この１年、生理の日の新たな選択肢としてさまざまな場所で目にするようになった吸水ショーツ。海外発のブランドだけではなく国内の起業家や大手メーカーが手がけるケースも増え、注目度がますます高まっている。そんな中、国内初お披露目のブランドや人気のアイテムを一堂に集めた、フェルマータのフェムテックイベント「Femtech Fes!」が乃木坂のセレクトショップNew Stand Tokyoにて開催された。
「あたらしい選択肢に触れられる場所」をテーマに、国内外の吸水ショーツブランドの実物を展示。生理の日の選択肢を広げてくれる、個性豊かな10ブランドをレポート！
Aisle（アイル）/ 付け替え可能なブースターに注目
日本初登場となるカナダ発のAisleは、ふんわりとした肌触りのオーガニックコットンや木材パルプから作られたテンセル、リサイクルポリエステルなど、サステイナブルな素材を使用した吸水ショーツを展開。元気が出そうなカラーも目を引きますが、一番の特徴は吸水部分のブースターが取り外し可能ということ！ 吸水ショーツは洗えば何度も使えるものですが、それでも吸水部分の汚れが気になる場合、取り外して交換可能というのは嬉しいポイント。
展示アイテム：ミディアムライズ レンガ ¥6,490、ハイウエストブルー ¥6,930、ショーツ専用ブースター ¥1,540（本体のみで約10mL、ブースターをつけて合計約20mL吸水）
サイズ：XXS〜L
Bé-A（ベア）/ ジュニア用、ウルトラヘビー用など種類豊富
抜群の吸水量を誇るBé-Aの吸水ショーツは、なんと約120mL！ 量が多い日やそうしたタイプの方も安心して使える吸水量が魅力。さらに、ショーツ本体と吸水部分の生地が離れるようにデザインされているので、洗うときに汚れを落としやすく、羽付きナプキンも取り付けやすいという嬉しい設計。ショーツの前面内側にはテラヘルツ波を放出する鉱石を粉砕したパウダーをプリントしており、冷えやすいお腹を温めてくれる効果も。2021年にはジュニア向けサイズのベア ペティート シグネチャー ショーツと、さらに吸水量が高まったウルトラ ヘビー&ナイト ショーツも登場。
マネキン着用：ベア シグネチャー ショーツ 02 ¥7,590（約120mL吸水）
サイズ：S〜3L
EMILY WEEK（エミリーウィーク）/ おしゃれランジェリー感覚で身につけられる
EMILY WEEKは生理週間を軸に、女性の４週間のバイオリズムに寄り添った新たなライフデザインを提案するブランド。３層になっている吸水ショーツの上下にはふんわりとした快適な肌触りが特徴のオーガニックコットン、bioRe COTTONを使用。bioRe COTTONは生産地の子どもたちへの教育や女性の自立支援にも力を入れて作られている、人にも環境にも優しい素材。同素材でブラジャーも揃うので、生理の日にアンダーウェアがバラバラになってしまう問題も解決！
マネキン着用：Organic Cotton Eco サニタリーショーツ for RESET ¥5,390（約10～13mL吸水）
サイズ：36、38、40
EMILY WEEK
https://ew.baycrews.co.jp/
EVE（イヴ）/ こだわりのサステイナブルな製法が魅力
環境と人体に配慮した製品づくりを目指している韓国発のEVEは、吸水ショーツの素材もサステイナブル。肌に触れる部分はGOTS（オーガニックテキスタイル世界基準）認証を得たオーガニックコットンを100%使用し、吸水生地に使用した素材はヨーロッパのエコ認証「Oeko-tex standard 100」を取得したものや、環境、労働、消費者の観点におけるサステイナビリティ認証「Bluesign（ブルーサイン）」を取得した生地を採用。2021年にリニューアルし、より漏れにくく動きやすく進化。お腹まですっぽり覆ってくれるので、安心感が抜群！
マネキン着用：オーガニック生理用ショーツ ¥4,480（約15mL吸水）
サイズ：XS〜XL
Girls Leap（ガールズリープ）/ 親子ユーザーも多数
「娘のために吸水ショーツという選択肢を」という母の思いから生まれた日本発のブランド、Girls Leap。140cm相当の子ども向けサイズから大人も穿けるLサイズまで揃えており、親子揃って手に取る人も多いのだとか。気軽に手に取ってもらいやすいシンプルなパッケージや、子どもの成長に合わせて買い替えやすい価格設定も魅力。肌側から吸水速乾布、消臭コットンの吸水布、制菌加工の防水布、ナイロン・ポリウレタンの４層構造になっており、動きやすいストレッチ素材が特徴。
マネキン着用：ベーシックショーツ ¥3,900（約20mL吸水）
サイズ：Girls、Junior、M、L
Girls Leap
https://www.girls-leap.com/
GU（ジーユー）/ 吸水ショーツを全国区に広めた！
