ココ・ゴードン・ムーアが、4月号のカバーで春を待つ

まだまだ寒さは厳しいものの、モードの気分は少しずつ心地良い春へとシフト。新たな季節への期待感が膨らむ4月号、カバーを飾るのは、モデルでありアーティストとしても活動するココ・ゴードン・ムーアです! 現在はニューヨークを拠点に、詩も発表しています。


撮影が行われたのは、アップステートにあるフォトグラファーの自宅。数日間に渡る積雪がまだ厚く残っているものの、まずは無事に集合できてほっと一息。ココは自ら車を走らせて撮影現場まで来てくれました。「自宅からは2時間強だったけれど、その道のりがすごく美しかったの。家を出たときはまだ暗くて、FDR(高速道路)を走っている時に、太陽が昇ってきたのが見えた。それがあまりに綺麗で、『ワオ!』と感動してしまった。魔法みたいな時間だったの」と語っていました。

心落ち着く空間で、穏やかに花が咲くときを待つ。そんなイメージでデザインフルなホーム・ドレスを纏って過ごすストーリーを展開しています。赤が映えるカバーのドレスは、VALENTINOのもの。グローブとの色合わせも今の気分です。そのほか、中面でもCELINEをはじめ、多様なルックを着こなしています。そのどれもの魅せ方や表現のセンスにはさすが!とスタッフ含めて感動しました。

photography: Nick Hudson

インタビューではキム・ゴードンとサーストン・ムーアを両親に持ちながら、どう自分自身のアイデンティティやファッションスタイルを確立してきたかについても語ってくれています。彼女がポエトリーというコミュニティで、自分にできることを一歩ずつ実践していく姿には改めて背筋も伸びる思いです。4月号の大テーマは「一周回って、『トレンド』はある!」ですが、無数にある奔流からどれをピックアップし、選んでいくかという思考や過程に自分らしさがじょじょに立ち現れていくのだと、このページを通して改めて感じました。モードを楽しみながら、自分をアップデートしていきましょう!

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着たい服はどこにある?
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