
(左下)コットンに難燃糸を交織したオリジナルのダック地は、独特な風合いがこなれ感を演出。コート¥38,280/スノーピーク 0120-010-660
高感度なキャンパーたちが愛用するスノーピークの焚火シリーズは、撥水加工を施し、難燃機能が半永久的に落ちないというオリジナル生地を使用しているのが特徴。タウンユースも意識したシックなデザインでありながら、大きなポケットなど機能性も追求されている。
秋キャンプに向けて新しいザ・ノース・フェイスを知る
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(右下)難燃加工を施したオーガニックコットン素材。ブランケット¥8,800/ザ・ノース・フェイス3(ザ・ノース・フェイス) 03-6418-4921
(左上)難燃素材のマウンテンパーカに、フリースジャケットをイン。パーカ¥34,100・ジャケット¥26,400/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター(ザ・ノース・フェイス) 0120-307-560
(左下)ダウンインナーつきジャケット。単体でも使用できる。ジャケット¥66,000/ザ・ノース・フェイス オルター(ザ・ノース・フェイス) 03-6427-1180
確かなクォリティとデザイン性によって生み出されるザ・ノース・フェイスのウェアは、山好きだけでなくキャンパーの間でもかなり人気。秋冬も、難燃素材を採用したウェアなどキャンプシーン専用のものがバリエーション豊富に揃う。
足もとにこだわって快適に過ごす
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(右下) ソールとアッパーが縫い目なく結合し、靴底から水が浸入しにくい。サイドゴアブーツ〈ソール4㎝〉¥25,300/シードコーポレーション(ブランドストーン) 03-6709-9662
(左) 難燃素材の新作。サンダル〈ソール2.8㎝〉¥6,380/イデアポート(SUBU) 03-5731-7593
雄大な自然の中で意外と悩ましいのがシューズ選び。登山シューズほどタフなスペックは必要ないけど、普段用スニーカーでは心許ない。泥や朝露から守ってくれて、テントの出入りもスムースにしたい。欲を言えば、街で履けたらなおうれしい! そんなわがままをかなえる3タイプをピックアップ。
アウトドアだからこそ燻製に挑む
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(右下) ハンドルも折りたためるコンパクトさがYURIEさんのお気に入り。炭火だけでなくガス、オーブン、IHのマルチ対応。ストーブトップスモーカー〈H8×W59×D28〉¥5,500/UPI(キャメロンズ)https://upioutdoor.com
(左) 2段式の本格スモーカーは、食材を吊るすことも可能。スモーカーF-160〈H39.5×φ17.2〉¥2,260/ホンマ製作所 https://www.honma-seisakusyo.co.jp/
キッチンで作ると煙が気になるし、ベランダではご近所迷惑になりそう……と、自宅ではなかなか難しい燻製料理。下処理さえきちんと終えれば、手間のかかる調理もなく、ゆったりとでき上がりを待つだけなので、挑戦するなら屋外がチャンス。贅沢な時間が流れること間違いなし!
トレンドの吊り下げ収納を取り入れる
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(右下) クリップとロープとテンショナーがセットに。鮮やかな赤がテントサイトに彩りを添える。アンカークリップセット¥1,760/エイアンドエフ(コフラン) 03-3209-7575
(左)収納用バッグをテーブル下部につけるとラックになる仕様。軽量なのもうれしい。テーブル〈H40×W101×D50〉¥34,100/アンバイ ジェネラルグッズストア(ベルン) 03-6328-0577
ここ最近、キャンプ場で見かけるようになったハンガーラック。道具や服をテント外のラックに引っ掛けておくのが、新しいトレンドになっている。辺りが暗くなっても、吊るしてあると道具が見つけやすく、ディスプレイのように並べれば見た目も楽しい!
