年の瀬に、ポチっと"愛"を贈るべし
SPO(すぐポチるオンナ)が久しぶりに帰ってきた! コロナ禍で通販はますます充実&快適に、スマホがあれば自宅と世界のマーケットが秒でつながる! 今回はまごころとセンスを、いつもお世話になっている大切なあの人へ。クリスマスや新年にポチっと贈りたい”いい”ギフトを、各界の目利きたちがセレクト
スタイリストN
堅実SPO。ひと目で惹かれても、もっといいものがあったら嫌なのでいったん寝かすが信条。
ライターY
コーヒー豆から大型家具まで即ポチ。SPOが世の中をよくすると強く信じて疑わない。
編集S
リアルショッピング派のZ世代ルーキー。躊躇なくポチれることに憧れを抱いている。
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遊び心とひと工夫でくつろげる家をコーディネート。モダンなグッズから最新家電まで
01 Ambientecのポータブル照明 / 石井佳苗さん(インテリアスタイリスト)
火の揺らぎを最新の技術力で再解釈したコードレスLED照明。本物のろうそくのようなやさしい光が感動的。防水性能を備え屋外でも。「ガラスシェードの中に灯る繊細な明かりがロマンティック。デザインも秀逸」。
hymn/gold〈H16.9×Φ6.9〉¥29,700/Ambientec https://ambientec.co.jp
02 LAFCOのディフューザー / shucoさん(ヘアアーティスト)
ニューヨーク発、インテリアとしても映えるルームフレグランス。香りに合わせて器の色もチェンジ。「手吹きのガラスボトルは使い終わった後、花瓶として再利用できるのもいいんです」。
ディフューザー(443㎖)¥18,700/ステキ・インターナショナル(LAFCO)http://steki.in/lafco.html
03 popInのプロジェクター / ライターY
シーリングライトにプロジェクターとスピーカーを搭載。スペースを取らず、部屋がすっきり。「ネトフリにハマった両親へ。音が降ってくるようで没入感がすごい」。
04 Sharkのハンディクリーナー / 編集G
小さなボディでパワフルな吸引力が自慢。パソコンのキーパッドからフローリングまで対応する。「コードレスで小回りがきき、使いやすい。忙しい知人にぴったり」。
05 KENT×BODHIの洋服ブラシ / 飯田珠緒さん(スタイリスト)
カシミヤニットブランド、ボーディの別注モデル。日々のメンテナンスで服がぐんと美しく、長持ち。「おしゃれ好きの男性に贈りたい。自分でも使っていて便利で、シンプルなデザインがよい」。
06 Airdogの空気清浄機 / 井出恭子さん(YAECAデザイナー)
医療機関や公共施設にも導入されている高性能空気清浄機。「今までも空気清浄機を使ってきましたが、これは初めて効果を実感できた。一気に空気が爽やかになります」。
07 pidätのバードフィーダー / よしいちひろさん(イラストレーター)
ベランダや庭にかけて、やってくる鳥を眺めれば癒やしに。100%リサイクルのプラスチックを使用。「結婚した友人の新生活を祝って。風景に溶け込み、おしゃれなアクセントになる」。
08 トンカチの花瓶 / 坂本美雨さん(ミュージシャン)
手描きの線や極薄のフォルムなど、マリアンヌ・ハルバーグのオリジナルのよさをそのままに仕上げた瀬戸焼とのコラボ。クラシックな香水瓶がモチーフとなっている。「花一輪で飾っても絵になる、可愛らしい佇まい」。
09 Gisのパロサント / 丸山佑香さん(スタイリスト)
インカ帝国時代より伝わる中南米の野生樹から取れる香木。古代では祈祷や邪気払いにも使われていた。バニラのような香りで、着火するとより濃厚な芳香に。「自宅で愛用中。どこに置いても、いくつあってもいい」。
10 TIPTOEのヤドリギのオーナメント / 田中美和子さん(スタイリスト)
手縫いで仕上げた布製オーナメントから大きなヤドリギを大切な人に。「おおらかさとキュートさが作品にあふれている。手もとに届くと心が躍り、同じ気持ちを友人にも届けたい」。
11 STUDIO THE BLUE BOYのラグ / AYANAさん(ビューティライター)
京都で織り上げられた、モダンなドアマット。「正田啓介さんがデザインしたラグは、友人の独立祝いに。空間にアクセントを添え、タペストリーとしても活用できる」。
新しいライフスタイルを豊かにするホームアイデア
ライターY(以下Y) 久々に戻ってきました、SPO(すぐポチるオンナ)! 今回は「ギフト」がテーマです。定番から新鋭まで、いいものがたくさん挙がってますね〜。
編集S(以下S) ステイホームを経て、皆のQOLがパワーアップしているのを感じます。ラインナップにも新しい暮らし方が表れていますよね。
スタイリストN(以下N) コロナ禍で世界各国で模様替えや整理が行われていたんじゃないかな。11のラグは部屋のムードチェンジにぴったり。
S 片づけによって厳選された服は大切なものばかり。05は必須かと。
N 花を飾る生活を始めた人も本当に多い。花も意外と高かったりするから、一輪挿しで完成する08はいいね。
Y 04のように家電系は実用性もデザインも重視する傾向。アンティーク風の01の照明も、機能的にめちゃ最新。
S 06の空気清浄機はお手入れが簡単なところも人気なんですね。
N 毎日のことだから、そういうの大事。03も一体型の楽さが魅力だよね。
Y 一方で暮らしに癒やしも求めるように……。07なんてやさしさの塊だよ!
