フェアトレードやオーガニック栽培のカカオ豆を使用した、エシカルなチョコレートたち。特に今年は、フードライターの通称ぴろさわさんも驚くほど「味の進化」が著しい! 従来のオーガニック系チョコにありがちだったモソモソ感がなく、どれもくちどけなめらかで後味すっきり、洗練された味わいなのです。個人的に特にヒットだったのが、ドイツのフェアトレードカンパニーの先駆け「GEPA」のストロベリーホワイトチョコ。正直ホワイトチョコは避けがちだったのですが、これはちっとも甘ったるくなく、苺の甘酸っぱさと、まろやかなホワイトチョコとのバランスが絶妙でした。そうそう、有機のココナッツオイル&シュガーとココアパウダーだけで作った「cocowell」のココナッツ生チョコも、とろける食感とココナッツの香りが最高だったなぁ…。
そんな作り手のこだわりが詰まった美味しいチョコを、クラフト感たっぷりに撮影したSPUR3月号「エシカルチョコレート」の企画ですが、その舞台裏は、地道そのもの。一度すべてのパッケージや中身を撮影し、その写真を手作業でチョキチョキ…。それをコラージュして改めて撮影! フォトグラファー佐々木さんとスタイリスト郡山さんが黙々と作業する姿は、まさに職人のそれ。お二人の力を結集したアートワークもぜひお楽しみいただけるとうれしいです。