"クセ強め"グッズを自慢する
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(中)草食動物の糞が主原料。野草のようなナチュラルな香り。うんちの着火剤(M)¥1,210・(S)¥900/フロントビジョン https://frontvision-consulting.com/
(左)下部のファイヤーボウル(灰皿)に小枝などを入れて燃やし、お湯を沸かす。地面と接触しないため、燃え跡を残さない。ファイヤーケトル fk1(500㎖)¥11,000/スター商事(ペトロマックス) 03-3805-2651
仲間とのキャンプは、お気に入りグッズの情報交換をする絶好の機会でもある。こだわりが詰まったアイテムをプチ自慢し合えば、キャンプ熱がますますヒートアップするはず! ユニークなグッズを見せ合い、喜びを共有しよう。
コーヒーは挽きたて淹れたてを飲む
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(右)ハンドルが取りはずせる、携帯タイプ。セラミック刃で耐久性も高い。ミニマルなデザインと機能性を備える。コーヒーミル・Ⅱミニ〈H14.9×φ5〉¥6,930/ジャパンポーレックス(ポーレックス) 072-724-0250
澄んだ空気と目覚めの朝日。最高のロケーションで飲むコーヒーは、それだけでいつもの数倍増しでおいしく感じる。日常の忙しさから離れた貴重な時間だから、淹れるまでの工程もいつもより丁寧に。自分で淹れた本格的な一杯が、気持ちを満たしてくれる。
外ごはんを気楽に楽しむ
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(右上)コンパクトに収納できるカセットこんろ。ステンレスのヒートシールドがテーブルへのダメージを抑える。火をおこす必要がなく、初心者にうってつけ。フォールディングキャンプストーブ〈H12×W31.7×D28.8〉¥16,500/岩谷産業 お客様相談室(フォアウィンズ)https://www.forewinds.iwatani.co.jp/
(左)ポップコーン豆とオイルを入れて加熱すると、でき上がり。シェイクポップ〈H9×W18.5×D28・ハンドルを伸ばした状態66〉¥5,170/ファイヤーサイド https://www.firesidestove.com
のんびりするためにキャンプに来ているはずが、料理や設営などの作業が多くて逆に普段より忙しい、ということも少なくない。上級者の間では今、スキレットやダッチオーブンなど鍋ひとつで料理を楽しみ、片づけも簡単に済ませるのが定番に。料理がおいしく、効率よくできるアイテムがあればその後、散策したり、星を眺めたり、焚き火をしたりなど、自然をもっと満喫することができる。目的とスタイルに合った調理器具があれば、キャンプ飯はもっと楽しくなる!
効率よく燃やし、焚き火マナーを守る
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夜も更けた頃、フィールドのあちこちでゆらゆらと揺れる炎。最近は焚き火を目的にしたキャンプスタイルもあるほど静かなブームとなっている。調理はそこそこに、ひたすら薪をくべて刻々と変わる火の表情を楽しむ。そんな何もしない贅沢な時間でも不便は避けたい。火の扱いやゴミに関するルールはキャンプ場ごとに違うので、マナーを守るのも基本だ。お役立ちギアに頼って、なるべく簡単&スマートに身も心も温めて。
自然の中で思いきり遊ぶ
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せっかく広々とした場所に来たなら、のんびり&まったりしているだけというのももったいない。ユニークな遊び道具で体を動かせば、巣ごもり生活による運動不足やストレスも解消できる。ときには童心に帰り、日常を忘れてアクティビティを本気でエンジョイしてみよう!
キャンプスタイルに合わせて灯す
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安心と安全のために必携の「灯り」は、キャンプの際は夜の主役。闇夜を照らして安全を確保してくれると同時に、インテリアとしての側面も。クラシックな佇まいが魅力のランタン、便利なLEDなど用途や好みに合わせてセレクト。シーン別に複数あっても楽しい。
生活の拠点は、設営の簡単さで選ぶ
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キャンプ場での生活拠点となるテント。初チャレンジする人にとっては、設営作業と撤収が簡単にできるタイプが正解! ただし、どんなにシンプルなものでもテントサイトの地面の形状や立地で想像以上に戸惑うことも。あっという間に日没直前、ということにならないよう、組み立ての予行演習も忘れずに。
最強クーラーボックスでよく冷やす
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野外で冷蔵庫の役割を果たす、クーラーボックスやバッグ。食材の保管はもちろんのこと、キンキンに冷えたビールを飲みたいなら、断熱材を挟み込んだ保冷力が高いギアが最適だ。移動時の持ち運びやすさも、重要なポイント。
ただ座れるだけのチェアじゃ満足しない
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のんびりと景色を眺めたり、食事をしたり、うたた寝をしたり。キャンプでは座って過ごす時間が多い。チェアの座り心地のよし悪しが、キャンプを快適に過ごせるかどうかのカギになるため、ここはケチらずよいものを。収納は小さくコンパクトにできたほうが便利。
テント泊だって快眠は譲れない
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よく遊び、よく食べた後はぐっすり眠りたい。翌朝テキパキと撤収し、元気に帰ることを考えたら、ちゃんと寝るのも大切な技術。気分で変えたり、テントサイトの状況に合わせて対応できるように、コットやハンモックもおすすめ。秋キャンプの朝晩は冷えるので、防寒対策もマスト。
SOURCE:SPUR 2021年10月号「この秋は、モダン・キャンパーになる」
photography: Takehiro Uochi 〈TENT〉, Kiyono Hattori styling: Michie Suzuki text: Momoko Yokomizo