ようやく訪れたお出かけやギャザリングの機会を、とびきりのスイーツ&グルメで楽しみたい! 未知のおいしさを求めるフーディのために、食のエキスパートたちに緊急アンケート。食いしん坊アンテナに引っかかった最旬トピックをリポート。
ここではSPUR9月号から一部の内容をお届け。
News
イタリアの伝統菓子が空前のブーム
マリトッツォブームに始まり、イタリア伝統菓子がトレンド急上昇! 温故知新の味わいが楽しめる3軒をピックアップする
PANIFICIO VIVIANI(パニフィーチョ ヴィヴィアーニ)
「オルランド」の小串貴昌シェフがイタリアのパンと焼き菓子の魅力を伝えたいと、「シニフィアン・シニフィエ」出身のパン職人・布施優希さんとタッグ! フードライターの佐々木ケイさんも次のヒットスイーツとして注目するボンボローニは、揚げたふわふわの生地に砂糖をまぶし、クリームをイン。レモンが香るカスタードで現地の味を再現。ボ
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東京都杉並区永福4の5の18
電話:03-6379-1366
営業時間:9時〜18時
定休日:月曜
L'atelier MOTOZO(ラトリエ モトゾー)
シチリア州生まれの揚げ菓子カンノーリは国民的ドルチェ。頰張ったときの、パリッと揚げた筒状の生地と柔らかなクリームの対比がたまらない。イタリア菓子歴史研究家の肩書を持つ藤田統三シェフは伝統にオマージュを込めながらも、オリジナリティをプラス。リコッタチーズだけで作ったオレンジとチョコのクリームを両サイドから詰め、2種の異なる味が楽しめる。
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東京都目黒区東山3の1の4
電話:03-6451-2389
営業時間:13時〜17時
定休日:月・火曜
Litus(リートゥス)
ライターの広沢幸乃さんがリコメンドする、シチリアやロンバルディアでペストリーシェフとして活躍した塩月紗織さんのイタリア菓子店。大人気のカンノーリのほか、レアな逸品や定番ドルチェも並ぶ。気取らないおやつの雰囲気を出しつつ、ひと味違うあと引くおいしさだ。
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東京都中央区新富2の9の6
電話:03-6275-2797
営業時間:11時〜18時
定休日:火・水曜
News
クレープは2極化?
レトロなミニマルクレープか、すべての欲望をかなえる華やかタイプか?それぞれの方向で研ぎ澄まされたセンスに脱帽
ホルン
行列のできるケーキとパンの店「ホルン」には、午後のお楽しみを求めてやって来る人たちがいる。お目当ては14時から18時限定で販売されるクレープ。薄めの生地で外はこんがりパリパリ、食べ進めるともっちり食感に。トッピングはカルピスバターと砂糖のみ。心満たされるノスタルジックな味わいだ。
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東京都渋谷区上原1の2の1 101
電話:03-6804-8265
営業時間:10時〜19時
不定休
EQUALLY(イクアリー)
「パティスリィ アサコイワヤナギ」などで経験を積んだパティシエ、友納滉一さん。彼の真骨頂はケーキに近い構成で作る、スペシャルクレープ。7月限定フレーバーは旬の桃とバラがアクセントに。ジュレやマリネ、クリームとソースにも贅沢に使い、味の変化まで計算された完璧なバランスに、舌鼓を打つこと間違いなし
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東京都渋谷区渋谷2の2の4 青山アルコープ204
https://equally-creperie.com/
営業時間:11時〜16時LO
定休日:水曜、不定休あり
News
インスタがミステリアスな店
気になったらインスタグラムをチェックするものの、料理や内装などがわかりにくい。そんな謎を呼ぶ店の実態を調査!
バトー
商店街に佇む、小さなショーケースだけの洋菓子店にはオープン前から幅広い年齢層の客が列をなす。夫婦で週末だけ営業する「バトー」は、パン生地のドーナツ、クレープやチーズケーキなどバター、生クリーム、チーズの素材を軸にした誰もが知っているおやつ作りがポリシー。メニューは毎週変わり、真っ当で温かみがあるおいしさに誘われてリピーターが絶えない。
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東京都練馬区栄町36の4
https://www.instagram.com/_bateau_/
営業時間:14時〜18時
定休日:月〜木曜
山田ワイン
京都の「ekaki」で経験を積んだ山田有香さんが、2022年3月に幡ヶ谷でオープン。約10席ほどのワインバーは、ふらりと立ち寄りたいムード。フランス産を中心に、赤やオレンジなどその時々のワインが7種類ほど常時揃う。4の「鱈とミモレットチーズのポテサラ」(¥715)やウフマヨ、春巻きなど、アテも充実している。
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東京都渋谷区西原1の21の16 パラスト西原104
https://www.instagram.com/yamada.wine/
営業時間:17時〜23時、15時30分〜23時(土・日・祝)
定休日:火曜、不定休あり
Qkurt(カート)
「カンティーナ カーリカ・リ」出身の角田直也シェフとブレッドとドルチェ担当の妻の菜美子さんが営む「カート」は大人が通いたくなるカウンターイタリアン。メニューは料理の醍醐味を流れで味わってほしいという思いから、コース1種のみ提供。内容は仕入れによって変わるが、手打ちパスタのおいしさは食べ手の心を瞬時につかむ。エディターRはナチュラルワインのセレクトもさすがと太鼓判をおす。
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東京都新宿区下宮比町3の12 明成ビル1F
https://www.instagram.com/qkurt_kagurazaka/
電話:03-6877-3942
営業時間:18時〜23時
定休日:日曜、不定休あり
SOURCE:SPUR 2022年9月号「フーディのための最新ジャーナル11」
photography: Yu Inohara, Kiyono Hattori styling: Yui Nakamoto text: Momoko Yokomizo illustration: Sekken Mizusawa
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