「1,000円台で吸水ショーツが手に入る！」と発売するや否や即完売してしまった一枚。GUが立ち上げた女性の健康をサポートするプロジェクト、「GU BODY LAB」のアイテム。抗菌防臭機能を持つ独自の３層構造が水分を吸収してくれるのはもちろん、吸水部分と本体が分かれているので羽付きナプキンと併用してサニタリーショーツとしても活用できる。ウエスト部分のヘルシーなデザインのレースがポイント。
マネキン着用：トリプルガードショーツ ¥1,490（約15〜20mL吸水）
サイズ：XS〜3XL
GU
https://www.gu-global.com/jp/ja/feature/bodylab/women/
Hogara（ホガラ）/素材と色にこだわった繊維専門商社発！
老舗の繊維専門商社豊島で働く営業職の女性たちがプロデュースしたブランド、Hogara。繊維商社の持つ生産背景を駆使し、さまざまな素材や加工を活用。ショーツは４層になっており、吸水速乾シート、抗菌防臭の吸水シート、防水シート、肌触りのよい甘撚りのオーガニックコットンのストレッチ生地で構成されている。機能性はもちろん、ラナンキュラスやネモフィラなど、花から名付けられている鮮やかなカラーラインナップも魅力！ さらに、暴力や人身取引など、世界中の女の子が直面する問題に焦点を当てて解決する、国際NGOプラン・インターナショナル「Because I am a Girl」のガールズプロジェクトに、Hogaraの吸水ショーツ１枚の売り上げにつき10円を寄付するという取り組みも。
マネキン着用：オーガニックコットン吸水型ショーツレギュラー ¥4,950（約15〜20mL吸水）
サイズ：S〜L
Hogara
https://hogara.jp/
modibodi（モディボディ）/ シームレスで肌あたり快適
modibodiは創設者が産後の尿もれに悩んでいたことから生まれた、オーストラリア発の吸水ショーツブランド。縫い目のないシームレスな製法で作られ肌あたりが快適なうえ、生地は３mmと薄いのでボトムスにも響かないデザインが特徴。さらに、吸水部分は独自のテクノロジーで開発された抗菌繊維を使用し、匂いの原因となる菌を抑えてくれる。XXS〜XLの６サイズ展開なので、選択肢も豊富！
マネキン着用：ボーイレッグショーツ シームレス ¥3,850（約15mL吸水）
サイズ：XXS〜XL
modibodi
https://hellofermata.com/collections/modibodi
Period.（ピリオド）/ 日本初の吸水ショーツブランド
日本初の吸収ショーツブランドとして2018年に創業したPeriod.。より快適な使用感を求め数多くのアップデートを重ね、現在は防臭抗菌加工の生地を使用した４層構造。上層部分に速乾吸収の素材を採用することで肌に当たる部分の負担を抑え、生理中の不快感を減らしてくれる。メッシュ素材を使用したハイウエストのデザインはランジェリー好きも満足させるおしゃれさ！ スリムなスポーツタイプなど、デザインも豊富にラインナップ。
マネキン着用：High Waist ¥6,600（約30mL吸水）
サイズ：S〜XL
Period.
https://period-tokyo.com/
proof.（プルーフ）/ ファッション性に富んだデザイン
デザイン性のある吸水ショーツが欲しいという方にはアメリカ発のproof.がおすすめ。ローライズでサイドがレースになっているThe Lace Cheekyが人気アイテム。吸水部分の縁は特許を取得したLEAK-LOC™テクノロジーにより、吸水ショーツを選ぶ際に心配になる“縫い目からの漏れ”を防止。生理の終わりかけなどでよりデザイン性のあるものを選びたいという方は、パンティラインを気にせずに穿けるソングタイプのThe Thongもチェック！
マネキン着用：The Lace Cheeky ¥4,380（約30mL吸水）
サイズ：XS〜XL
展示会場では吸水ショーツに関するアンケートも実施。「選ぶ際に重要視する点は？」という質問の結果は、１位「吸水力」、2位「通気性」、３位「デザイン」、４位「価格」という順位に。「どんなデザインが好み？」という質問には、１位「股上が浅いデザイン」、僅差で２位「ハイウエストタイプ」、３位「レースなど装飾があるデザイン」、４位「ボクサータイプ」という結果。やはり吸水力があり、ボトムスに響かないベーシックなデザインが人気だということが浮き彫りに。
気になるブランドはありましたか？ 同じ吸水ショーツでも、穿き心地や素材、デザインやカラー、吸水量など、それぞれの個性が際立ったアイテムが続々と登場中。1000円台のショーツも発売されたり、サイズや色、デザインの幅も広がってきたりと、生理の時に選べる選択肢は数年前と比べ物にならないほど増えてきている。生理期間を少しでも快適に過ごすために、吸水ショーツという新しい選択肢にチャレンジしてみてはいかが？
New Stand Tokyo
東京都港区六本木 7 丁目 2 番 8 号 WHEREVER 1F
※営業日や時間はHPにてご確認ください。
https://hellofermata.com/pages/fermata-store-in-new-stand-tokyo