S 10のオーナメントがクリスマスプレゼントに届いたら泣いちゃいます。
N 香り系もこれまで以上にニーズがあるよね。02のディフューザーは見た目も洗練されているし、09は感度の高い人たちの間で話題なやつだ。
Y 丸山さんレコメンなら間違いない! ちょうどお礼のギフトを探していたからポチろ〜っと。
S え! 今買うんですか⁉
N これこそSPOの秘技。撮影しながらの即買いよ。
Kitchen
家ごはんの機会が圧倒的に増えた今。使いやすくて、気のきいたキッチングッズはギフトにうってつけ
01 くり抜き杉桶本舗のぬか漬け用杉桶 / 編集G
吸水性の高い南九州の杉の木を使用。「SPUR公式インスタグラムのフォロワーさんからのアドバイスで購入。水抜き不要で驚きました!」。
02 monohanakoのプレート / 大城琴美さん(SUPER A MARKETバイヤー)
唐津と米・メイン州をベースに作陶する中里花子の器。「フリーハンドでカッティングされた縁が美しいチャクラシリーズ。特にお気に入り」。
03 PETER IVYのコーヒージャー / 鈴木里美さん(OZvintageオーナー)
昔ながらの手仕事で生み出される淡いグレーのガラスジャー。あえて残した気泡が、日用品に芸術的な表情を添える。「実用的な保存瓶でありながら、キッチンに独特の美しさを演出してくれるんです」。
04 バーミキュラのライスポット ミニ / AYANAさん(ビューティライター)
炊飯から無水調理まで、ボタンひとつでおいしく簡単。マルチユースな炊飯器。 「本当に便利なので、ひとり暮らしを始める姪にプレゼント」。
05 ビタントニオのブレンダー / 河井菜摘さん(金継ぎ・漆修復家)
コードレス&充電式のタンブラー型。準備も片づけもスピーディ。「スムージーを作ったボトルでそのまま飲め、気軽に使える」。
06 鳥部製作所のキッチンはさみ / 高橋れいみさん(R.ALAGAN デザイナー)
オールステンレスで錆びにくく、切れ味が心地よい。「ルックスに惹かれて購入したところ、機能性も抜群で料理がさらに楽しく。料理上手な母にも使ってほしい」。
07 レフツのエプロン / 大城琴美さん(SUPER A MARKETバイヤー)
野菜やフルーツのコールドプレスジュースを作るときに出る搾りかすで染色。ユニセックス仕様で、内側に折りたたむとギャルソンエプロンとしても。「環境に配慮したもの作りはもちろん、何よりどの色も美しい!」。
家事力の向上は鍛錬よりも優秀道具で手っ取り早く
N 一生ものになる調理道具を集めたい。06は長く使えそう。
S 食材を切るときにも、まな板がいらなかったり片づけも楽そう。
Y そんなYOUこそ04が必要。調理モードを使えばパンまで焼けちゃう。
S 掃除は好きなんですが、料理はまったくしません……。でもこ、これがあれば頑張れるかも。
N ハイハイ(笑)。05も家事を楽にしてくれるアイテムだね。食事のバランスが偏りがちな旅行中に頼りたい。
Y 自粛続きでお手製漬物界隈もアツいよね。01は職人技が光る一点もの。大きさもあるから混ぜやすい。インスタでいいものを教えてもらうというのも現代的だな〜。自分の場合は背景のインテリアのタグづけから執念で良品を見つける、という作業をよくやる。
N タグづけ検索はあるあるでしょ! 私はちょうど器を探していて、作家ものが欲しいけど詳しくないから迷子だった。02は可愛くて、重ねると芍薬みたい。スペースも取らず画期的。
S 素敵なエプロンがあるとやる気もアップします。07はエコな取り組みも支持したい。経年変化で味が出てきたら、料理上手に見せてくれそうです。
Y 03然り、ピーター・アイビーは新しい伝統工芸品。素敵な人のキッチンカウンターには大体あるもん。よし、ついにポチるときが来たな。
S また! ポチるって経験と知見があるからできると思うんです。自分にはまだ足りないし、勇気もない。
N 通販のセンスは回数を重ねることで研ぎ澄まされるから! ひと目見ただけで買っていいものと吟味しなきゃいけないものがいつかわかるよ。
SOURCE:SPUR 2021年1月号「S・P・O(すぐポチるオンナ)の「スモール・グッド・ギフト」名品」
photography: Takehiro Uochi 〈TENT〉 styling: Yui Nakamoto text: Momoko Yokomizo illustration: Surrender Hashimoto cooperation: AWABEES, UTUWA