桐野夏生さんのワードローブには愛が溢れていました!

photography: Hiroko Matsubara ミニバッグが流行るずっと前から大事にされている、FENDIのジュエリーのようなバッグ
photography: Hiroko Matsubara ミニバッグが流行るずっと前から大事にされている、FENDIのジュエリーのようなバッグ

SPUR6月号に掲載した、桐野夏生さんの新刊『燕は戻ってこない』にまつわるインタビュー記事(ウェブでも公開中)が予想を超える反響をいただき、読者の皆さまの関心の高さを実感しました。実はその取材の合間に、2022年8月号の「素敵な大人のワードローブ」特集を直・談・判!させていただいておりました。

数年前から桐野さんのファッション愛と、モードなアイテムのコレクションがすごいらしいとスタイリストさんや文芸編集者から噂で聞いておりまして、虎視眈々と取材機会を狙っていたのです。インタビュー現場で熱弁させていただきまして(苦笑)、今回、ついに実現しましたーーー!!!(歓喜)。

ゴールデンウィーク明けすぐに、下見でお伺いした時の光景は一生忘れられない宝物のような瞬間でした。有名無名問わず、桐野さんのセンスで選び抜かれた愛おしいアイテムがずらり。何より素晴らしいのは、ブランド名でコレクションしているのではなく、桐野さんが好きで好きで惚れ込んで手にしたものだとわかるラインナップであるということ。それこそ、海外のヴィンテージマーケットで見つけた一点物にはタグもありません。でもそのプリントの美しさはうっとりするほどです。特別に撮影させていただきましたので、ぜひ誌面でご覧ください。手放せない品々に共有すること、桐野さんのファッション観は何度読んでも胸が熱くなります。

さらに、桐野さんと同じくモードを愛し、数々のデザイナーを世に輩出してきたフランスのモード学校「ストゥディオ・ベルソー」の校長であるマリー・ルキさんのワードローブも特別に見せていただきました。ぜひ手に取って読んでみてください。こんなかっこいい大人がいるなんて最高だ!とパワーをもらえるはずです!

※一部ネット書店で在庫切れとなっておりますが、再開を予定しておりますので、その際にはお早めにご予約ください。

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エディターKINUGASA

顔面識別が得意のモデルウォッチャー。デビューから好きなのはサーシャ・ピヴォヴァロヴァ。ファッションと映画を主に担当。

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