“ギャップのある人”に惹かれてしまう方、多いのではないでしょうか。最近、そんな多層的な魅力を持つと話題となってるのが、SixTONESの田中樹さん。王道のアイドルとは一線を画すワイルドなパフォーマンスの一方で、バラエティ番組でみせる顔は親しみやすさや愛らしさがあり、ふり幅のあるキャラクターで多くの人を惹きつけています。編集部周辺にも「初めてアイドルを好きになってしまった!」という田中さんファンが多く、7月号では初めてのソロ取材が実現しました。
「夜を駆ける」というタイトルのもと展開するテーマは、4月某日の日が沈んだ時間に取材がスタート。ファーストカットはグランジムード漂うサンローランのルックをご着用いただき、暗い夜の歩道で撮影を行いました。ご自身は「1年中ジャージとサンダルで過ごしているので、ブーツを履くのは落ち着かないですね(笑)」とお話されていましたが、22年春夏コレクションをスマートに着こなす姿はとてもスタイリッシュ。そのほかオールホワイトのリック・オウエンス、複雑なレイヤードのソロイストなど難易度の高い衣装がどれもお似合いで、スタッフが「服に愛されている!」と感嘆した姿はぜひ誌面でご覧ください。
そしてこの日の取材中も、田中さんはいくつもの顔を見せてくれました。挑発的な視線でカメラを見つめたかと思えば、次の瞬間にはスタッフの動線を気遣う紳士的な顔を覗かせ、その少し後にはわざとスピード感のある動きでカメラマンを戸惑わせて子どものようにいたずらっぽい笑顔を見せる場面も。近寄りがたいほどのクールさと色気のあるルックスを持ちながらも、柔らかな佇まいに、現場にいたみんなが魅了されていました。さらにインタビューでは、俯瞰した視線で自身を分析する冷静な言葉から、グループへの深い愛情を感じさせる熱い言葉まで語られ、写真でもテキストでも彼の多層的な魅力を知ることができるテーマとなっています。アンビバレントな魅力を持つからこそ多くのが人が夢中になる田中樹さんの世界、あなたも一度触れてみませんか?
ワードローブの中心はデニムとメンズのシャツ。『スターウォーズ』シリーズに出てくるイウォークに似た犬と暮らしています。